なぜ、オブラクのプレーは立ち上がりが早いのか?
こんにちは!
GKコーチと選手を繋ぐ、まっさんです。
3月中は様々な自粛が続く中、自分自身も発信のスタイルを見直しつつ、自分ができることで、皆さんの力になれることを常に努力し続けていました。
僕は2017年11月からこの活動をスタートし、今月で2年半が経過しようとしているわけですが、
当時と現在では、大きく時代が移り変わっていますね。笑
僕が2017年当時と今行なっている活動には一貫して「オンラインでする」ということを行なっています。
その理由としては、僕が解決したい問題とは
「身近にGKコーチがいなくて悩んでいる選手」を支えたい。
今、日本全体的にみてもまだまだチームにGKコーチがいるケースは少なく、
僕も中学時代、GKをスタートしたばかりの頃には、支えてくれる専門的な指導者はいませんでした。
自分自身も葛藤や悔しさ、辛さを実感しているのと同時に、この経験を活かせないか?と思い、この活動をスタートしています。
活動自粛が続く中。オンラインで培ってきた経験を生かして、これからも続けて頑張っていきます。
乗り越えていこう。😊
さて、本題へ移るわけですが、先日(だいぶ前)にこのようなツイートをしました。
このプレーシーンは3月12日に行われた「アトレティコ vs リバプール」戦でのワンシーンです。
両者共に激しい攻防が繰り広げられているわけですが、この動画では、オブラクのセーブを切り取られています。
ツイートにもある通り「意図的に弾く」とはどういうことなのか?を含めて、「なぜ、オブラクのプレーは立ち上がりが早いのか?」について記述していきます。
こちらの動画の「0:45~」のシーンです。
オブラクからシューターまでの距離は、ゴールエリア内、つまり5.5mになるわけですが、この距離ではどちらかというと、反射的な能力も挙げられてきますが、GKのアクションを分解してお話しすると、
次のシーン
まず、シューターの足元にボールが収まると、認知した時点で、ボールに対してアタックできる構え方を準備、
その後、
ボールが足元から離れるか離れないか、の時点で、既に両手が前に出ていて、
パッと、ボールに対して最短距離で手が伸びています。
その結果、ボールに加わる力はベクトル(力の向き)的にも、右斜めとなり、
矢印の方向へ飛んでいく(意図的に弾く)
という流れです。
更には、このシーンで注目したいのが、弾いた後、しっかり片手が地面に触れていて、次のアクションに向けて立ち上がる準備ができていることです。
ここまで分解して分かったことをまとめると
・ボールを認知し続ける
・いつでも止めれる構え方をする
・足元から離れた時点で両手は前
・手は前に出す
・倒れた後の起き上がりまで
このシーンは「反射神経すげぇ〜」ってなるかもしれませんし、僕も「反射神経すげぇ〜オブラク神やんっ」って思ってた側なのですが、
こうして分解していくと大切なことが見えてきます。
それは「反射神経」でなく、相手がシュートを打つまでに、どれだけ最高の準備できるか?ということ。
準備とはすなわち
・ポジショニング
・構え方
この2点です(コーチングも含むけど、、)
取り上げたこのシーンでは、相手との距離が5.5m以内の場所です。本来であれば、一体一が発生する場面ではあるものの、クロスからの足チョンで打たれたシュートに対して、認知判断ストップは時間が足りないのが現実。
しかし「この場面になるなぁ」と想定しながら、常にどんなボールでも対応できるポジショニングを取れていなければ、きっと反射神経等の対応もできなかったと思います。
加えて、構え方に関しては、プレジャンプ後、既に両手が前に出ていて、いつでもボールに反射的に手が出る準備が整っています。
だからこそ、この場面でドーンとボールにアタックできた、ということですね^ ^
立ち上がりが早いのも、結果として最善の準備ができていたから。かもしれません🚶♂️
GKのアクションは全てリンクしているので、是非、土台部分から整えていきましょう。
今回のお話はここまでです!
でも、今サッカーできないし、、
と、思うキミもいるかもしれませんね。
わかる。
わかるぞ。
もやもやするよね。
外に出て思っ切りセービングをしたくて、うずうずしたり、ロングキックどーんと蹴りたい気持ちも十分に理解しています😊
けど「仕方がない」ではなく、
この時期に何をしてどうしていくのか?
を考えることが重要だと思います。
ただ、何をしたらいいか分からず、スマホを眺める日が続く中、
そのスマホを眺める時間でGKスキルが上手くなれば、最高ではないですか?
トレーニングができずに、モヤモヤしてしまう。
こんな今だからこそ
できることがあります。
再開に向けて、キミは、
最高の準備ができるようになります。
この準備ができればサッカーが再開した瞬間に、ライバルにも差を付けられるスタートダッシュを切ることができ、
「この期間、何してたの、、」
と、驚かれるための準備をすることができる。
スマホが一流の
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