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お久しぶりです。博士後期課程2年生の齊前です。
更新が滞ってしまいました。。。
今年は、研究活動を軸としながら卒後のキャリアを見据えたアクションをしていこうと思い、日々過ごしております。
具体的には、研究テーマに関する探究を目的に千葉大学への訪問や看護業界における課題解決の糸口を見つけるため、とある財団のリサーチプロノボ活動などをしています。
これらは追々報告するとして、今回は写真の通りpopな内容とします。
すばり、この夏、長野県は上高地にあるジャンダルムという(一般的に購入できる地図において)日本で一番難しい登山ルートを行ってきました。毎年、死亡事故が頻発する危険区域なのですが、行きたい気持ちが抑えられずチャレンジしてきました。
僕はテントや寝袋、食料などを全て担いで自然の中で過ごすのが好きな登山スタイルなのですが、「滑落=HR 0bpm」な場所に行くので今回は山小屋で素泊まりすることとしました。
1日目:夜行バス~上高地
朝もやがある中、上高地へ到着。
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ここから重太郎新道と呼ばれる登山道を通り、振り返ると絶景。
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梯子とか鎖場とかを登り、途中であった外国人と話しつつ、前穂高を経由して奥穂高岳へ。途中、ジャンダルム付近でヘリコプターが旋回していました。後で、山小屋で聞いたところ40歳の医師の方が滑落してお亡くなりになられたみたいです。
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8時間?くらいで宿泊予定の小屋に到着!
宿泊と言っても勿論相部屋で、1人1畳のスペースで寝ます。ただ、テントの場合、瓦礫の上でテントを設営をする上、雨や風やらでまともに熟睡できないので、すごく快適でした。
無事着いたことを登山仲間に連絡すると、単独でジャンダルムは本当に辞めといて欲しい、まじでHR0bpmになるよと言われ、ひよった僕は唯一同じルートで登山をしていた2人組に声をかけ翌日一緒に行くことに!(これは登山あるあるです。)
2日目:奥穂高山荘~ジャンダルム~西穂高岳~帰宅へ
3時ごろに起床し準備。
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奥穂高岳を登り終わり、いざジャンダルムへ。
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そんなこんなで無事登頂しました。
浮石と言ってグラグラしている石が多々あり、危険極まりなかったですが終始楽しかったです!また、来年も行きたいなと思います。
これで終わると、ただの山日記なので表題について。
山をしていると思うのですが、自然の前では人間は無力だなと思います。
遭難リスクは常にあるし、クマなどの野生動物に遭遇することもしばしば。
そういう意識が登山者の中にはあるのか、すれ違えば国籍問わず挨拶をしますし、山小屋では初対面同士で酒を飲み交わすことも多いです。天気予報やクマの出没などの情報があれば周りに共有します。そうやって、繋がりの中で生きていきます。
我が国における少子高齢/人口減少社会も様々な要因が重なった上の自然現象ともいえるため、抗わず受け入れ、平素から助け合う文化が醸成できればと思います。
ただ、人は変わらない。有事にならないと動かず、都合の悪いことは忘れる生き物であることは歴史が物語っているので、制度設計を変えるか、何かで縛るか、同じような志を持つ人で小さく固まるか、そのままにしておくか。
誰一人取り残さない我が国の方針上、低速にドライブをふらざる負えないため、3つめと4つめが継続するのでしょうが、医療者としてvalue-based nursingができるよう残りの学生生活を過ごしていきたいと思います。
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