2024年1月の記事一覧
パン職人の修造135 江川と修造シリーズ パン職人NO,1決定戦 Shapen your five senses
「観客の皆さん、テレビをご覧の皆さんこんばんは安藤良昌です。NNテレビが総力を挙げてお送りするパン職人頂上決定戦のお時間が始まりました!パン職人の皆さんには何時間も前から戦いを繰り広げて頂いておりましたが、その中から選ばれた3人のシェフと3人の助手の方々に並んで頂いています」
画面にはそれぞれの経歴と名前が流れた。
江川はそれを見ながら「これって誰が勝ち上がってくるかわからないのに20人と助手
パン職人の修造134 江川と修造シリーズ パン職人NO,1決定戦 Shapen your five senses
「勝つのは俺だ」鷲羽は江川に向かって言った。
しかし江川の奴、細い体でよくあの生地を持ち上げられたな。基礎体力と体幹が大事なんだ、細い奴でも体幹が強ければ持ち上げられる。
「そういえば北国で育ったって言ってたな。やっぱ雪国の人って足腰が強いのか?江川」
「えっそうかな?わかんない」
「ふん」
ふんだって、相変わらずだな鷲羽君。
ところで残ったのは5人の中の誰なのか?それはそこに立ってる5人共が
パン職人の修造133 江川と修造シリーズ パン職人NO,1決定戦 Shapen your five senses
パン職人の修造133 江川と修造シリーズ パン職人NO,1決定戦 Shapen your five senses
分割を済ませた者は出口から出て行った。
皆ざわざわして分割を始める者が出てきた。
そんな中、じっと生地が倍の大きさになるのを待っていた。
「よし」やっと分割だ。
もはや半数が部屋から出ていた。
江川はケースから生地を出しフラットにした、そしてなるべく一発分割を心がける。
パン職人の修造132 江川と修造シリーズ パン職人NO,1決定戦 Shapen your five senses
パン職人の修造 江川と修造シリーズ パン職人NO,1決定戦 Shapen your five senses
北風が吹いてリーベンアンドブロートの駐車場の落ち葉がクルクルと舞っている。
パンを買いに来たお客さん達はいつもならテラスでパンを食べるのだが最近は店内の暖かい喫茶コーナーが満員だ。
開店当初は不慣れだったスタッフも今では無駄の無い動きをしている。
パン粉(瀬戸川愛莉)はパンの品出しを