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アジアの共通課題と相互交流 -学びあいから共感へ-Thailand滞在記

行元@Bangkokです。

台湾・タイ・日本3か国で活動を続けているトヨタ財団国際助成プログラムの一環で、コーディネーターのHila プロジェクト参加学生2人ヤス、みずきでタイにフィールドワークに来ています。

目的は、ASIAをフィールドにクロスボーダーで、学び合い挑戦する仲間たちと出会うこと。

動じない心と、感動する力。

トータル4.5日滞在で、Pattaya→Bangkokで大学を数か所、葛藤を乗り越え自身もビジネスモデルも変容を遂げた数々の企業のCEOや財団のボードメンバー訪問をしに来ています。てんこもりのスケジュール&琴線に触れる魅力的なリーダーたちとの出会い、直前に告げられるプレゼン等刺激的でくらくらしています。

ハプニングに直面しても、「9割はプランしたことって変わるよね、予測できないよね」と言葉をかけられ、なぜか落ち着きを取り戻せるような仲間です。日本チームはHilaちゃんがあらゆるイレギュラー対応を支えてくれています。頼もしい人がいるとつい、気が緩みます。

話を戻すと、このメンバーたちと出会い一緒にここにいること自体プランしたことではなく性格もプロジェクトの進め方のスタイルはバラバラなのですが、イレギュラーに動じないマインドセットと「良いね、じゃあ、どうやってやる?」という感動する力【感(即)動】が私たちの根底に流れている共有している価値観、共感かもしれません。

訪問先での詳細は割愛しますが、このblogではプロセスのシェアとして「アジアの共通課題と相互交流ー学び合いから共感へー」という観点で感じたことを残していきたいと思います。

台湾チームクリスティーナ、フェデリン、Hila

それではどうぞ!

Zoomだけだったら、こんなに話してなかったと思う。

というメンバーと、対面だからこそ話せました。

1年以上毎週のように顔を合わせている台湾・タイチームとのリアル対面を果たし、やっと仲間を五感で感じられた感覚です。

1番は、「Hi」とZoomで挨拶を交わしていたふんわり話してたメンバーとじっくり話せたこと。

Zoomだと雑談タイムやジョークを言い合う時間があったとしても、議題ベースの限られた時間の中で、個人的に実は聞いてみたかったことまで突っ込んだ話はできない。「インドは私には〇〇と映っている、実際はどうなの」「大学のシステムって私立公立でどんな感じ?」その他、しょうもないことも含めて、誤解が起こりそうだったり、時間を気にすると話せないトピックだったりに触れることができました。その人の見方、世界観や所属するコミュニティ、しょうもない話を含めて、同じ空間で同じ体験をしながら聴きあい、学び合い、交わした言葉、非言語の共感はとても大きく、なんだか感慨深いです。

ここ数年でオンラインを通じて問題意識が近い人が圧倒的に出会い繋がりやすくなったな~と体感する日常でした。共通のトピックや課題に「共感」や「理解」のベースがあるだけでも心強いな、と感じつつ、言葉を交わすとまだまだ深いところに行けるんだ、予想を超えたことが起こりえるんだとも実感しました。(人の繋がりは、存在を感じるだけ、ゆるやかでも十分素敵、と思っています)色んな人の視点を内包できると大げさにいうと、世界の見え方が変わります。物事が立体的に見えたり、一部だけしかみえてなかったんだなと気づけるような。

実際にあって、改めて知性もケアも魅力的な仲間だと思ったので、ぜひ会ってほしいです。みんな驚くほど愛にあふれていて、謙虚で元気です。順調にいけば10月に日本に来ます。

台湾チームは家族も一緒に参加、この感じも心地よい
やっとリアルで会えた~!
すべてをアレンジしてくれたSaku Thankyouuuu

現地の学生との一コマ。最も古い私立大学へ byヤス

3か国の活動紹介と仲間集め!

