Gerontological and Geriatric Nursing Osaka Univ

お年寄りは幸せか?と毎日問い続けることが、私たちの仕事です。生活者としての視点から高齢…

Gerontological and Geriatric Nursing Osaka Univ

お年寄りは幸せか?と毎日問い続けることが、私たちの仕事です。生活者としての視点から高齢者をとらえ、多職種協働の中での看護師の役割を、研究と臨床の両面から構築します。

マガジン

  • #院生の生態

    太陽の塔の裏に位置する大阪大学老年看護学の院生室から不定期でお届け。世間からだと見えない看護大学院生のリアル。光と闇(?)。 リクエストや質問があれば、気軽にコメントください #大阪大学 #阪大 #老年看護 #inseisDAYS

  • 業績関係

    研究室の業績を増やしていきたいです。論文も増やしますが、サラミっぽくしてまで論文数を増やさないという品格をもって表出していきます。

  • セミナーご案内

    当研究室関連のセミナーのご案内です。雑多なものも専門的なものも混ざってますがそれが面白いので、ご興味ある人はどうぞ。気分を変えるのも良いですし、突き詰めて考える機会にするのも良いですね。

最近の記事

生成系AIのはなし

新年度を迎えましたが、昨年度は生成系AIを使用する機会が格段に増えました。 学生のレポートや、学会の抄録、論文などは言うまでもなく、履歴書などでも生成系AIが作った文章を目にするようになりました。 生成系AIについてきちんと勉強したことがないのですが、私自身も見よう見まねで様々なことを相談しています。 助かることも多いのですが、愚痴を聞いてもらうのはイマイチですね。 私 「仕事が忙しくて、最近寝られません」 生成系AI 「カフェインの摂取を控えてください。日光に当たりましょう

    • 読書会を通して考える「いのちの時間」

      初めまして!M1のルナです。 この度、記事を投稿する機会をいただきました。 先生方や先輩方のこれまでの投稿に恥じないような発信ができるように頑張ります!最後までぜひお付き合いいただけると嬉しいです😊 堺市立東図書館 ひがしブックdeとーくきっかけ 3月上旬に堺市立東図書館さんで行われた読書会に参加させていただきました。 きっかけは、先生からのお誘いのメール。 「読書会」というワードに心惹かれて、先生にイベント参加の意思を伝えるに至りました。 というのも、私自身はもともと本

      • サポートのレイヤーを進める:能登半島地震の後の支援(避難所編)

        楽しいはずのお正月が一瞬にして目を背けたくなる有様になってしまった能登半島地震。地政学的な特殊性もあり、なかなか支援が細部まで行き届いていない現状である。 避難所では、感染症のほか、ヒートショック、エコノミークラス症候群で救急搬送される人は非常に多いようである。このほか災害関連死は高齢者に多いという事実の中、日本全国の老年看護学を中心とした仲間が2週間(作業は実質1週間くらい)で作り上げた災害支援のためのe-learningを紹介したい。こういう時に、遠くの高齢者に思いを馳せ

        • 鄭煕聖先生の講演会に参加させていただきました

          こんにちは。M2のアキです。 12月4日に浅香山病院の堺市認知症初期集中支援チーム研修会に参加させていただきましたので、報告をしたいと思います! 山川研の月1回行われる抄読会では、昨年夏からずっと高齢者のセルフネグレクトについて多職種の方々とともに、ディスカッションを続けてきました。 文献を調べる過程で、高齢者のセルフネグレクトを専門とされている鄭先生の論文にたどり着きました。 まさにその鄭先生による講演会が今回浅香山病院で行われるということで、さやかさん、るなさん、ユキさ

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          第42回日本認知症学会学術集会

          随分お久しぶりになってしまいました、、 修士2年のAHです。 先週の金曜日から3日間、奈良で行われた第42回 日本認知症学会学術集会に参加してきました! 高EE班(認知症者の家族介護者の感情表出について研究している研究班)の発表もあり、大吉さんをはじめ、いつも大変お世話になっている実践家の方々にもご登壇いただきました。 高EE班の発表の前に、別会場で行われていた講演を聞き、急いで移動した私達でしたが、有難いことに会場が超満員のため、最初は立ち見でした〜笑  会議室に入り

          第42回日本認知症学会学術集会

          2023 IPA in Lisbon

          お久しぶりです。 博士2年生の莫文平です。 今年の夏、ポルトガルのリスボンへ行き、2023年のIPA学会に参加し、ポスター発表をしました。 その結果、最優秀ポスター賞を受賞することができました。 世界中からの研究者と交流できて、とても嬉しかったです。 今後も頑張って続けていきます。 よろしくお願い致します。 #大学院生 #発表 #大阪大学老年看護学研究室

          IAGG in Yokohama

          ぜんぜん記事を更新できていませんでした。 いろいろなことがあったので、順番に投稿していければなと思います! まずは、横浜であった国際学会IAGGでポスター発表をしてきました。 普段会えない日本や他国の先生方・学生の方々とお話でき、とても充実した時間でした。 ありがたいことに賞もいただきました。 これからも精進していきます。

