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人生においてターニングポイントとなった10曲を誕生日に晒す

※無料で全文読める「投げ銭」スタイルのノートです。

レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。

本日(2022年9月18日)で51歳になりました。
昨年もお伝えしましたが、私が生まれた1971年9月18日は、カップヌードルが発売された日です。
そして、ジミ・ヘンドリックスの命日。


昨日で50歳が終了したということで、人生をふり返ってみて特に重要だったと思う10曲のプレイリストを作成することにしました。

少し前に、生まれてから高校卒業までの自分史年表を作ったということもあって。
(4回に分けて公開しました)

決して生涯ベスト10ということではありません。
音楽を長年聴き続けてきて、ターニングポイントとなった10曲です。


【 1 】
小泉今日子
/ ヤマトナデシコ七変化

小泉今日子
『ヤマトナデシコ七変化』
  7" (SV-7421) / Japan / 1984

小学生時代にファンになった小泉今日子のシングル盤を集めることが、現在まで続いているレコード蒐集のはじまりです。

初めに買ったのは別のレコードですが、当時最も好きだったのが、この曲。


【 2 】
渡辺美里
/ Teenage Walk

渡辺美里
『Teenage Walk』
  7" (07・5H-286) / Japan / 1986

1986年1月に発表した「My Revolution」でブレイクした渡辺美里が、同年5月にリリースした5枚目のシングル。
ジャニス・ジョプリンも、SEX PISTOLSも、RUN DMCも、彼女のラジオ番組で知りました。

初めて観たプロ・ミュージシャンのライブも渡辺美里です。


【 3 】
BIG BROTHER & THE HOLDING COMPANY
/ Summertime

BIG BROTHER & THE HOLDING COMPANY
『Combination of the Two / Summertime』
  7" (SONE 70008) / Japan / 1968

前述したように、ジャニス・ジョプリンというシンガーの存在を知ったのは、中学時代に聴いていた渡辺美里のラジオです。

TBSラジオで月曜深夜に放送されていた『渡辺美里のスーパーギャング』は、オープニング・テーマがジャニスの遺作『PEARL』収録曲の「Buried Alive in the Blues」でした。ジャニスがアルバム制作中に亡くなったために、ヴォーカルを入れることができなかったインスト曲です。

私が住んでいたど田舎のレコード屋にはジャニスのレコードが売っていなくて、図書館に1枚だけあったBIG BROTHER & THE HOLDING COMPANYの1stアルバムをカセットテープにダビングして、狂ったように聴き続けていました。
残念ながら、ラジオで聴いて衝撃を受けた「Summertime」は入っていなかったけれど。

1987年に発売された『JANIS JOPLIN'S GREATIST HITS』の国内盤CDが、初めて買ったジャニスの音源です。
帰宅後、すぐにCDを開封して「Summertime」を何度も再生しました。

※BIG BROTHER & THE HOLDING COMPANYは、ジャニス・ジョプリンが在籍していたバンドです。


【 4 】
LED ZEPPELIN
Immigrant Song(移民の歌)

LED ZEPPELIN
『Immigrant Song』
  7" (P-1007A) / Japan / 

高校に入学して、最初に言葉を交わした同級生にプロレスが好きなことを伝えると「お前、プロレス・ファンだったらハードロックとかメタルを聴いた方がいいぞ。ブロディとか、ウォリアーズの入場曲ってメタルだから」と言われてびっくり。「移民の歌」ってヘビメタの曲だったのか!
(LED ZEPPELINはハードロックだと思いますけど)

プロレスの入場テーマ曲として好きだったLED ZEPPELINの「移民の歌」(ブルーザー・ブロディ)や、BLACK SABBATHの「Iron Man」(ロード・ウォリアーズ)をきっかけに、ハードロックやヘヴィメタルを聴くようになりました。

掲載したレコードは「移民の歌」の国内盤7インチ。
カンパニー・スリーブに、ブルーザー・ブロディのシールを貼ってます。


【 5 】
PANTERA
/ Cowboys from Hell

PANTERA
『COWBOYS FROM HELL』
  LP (7567-91372-1) / Europe / 1990

ハードロック/ヘヴィメタルやパンクを聴くようになり、スラッシュメタルに傾倒していった10代後半。

そして、高校卒業後に上京した1990年に、テレビで観た「Cowboys from Hell」のプロモーションビデオに衝撃を受けました。
ステージ上からフロアめがけてひっきりなしにダイブする観客と、それまでに聴いたことがなかった新しいサウンドに度肝を抜かれ「オレもステージからダイブしたい」と思ったことを今でも覚えています。

