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[オープンカジュアル面談] 福岡発:0→1特化のエキスパート集団に迫る! 〜スタートアップスタジオ"SEREAL"代表安達誠寛さん(4/4)〜

こんにちは、フリーランスでプロダクトマネージャーをしている@go-go-pdmです。(@go-go-pdm / 自己紹介ページ

今回の内容は、前回の続き、Part4「SEREAL:プロダクトマネージャーなどの業務内容・待遇は?」となります。

Part1「みなさんは『スタートアップスタジオ』をご存知ですか?」
https://note.com/go_go_career/n/n99e0789bc69c
Part2「こんなことまでやっている?!SEREALの意外な4つの事業」

https://note.com/go_go_career/n/n9da9a2318ae5
Part3「0→1に特化した独自の新規事業プロセス・フレームワークとは?」
https://note.com/go_go_career/n/nc9becd5a3a41


今回オープンカジュアル面談のインタビューをさせていただいたのは、
スタートアップスタジオ" SEREAL"代表取締役の安達 誠寛さん
です。
https://sereal.jp/

左:安達さん

インタビュー @Fukuoka Growth Next(福岡県)in 2024/7
SEREAL代表取締役 安達 誠寛さん


質疑応答の続き

会社の人数や構成

Gota: SEREALには全部で何人ぐらいいらっしゃるんですか?

安達: フルコミットしてるのが10人ほどで、ハーフコミットの方も入れると14~5人くらいだと思います。
フルコミットの中でも社員が8人くらいで、プロダクトマネージャー、デザイナー、エンジニアがほとんどです。

Gota: そうなんですね。
それぞれの比率はどんな感じなんですか。

安達: おそらく、1対1:1:1ぐらいだと思います。

Gota: PM1、デザイナー1、エンジニア1ということですね。
ちなみに今絶賛募集中なのが…?

安達: プロダクトマネージャーとUIデザイナーをとても募集してます!!

Gota: SEREALにとってはコアとなる人材ですからね。
エンジニアも募集しているんですよね?

安達: もちろんエンジニアも募集しています。この辺りはいつかCTOの井福からお話しさせていただきたいと思っています。

プロダクトマネージャーの仕事は「価値探索」「価値実装」「価値提供」の3つ

Gota: プロダクトマネージャーの仕事について、具体的にどういうことをするのか聞いてみたいです。
「0→1におけるプロダクトマネージャーの仕事」ということになるので、いかにMVPをガンガン回せるかの、スキルとマインド持ってるかが大切なのでしょうか?

安達: そうですね。
3つありまして、価値探索と、価値の実装と、価値の提供に分けています。
価値探索って何かっていうと、価値の根源となる課題を見つけてきて、どういう価値があるかっていうのを設計、定義するということです。
例えば、バリュープロポジション作ったりするなどです。

Gota: 一般的にディスカバリーと呼ばれるものですね。

安達:  その次が、価値は定義できたので、それをどう実装するか。
つまり、価値の実装です。
MVPを設計したり実装したりするようなフェーズです。

最後に3つ目、価値の提供というのは、できた製品をどうやって届けるとか、どうやってグロースさせるかということです。

その3段階が業務としては多く、特に最初の1と2の「探索」と「実装」の比率が業務としては高いです。

Gota: 今の3つというのを全部を網羅しているプロダクトマネージャーはそういないとも思いました。
全部ができるのであればもちろん文句なしですが、シニアであっても全部は網羅できていないことが多い。
そういう方に対してこういうサポートするよ、などはあるのでしょうか?

安達: PMFまでのプロダクトマネジメントのあれこれは、すごく体系化しています。
先ほど説明したフレームワークという形だったりしますし、私の知見をお伝えすることも可能です。

実は動画とかも撮ったりしていますので、そういうのを見てもらえば、一定ナレッジとして吸収できると思っています。
動画はどういうものかと言うと、毎週プロダクトマネージャーチームが集まって、ナレッジシェアや、プロセスを学ぶことをしています。
僕が作ったプロセスもあれば、外部で公開されてるものも一緒に学んでます。
この勉強会は録画していて、それが動画として社内に残っています。

フレームワークの本質を捉えて使いこなすための取り組み

Gota: 最近だと、どういうことをみなさんで学ばれたのですか?