          山とコミュニティ

          お久しぶりです。博士後期課程2年生の齊前です。 更新が滞ってしまいました。。。 今年は、研究活動を軸としながら卒後のキャリアを見据えたアクションをしていこうと思い、日々過ごしております。 具体的には、研究テーマに関する探究を目的に千葉大学への訪問や看護業界における課題解決の糸口を見つけるため、とある財団のリサーチプロノボ活動などをしています。 これらは追々報告するとして、今回は写真の通りpopな内容とします。 すばり、この夏、長野県は上高地にあるジャンダルムという(一般的

          AD研究会

          東京タワーの麓で、認知症の専門医が集まるAD研究会(エーザイ共催)があった。前回参加したときは、COVID-19パンデミックの前で、1000人以上の専門医が熱心に勉強していたのが印象的だった。診断の難しい症例などこちらも非常に勉強になった。 そして、今回、そんなところで図書館プロジェクトの話をするという光栄な機会をいただいた。 医療との連携は本当に重要なので、うちでもやりたいと言ってくださった専門医も何人かいたことが何よりの収穫だった。一緒に登壇した人たちの中にはデザインの専

          春の疫学勉強会2023

          こんにちは。修士二年のちーかまです。 1.疫学勉強会とは 我々の研究室では、毎年学部生に向けて疫学勉強会というものを開催しています。時期は春(4-5月)と夏(9月)の2回。 学部生に向けてといいつつ、我々も疫学のことを改めて勉強することになるので、とてもとてもいい機会となっています。 去年までは、まだ教えてもらう側に近かったですが、今年は修士二年ということで、がっつり教える側でした。今までのレジェンドの方々の資料を参考にしながらパワーポイントを作成して、論文を読み込んで

          ラブレター

          おはようございます。齊前です。かなりテンションが上がる事が起きたので、そのままの熱量で書いていきます。 研究活動の傍ら、学生のうちにできることをしようと思い、毎年テーマを決めて活動しているのですが、今年は「医療人材不足」を課題とし、男性を中心とした中高生を対象に看護師という職業選択の機会を提供することを目的に色々動いていこうと思っております。 ちなみに、「医療人材不足」を課題としたときの解決策は他にもありますが、実現可能性と持続可能性を鑑みて今回は、先述した目的としました

          抄読会(テーマ:セルフネグレクト)

          こんにちは、修士二年のAHとちーかまです。 もう新年度が始まって1か月たつと思うと震えています。もう卒業まで折り返し… さて、わたしたちの研究室は毎月一回、抄読会を行っています。 抄読会といったら一つの論文を読み込んで、その内容をディスカッションするというようなイメージですが、それとは少し違い、 訪問看護ステーションから事例をもらい、それのエビデンスを論文から探し出しプレゼンし、皆さんとディスカッションするという内容です。 詳しくは以下のnoteを。 #ここ数回の抄読会の

          抄読会(テーマ:セルフネグレクト)

          3回目の春を迎えました

          あっという間に新年度になりました。 気付けば桜の時期も過ぎてしまい、noteも2年ぶりの投稿となりました。 早いもので、老年看護学教室に来て、3回目の春を迎えました。 1回目の春は、右も左も分からず、講義と実習に翻弄され、 2回目の春は、上司と学生の温かさに励まされ、 3回目の春は、次のGWどこ行こうかな、という余裕がわずかに生まれました(笑) 少しずつ自身の研究の方向性も見えてきて、 院生の時とは違う楽しさを感じ始めています。 研究を通して、学内外で新たな出会いが沢山

          大阪府データプロジェクトのゼミwith マックス先生

          3月初旬に開かれたEAFONS(国際学会)で山川先生とお知り合いになったコロンビア大学のマックス先生が3月25日に大阪に来てくださいました! そして、大阪府データプロジェクトのゼミに参加してくださったのです! 看護分野でのデータサイエンティストという、とても珍しい先生です。 ディスカッションでは、個人的には、忘れがちになっていた研究の限界点に改めて気づいたり、家族に関するデータがないから仕方がないで終わらせるのではなく、自治体に働きかけたりすることも必要だなと感じました。

          大阪府データプロジェクトのゼミwith マックス先生

          #院生の生態 DK-5  卒業式

          あっという間に卒業しました。  可愛い、たのましい後輩と先輩もいますし、優しい先生もいます! この2年間、本当に楽しいです! PS: 今日のために、そのT-シャツを一年前に買ったん(笑) T-シャツの文字:导师心腹 その意味は….秘密(笑) とにかく、卒業しました、研究室の皆さん、ありがとうございました! #院生の生態 #inseisDAYS 老年看護学の院生室から不定期でお届けします!リクエストや質問があれば、気軽にコメントください♪ #大阪大学 #阪大 #老年看

          #院生の生態 DK-5  卒業式

          僕の知っているNP(JNP)

          こんばんは、花粉症真っ只中の齊前です。 今回は、表題の通り。NPについてです。 僕が務めていた病院は国内で最大多数のNP(正確にはJNP)が所属する病院でした。3年目の2014年頃にはNP1期生が在籍しており、その姿をこっそり見続けていました。何を隠そう6年目の4月、進路を考える際に真っ先に選択肢として挙がってきたのはNPでした。(結果的には今の進路を選択しましたが)2020年3月の退職時点で9名はいたかと思います。 NPの黎明期を端から見ていた僕が、NPについて記すことは