「おはようございます、こんにちは、こんばんは、ヤスです。タイでも、朝活まちあるきをしてました。この写真は、Pattaya海岸から車で1時間ほどのところにあるタイの中で最も古い私立大学SPU Sripatum University at Chonburiで2時間大学生とセッションをした際の様子です。大学の雰囲気は、どこか教室が高校のような形で、制服を着ている学生が多く、日本とは少し印象が異なる形でした。SPUの英語の授業にお伺いさせてもらいましたが、どの学生もアグレッシブで、元気よくコミュニケーションすることができました。また、彼らが不平等と感じること、身近な問題が何かについてセッションをすると、車やバイクなどによる空気汚染や子どもたちの家庭環境による不平等や貧困、エネルギー供給のシステムの問題など日本の若者も問題としてとらえている課題も多く上がり、共通の課題意識があることがわかりました。」

ヤスくんはあと1つ訪問先でのエピソードを書いてくれていましたが、ここでは割愛します。

少し、話を変えさせてください。


世界における日本から目をそらさない。


私はバンコクは5年ぶりなのですが印象的だったことは2つ。物流と訪問先で出会った自身に満ち溢れた女性リーダーたちの存在。まずは、物流について。飛行機からコンテナがたくさん見えて、日本の物流を考えさせられながら降り立ちました。

「コンテナ物語」が大好きです

ー北欧ヴァイキングの血をひく、世界最大の海運会社マースクは、全長400メートルで全幅60メートルの超巨大コンテナ船、パナマックスを超える特大コンテナ船を、全世界で15隻を運用していますが、あまりにも巨大すぎて、これを収容できる港湾が、今や日本にはないため、お隣の韓国釜山や中国上海には立ち寄りますが、日本はパス。

オランダ•アムステルダム、韓国釜山をはじめ、世界には、もっと巨大で無人に安全で、24時間稼働可能な港湾施設、コンテナターミナルが、既にスタートしているのに、日本ではこの分野でかなりの後進国となっていて、マースクや世界船会社から呆れられて、見捨てられた現状から、船に関する世界的な物流ルートから、日本は外れてしまいました。こんなところでも、日本の地位は下がっています。

(中略)しかしながら若い世代の無謀とも思える発想で、日本の物流業界、旅客や観光業界も変わることで、日本パッシングも相当変わるのではないでしょうか。

物流の業界にいらっしゃる方に伺ったお話です

▽日本の港湾政策(国交省より6月に最新レポートがupされるようです)https://www.mlit.go.jp/report/press/port02_hh_000165.html

▽タイの港湾政策、拓殖大学の先生の講演資料参照

物流も、人材育成も、ビジネスも、タイすごいな、世界のHUB、インスピレーションの源泉になっているなあ。と、訪問先での感動を反芻しながら思いを巡らせていました。日本も若者が外に外に出て世界における日本をみて、なにも知らないからこその強み、突拍子もない発想で流れを生み出す未来を創れると信じていて、教育からのアプローチ、テーマにするなどでなにかできないのかなとふと考えています。

こうした記事をみても、悔しくてなりません。ただ、希望はまだもっています。


"女性リーダー"の存在感

"女性リーダー"という言葉をあえて使うこと、そこに反応すること自体が、今の日本の状況はもとより私の心境を表していますが、今回、ガソリンスタンドの事業国内No.1シェア企業、サステナブルな経営・事業に変容を遂げたホテル、国立銀行等に訪問し出迎え対応してくれたのが奇しくも女性のボードメンバーばかり。3名とも、困難に立ち向かう勇敢さ、ユーモアを持ち合わせ何より自信に満ち溢れ、どんな質問にもまっすぐ恐れず一人の人間として答えてくださる姿が本当にかっこよかったです。私は、ただただ感銘を受けました。

明日は、私自身のバックグラウンド、そしてリーダーシップについてお話するプレゼンの機会が。

「リーダーの役割とは?」
「これから求められる、リーダーとは?」
「わたしがこれから発揮したいリーダーシップとは?」…


を改めて考えさせざるを得ない滞在で、まだスライドが完成していないのですがよかったらLIVEストリーミングがあるようなのでみてください。



ヤスくんみずきくんへ。

まず学生2人のリサーチがなければ、私は事前情報のインプットができていなかったです。どれだけ予定が変わっても、訪問前にできることとして予め情報を調べつくしてくれた2人がいたからこそ短い時間でも、なんとか理解を深めることができました。共感や学び合いに1人の時間にリサーチすること、それを共有知化することを怠らない。は私も見習うので、ぜひ続けてください!^^2人にインスパイアされてるな~と感じてます、ありがとう。

そして、日本に帰っての今回の肝心な内容パートの報告会アクションもろもろのバトンを渡したいと思います。受け取ってくれるでしょうか!

6月には台湾、10月は日本🗾いよいよ動き出します。
乱文にもかかわらず、最後まで読んでくださりありがとうございます。
がんばるので応援してください。


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