安達: 例えば、バリュープロポジションの作り方をやりました。
バリュープロポジションを作ったりした経験はプロダクトマネージャーならあると思いますが、でも意外とちゃんとした形でやれている人というのは少ない。
作れって言われたら、なんとなくはできるけど、これでいいんだっけ?みたいな感じじゃないでしょうか。
「バリュープロポジションとはこれが目的だからこういう形式でできないといけません、そのためにこうやりましょうとか、既存のフレームワークだとここが足りません」 みたいなことををめちゃくちゃ細かくやりました。

Gota: すごいですねそれ。僕も参加してみたいです...(笑)

安達: あと、MVP作りましょうってよくみなさん仰いますよね。
でもどういったMVPだったらいいのかというのは、本当はかなり難しいことだったりします。

Gota: 難しいですよね、答えなんてないですからね。

安達: それこそ、よくみんながやってるのは「小さければいい」、それがMVPだと言ってしまっているケース。
けれども、ではミニマムに実装する部分とはどこがいいんだ?というのはこと結構悩みますよね。
僕もこれまでたくさんそれに悩んできたので、そういった細かいティップスをとても厳密に定義します。

Gota: MVPはコア体験ができないといけないですが、小さすぎるとコア体験に繋がんないから意味がなくなってしまう。
そうならないようにするには、というのをSEREALではこれまでたくさん経験してきていて、それに対するナレッジが溜まっているということですね。

安達さん @FUKUOKA GROWTH NEXTにて

プロダクトマネージャーはプロダクト作りにフォーカス

Gota: プロダクトマネージャーの業務範囲について、事業企画もやるのでしょうか?

安達: 事業企画は基本としてはスコープ外にはしていますが、ただ、事業理解は必要です。
どういう事業戦略で進めていくのかっていうのをちゃんと理解するのが大事ですので、少しはそういった業務面はあります。
でも事業戦略などを企画設計するのはスコープ外です。
純粋にプロダクトを作ることにフォーカスしています。

Gota: 会社とビジネスモデルはあるけども、でも実行フェーズでどうプロダクトを作っていくのか、それで価値が届くのか、というところに支援として入ってるということですね。

安達: そうですね。
ただ、SEREALとしては、事業戦略を立てるサポートをサービスデザインとして提供していて、関連して、資金調達の資料作ったりとか、そういったのもやってます。
ただ、プロダクトマネージャーの仕事としては上記は範囲外となります。

担当アサインのされ方と、クライアントに入り込んで一緒に働くとは?

Gota: パートナー企業の皆さん(COOや事業部長、POなど)とは、密にやりますというお話しでしたが、もちろんSlackのチーム作って、そこに入ってみたいな感じなのでしょうか?

安達: 基本的には全部オンラインなので、SlackとZoomミーティングでやってます。

Gota: 働く時間とか、ミーティングの組み方とか、その辺はどう進むのでしょうか?

安達: SEREALとしては、フルフレックスで、フルリモートで、何時に働いてもいいのですが、クライアントの会社に合わせて仕事の進め方が決まる面もあります。
そこは、お互い話しながら決めてる感じです。

Gota: そうなると、朝から入ってほしいんだよね、とかもパートナーの意向としてあるのでしょうか?

安達: そうですね、アサインされた担当と話し合ってもらって、それで決めています。

Gota: なるほど。
SEREALにおける担当アサインは、「あなたはここの会社さん担当ね」みたいな感じで決められているのでしょうか?

