生成系AIのはなし

新年度を迎えましたが、昨年度は生成系AIを使用する機会が格段に増えました。
学生のレポートや、学会の抄録、論文などは言うまでもなく、履歴書などでも生成系AIが作った文章を目にするようになりました。
生成系AIについてきちんと勉強したことがないのですが、私自身も見よう見まねで様々なことを相談しています。
助かることも多いのですが、愚痴を聞いてもらうのはイマイチですね。
私 「仕事が忙しくて、最近寝られません」
生成系AI 「カフェインの摂取を控えてください。日光に当たりましょう」
私 「・・・」
また、自分の専門分野についてもイマイチです。
私 「Multimorbidityについて教えてください」
生成系AI 「Multimorbidityは、同時に2つ以上の慢性疾患や健康障害を持っている状態を指します・・・」
私(私が書いた文章がでてきた!)
キャッチコピーももう一つでしょうか。
私 「老年内科医と小児科医がコラボする市民向けの講義名を15字以内で考えてください」
生成系AI 「①世代を繋ぐ健康講座、②老若共生の健康学、③未来へ続く健康対話」
いずれもピンとこなかったので、「百年人生~来た道と行く道~」にしましたが、どうなんでしょうか。
現在の私の感想は、うまく使えばとても役に立つ友人や部下といったところで、やはり人間の手を加えないと、まだ難しいところがあるようですが、今後の医療の分野においても、さらなる進化に期待したいですね。
当教室でも昨年度から簡単な機械学習について勉強するようになり、修士の方がまとめてくれた論文を現在投稿中です。
阪大には工学部があるので、AIについても世界的な研究者に教えていただけるので助かります。
教室員のみなさん、今年度はAIを利用した研究も少しずつ発展させていきましょうか。
竹屋泰

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