1992年にクラブチッタで観たPANTERAの初来日公演以降、ライブハウスで飛びまくる日々が始まりました。


【 6 】
SUPER JUNKY MONKEY
/ 記憶の捏造

SUPER JUNKY MONKEY
『SCREW UP』
  CD (SRCL-3028) / Japan / 1994

すでに何度か「衝撃」という表現を使っていますが、最大の衝撃はSUPER JUNKY MONKEYです。
初めてライブを観たのは1993年12月12日。あの日、シェルターで目撃した光景を忘れることはないでしょう。

最初に好きになった曲はインディーズ・レーベルから出たライブアルバム『キャベツ』に収録された「Faster」ですが、今回はコーラス隊の一員としてレコーディングに参加させてもらった「記憶の捏造」を選出。メジャーデビューアルバム『SCREW UP』の収録曲です。

今年の7月に「記憶の捏造」のMVがYouTubeにアップされました。
私もちょこちょこ映ってます。


SUPER JUNKY MONKEYは、私にとって最も重要なバンドです。
こちらにいろいろ綴っているので、ぜひご覧ください。全4話です。


【 7 】
AALIYAH
/ At Your Best (You Are Love)

アリーヤのサイン入り

AALIYAH
『AGE AIN'T NOTHING BUT A NUMBER』
  2LP (HIP 149) / Europe / 1994

ロック・ミュージシャンと共演したRUN DMCやPUBLIC ENEMYをきっかけにヒップホップやR&Bも聴くようになったころ、最もハマっていたのがアリーヤの1stアルバム『AGE AIN'T NOTHING BUT A NUMBER』(1994年)でした。

今回選んだのは、THE ISLEY BROTHERSのカバー「At Your Best (You Are Love)」。
本家アイズレーの原曲も好きになり、ソウルやレアグルーヴにも触手を伸ばすようになりました。


【 8 】
JOHN COLTRANE
/ A Love Supreme, Pt. I - Acknowledgement

JOHN COLTRANE
『A LOVE SUPREME』
  LP (A-77) / 1965

ヒップホップのサンプリングソースを目当てにソウルやレアグルーヴのレコードを集めていけば、当然ながらジャズにたどり着きます。

初心者向けのディスクガイドに載ってるブルーノートの再発盤や、安い中古盤を買いあさりましたが、それらの多くは思い描いていたようなジャズとは異なるものでした。

ジャズのレコードを買うようになってから半年くらい経ったころ、友人の家に遊びに行った際に聴かせてもらったジョン・コルトレーンの『A LOVE SUPREME』(1965年)が、まさに理想のジャズだったんですね。

51年生きてきて一番聴いた回数が多いレコードは、間違いなくこのアルバムです。


【 9 】
4 HERO
/ Loveless feat. Ursula Rucker

ディーゴのサイン入り

4 HERO
『TWO PAGES』
  4LP (568 879-1) / UK / 1998

ハウスやテクノも聴くようになり、クラブに遊びに行く機会が増えてきたのが、90年代半ば。でも、ジャングルは苦手でした。

ジャングルから派生したドラムンベースも同じような印象を持っていましたが、4 HEROがリミックスしたゴールディーの「Inner City LIfe」を気に入り、苦手意識を払拭。

少しずつドラムンベースのレコードも買うようになったころ、4 HEROが6曲入りのEP『EARTH PIONEERS』を発表(1997年)。アースラ・ラッカーのポエトリー・リーディングとストリングスをフィーチャーした「Loveless」の美しさに、すっかり魅了されてしまったのです。

翌年発表された3rdアルバム『TWO PAGES』(1998年)のオープニングにも収録された「Loveless」は、4 HERO屈指の名曲です。


【 10 】
WRENCH
/ Future Now?

WRENCH
『weak』
  CD (CTCR-14958) / Japan / 2019

コロナ以降、最初にライブハウスに足を運んだのは、2020年11月7日。
WRENCHが出演したイベントです。
「もし、またライブハウスに戻れるとしたら、最初に観るのはWRENCH」とずっと心に決めていたので。

涙をこえながら観たWRENCHのパフォーマンスは、生涯ベストライブ候補の筆頭です(何度か涙腺崩壊したけど)。
ラストは「Future Now?」でした。


*     *     *


以上、私の人生においてターニングポイントとなった10曲を選んでみました。
ぜひ試聴してみてください。


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