安達: そうですね。
アサインする会社やプロジェクトっていうのはある程度決まってて、それに合わせてその人も動きます。

Gota: とはいえ、安達さんもフォロー入ってるみたいな話も実は収録前に伺いました。
だから、その辺は完全にお任せ!じゃなくて、安達さんにも助けていただける部分があるということですね。

安達: SEREALはみんなクリエイター気質でして。
何が言いたいかというと、それぞれ苦手な面もはっきりしています。
例えば、お金回りの交渉とか、人間関係のすこしややこしいところとか。
やっぱりパートナー企業と同じチームメンバーでやってると、クライアントのそういった課題にも割とフォローが必要になってきて、メンバーで難しい場合は他のメンバーや僕がサポートに入ります。

Gota: うまくいってほしいですからね、こちらとしてもやれることをやるということですね。

安達: パートナーのみなさんにうまくいってもらわないと、私たちにとっても良くありませんので。

Gota: 大きくなってもらわないといけないですよね。

SEREALの雰囲気:フラットとルールレス

Gota: 昨日にCTOの井福さんや、他にもデザイナーやエンジニアの方達とランチ行かせてもらいました。
なんだか皆さんお優しいというか、マイルドに感じました。

安達: そうなんです、いい人が多いんですよね。
僕が1番悪い人だと思ってもらって、僕で大丈夫だったら、他の人たちはみんないい人って思えます(笑)

Gota: そんなことはないと思いますが、かなり若い方もいらっしゃって、安達さんにご飯いっぱい食わされるって言ってました(笑)
雰囲気が良いなと感じました。

安達: ご飯を食べろというミッションですね(笑)

Gota: なんだかその辺のご関係性が非常にいいなって思えたんです。

安達: そうですね、SEREALは基本的にフラットです。
上下関係もなくて、ロールとしての役割があるだけです。

Gota: 僕はずっと東京の会社で働いてきたので、その感じがすごい新鮮でした。
福岡だからなのか、皆さんのおかげでそうなってるのか、いい意味で優しさがあるなというか。
でも、やるときはちゃんとやる。
福岡という土地柄もあるのでしょうか?

安達: 土地柄もあるのかな?それはわからないですね。
でも、前提としてみんなやりたいことやってるというのが大きい気がします。

Gota: 皆さん仕事に対して熱気がありますよね。

安達: ですね。
実は僕がプロスポーツチームのマネジメントを参考にしていたりします。
野球でもサッカーでもいいんですけど、プロスポートチームだと基本的にみんなその競技がやりたくてやっていますよね。
そういう熱量のある人たちをマネジメントするのと、本当は働きたくないとか、やりたくない仕事だけど金が欲しいからやってますという人たちをワークさせるマネジメントは、全然違うと思っています。

Gota: 確かに。
プロ集団のマネジメントと、ただ与えられた仕事をこなすだけの集団のマネジメント、それらの違いと言ってもいいのかもしれません。

安達: そうです。
なので、みんながやりたいことであって、熱意があって頑張れるのが前提として大切だと思っています。
あと、ルールを作らないようにしてます。
ふつうは、これやっちゃダメとか、色々とルールが多いと思います。
例えば、何時に出社しなければいけないとか、こういうことするときは、こういう許可もらいなさいとか。
それらをなるべく1個も作らないようにしています。
もちろん法律に則ったものはルールとしてあるのですが、僕はやる気があって能力が高い人というのは、ルールが邪魔になっていることもあると思っています。

東京ではみられない、独特なオフィス

Gota: 昨日オフィスにお伺いしたんですが、SEREALのオフィスがぜんぜん見つからなくて。
住所に行ったら美容室かカフェがあって、迷いました。

Google mapで見た、SEREALのオフィス外観。https://www.google.co.jp/maps/@33.5865844,130.3993206,3a,90y,334.82h,89.58t/data=!3m6!1e1!3m4!1svvlvK2Zfn7pqxNQADL0BBA!2e0!7i16384!8i8192?hl=ja&coh=205409&entry=ttu

安達: 美容室の奥にカフェが入っていますよね。

Gota: はい、だから昨日も行った時に見つからなかったんですよ。
外から見たらカフェだなと思って迷子になっていたら、その中から「あっ、ここなんですよ」ってメンバーの方が出てきて教えていただきました。
こういう経験というのは東京だとないので新鮮でしたし、SEREALらしさがあると感じました。

想いをもって人を巻き込んでいくスキルが今後の改善点

Gota: これまでは今の組織の良さについて語ってもらったかなと思いますが、SEREALとしての課題は何があるんですか?

安達: 僕個人が思っている課題は、やっぱり強烈なリーダーシップをとれるのが自分しかまだ今いないというのは、仕方ない部分はありつつも課題です。

Gota: 安達さんクラスは当たり前ながらいないので、そこまでとは言わないが、もう少しコアとなれるような人がいてくれたら、ということですよね。
結局は、先ほどのボトルネックは人材という話に戻ってきちゃうんですね。

安達: そうですね。
ただ、想いで言うとみんな一緒で、みんな熱量高い。
ただ、アウトプットするのが苦手な人が多いとは思っています。
要は、こういうビジョンがある、こういうことを実現したい!というのは自分はもっているけれど、それを人に伝えて動かす(人を巻き込む)、となるとまた別スキルでそこにも課題がある。

Gota: どういう人が今後入ってくるかで、会社の強さがだいぶ変わってきそうですね。

プロダクトマネージャーへの報酬は、いま勢いのあるスタートアップと同等

Gota: 給与面についてお伺いしたいと思います。
現状10数名の組織ですが、他の勢いのあるスタートアップ企業に給与水準が引けを取らない。
プロダクトマネージャーの募集要項には年収が600~1200万円と書いていて、その辺の給与設計には意図があるのでしょうか?

安達: ここは大切なので何度もお伝えしたいのですが、0→1人材に対してちゃんとリターンを返すことをテーマにしているからです。

Gota: これなら確かに飛び込みやすいのかなっていう感じはしますよね。
もちろん、シニアで高い報酬になるなら、高い成果を出すことは前提として。

安達: でもこの額が出せるようになってきたのは本当に最近のことです。

Gota: 裏を返すと、業績が良いというか、仕事・案件が増えてきて会社も忙しくなっているということですよね。

安達: そうですね。
案件はおかげさまで増えてきました。
あと、ビジネスモデルをどんどん良くしていって、ちゃんと返せるようになってきたというのもあります。
もちろん今の水準でもまだ足りないって思ってる人ももしいるかもしれないですが、それでも例えば3年後とか、そういった期待に応えられるとも思っています。
0→1ができるクリエイターの給料を上げていくっていうところに共感して、一緒にやってくれる人がいたいたらいいなと思います。
自分の力で上げてやるんだみたいな。

Gota: 0→1がめちゃくちゃ人であっても、スタートアップの初期フェーズだと給料が低いことが多い。
そうなると0→1が人材増えないですよね、世の中に。

カジュアル面談からスタートして、色んな社員と面談していく

Gota: 今後SEREALの選考を受けたいって思った時は、どう進んでいくのでしょうか?

安達: まずはカジュアル面談から申し込みをしてもらいたいと思います。
採用がすごい大事だと思っていますので、面談にも僕が出て色々お話することもあります。
その後にメンバー面談ですね。
例えばデザイナーだったら、デザイナーの人に会ってもらうとか、そういうメンバー何人かと会ってもらいます。
その後に最終面接になるんですけど、そこは僕が担当します。 
最終面接の前まではオンラインなんですけど、最終面接はリアルで会って、しっかりと対面でお話してお互いにちゃんとマッチしてるかを納得した上でご入社いただきたいと思っています。

Gota: 安達さん、けっこう東京にいらっしゃっていますよね。

安達: 東京には月1で、月の3分の1ぐらいいます。
ただ、その方が沖縄に住んでいらっしゃるなら、沖縄に行きます。
それくらいリアルにお会いしてしっかり話をするのを大切にしています。
特殊なビジネス環境ですので、お互い合うかどうか。
お互いに合う方が絶対ハッピーななので、そこを大切にしています。


最後に

Gota: 最後にメッセージをいただけますか?

安達: はい。
一緒に働きたい人で言いますと、とにかく0→1が好きな人。
そして、0→1をやりつつもちゃんとしたリターンが返せるスタートアップスタジオという新しいビジネスモデルを一緒に作っていきたいです。

それに興味のある、プロダクトマネージャーやデザイナー、エンジニアのみなさん、お待ちしています。

Gota: 今日はありがとうございました。

安達: いえいえ、こちらこそありがとうございました。

Gota: 興味のある方はぜひSEREALの門を叩いていただければと思います。
皆さんぜひよろしくお願いします。
それではまた。

右:安達さん

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