&ジェンダード・イノベーション

男女の「性差の視点」を考慮してイノベーションを創出し、社会実装へつなげる「ジェンダード…

&ジェンダード・イノベーション

男女の「性差の視点」を考慮してイノベーションを創出し、社会実装へつなげる「ジェンダード・イノベーション」を広めたい。 長年ジェンダー課題に取り組んできたお茶の水女子大学と、人々の暮らしや働き方に寄り添ってきた三井不動産がタッグを組み、発信していきます。

マガジン

  • 未来へつなげる

    ジェンダードイノベーションを知り、学び、実践した先に、自身と社会にどんな変化が起きて、どんな未来が待っているか。アイデアの種となるヒントを探る。

  • 当たり前を見つめ直す

    ビジネス、テクノロジー、教育、医療、公共。ジェンダード・イノベーションの視点を活かす取り組みを紹介しながら、これからの社会のあり方について「性差の視点」から考える。

  • ともに学ぶ

    性差の視点を起点とした行動、活動、起業の実例を知る。また、ジェンダードイノベーションの研究および社会実装について学び、マインド向上につなげる。

最近の記事

「こうすべき」バイアスの気づきを力に変えて。豊田市で女性の起業が進む理由

「女性は出産後、子育てに専念するべき」、「女性が働くのなら『資格職』がいい」。 女性が結婚、出産後も積極的に働くことに対して否定的な印象をもつ人は、今もある一定数いるかもしれません。それは、東京など首都圏を除く地方では顕著にある傾向ではないでしょうか。 こうしたバイアスがある中でも、地方で起業に挑戦する女性は年々増えてきていると言われています。 今回お話を聞いた、豊田市で女性の起業やキャリア形成を支援する株式会社eight代表取締役の鬼木利恵さんは、女性の起業に対

    • 【施設レポート#3】起業推進都市・横浜ならではの女性起業支援とは?男女共同参画センター横浜 フォーラム「女性起業Upルーム」

      こんにちは!「&ジェンダード・イノベーション」メンバー、お茶の水女子大学 学部4年の馬倉(うまくら)です。「&ジェンダード・イノベーション」では、読者の皆さまに起業をより身近に感じていただくきっかけをつくるべく、起業支援施設の調査レポートや、起業を支援されている方々の生の声を連載としてお届けしています。 今回取材した「女性起業Upルーム」は、横浜市の戸塚駅から徒歩5分の「男女共同参画センター横浜 フォーラム」内にある、横浜市男女共同参画推進協会が運営する女性向け起業支援施設

      • 「自分が知らないことは妻と子どもが知っている」連続起業家にヒントを与えた家族の視点

        健康維持に欠かせない体重管理は習慣化が必要であるものの、できない理由は人によって異なります。 体重管理を習慣化する「スマートバスマット」を展開するissin株式会社が行った調査によると、男性と女性によって、体重計に習慣的に乗ることができない理由は異なります。 性別、人によって異なる課題を、スマートバスマットというひとつのアイテムで解決する。 その背景にある「性差の視点」を紐解くべく、照明一体型プロジェクター「popIn Aladdin(ポップイン アラジン)」やニ

        • 日常の当たり前を疑うところから始める。「ジェンダード・イノベーション」の提唱者が伝えたいこと

          こんにちは。今回は、このnoteのタイトルでもある「ジェンダード・イノベーション」概念の提唱者である、スタンフォード大学、ロンダ・シービンガー教授のインタビューをお届けします。 シービンガー教授は去る2023年11月、お茶の水女子大学での講演会やワークショップ、セミナー実施のために来日しました。 科学、ビジネス、街づくり、教育……あらゆる分野でジェンダード・イノベーションが形になるシーンを目撃してきた教授に、「性差の視点」をどう活かすべきか、日本に期待することは何か、

        「こうすべき」バイアスの気づきを力に変えて。豊田市で女性の起業が進む理由

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        記事

          起業は「自分らしく働く」選択肢のひとつ。4人の実体験から知る、女性の起業の可能性

          こんにちは。前回の記事「【イベントレポート】「性差の視点」が新たな製品・サービス開発につながる。女性起業家たちへメッセージ」に続き、10月26日(木)27日(金)の2日間にわたって開催された『起業みつかるマーケット for mama ―好きな仕事と暮らしの体験会―』のレポートをお届けします。 本記事では、実際に子育てやライフステージの変化を経て起業された女性たちの「起業の最初の1歩」に関するトークセッションの内容を紹介します。 服づくりを介し、新しいライフスタイルを提案

          起業は「自分らしく働く」選択肢のひとつ。4人の実体験から知る、女性の起業の可能性

          「性差の視点」が新たな製品・サービス開発につながる。女性起業家たちへメッセージ

          こんにちは。今回は、10月26日(木)27日(金)の2日間にわたって開催された、三井不動産とお茶の水女子大学 「&ジェンダード・イノベーション」による初のイベント『起業みつかるマーケット for mama ―好きな仕事と暮らしの体験会―』のレポートをお届けします。 近年、経済産業省が女性起業家の比率を「5年後に2割」とする目標を打ち立てました。同時に全国の自治体も支援施策が次々登場するなど、女性の起業は注目されています。 そんななか、「起業に興味があるけれど、どうしていい

          「性差の視点」が新たな製品・サービス開発につながる。女性起業家たちへメッセージ

          「半径5メートル」の身近な視点から起業した女性たち。ららぽーと豊洲・イベントレポート

          10月26・27日、三井ショッピングパーク アーバンドック ららぽーと豊洲にて、三井不動産とお茶の水女子大学が主催する 「&ジェンダード・イノベーション」初の起業イベントを開催しました。 「起業みつかるマーケット」と題した本イベント。食や服飾、アクセサリー、子どもの「おひるねアート」など、自身の生活における「半径5メートル」の視点を活かして起業した女性たちが集まり、各起業家による講演会やワークショップ、出店・販売が行われました。 オープニングでは、お茶の水女子大学 ジェ

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          「ジェンダード・イノベーション」の事例から、「性差」の視点を身につけよう。お茶の水女子大学・石井クンツ昌子理事・副学長に聞く

          こんにちは。今回は、三井不動産と共同研究を実施するお茶の水女子大学の理事・副学長でジェンダード・イノベーション研究所長の石井クンツ昌子教授に話を聞きました。 「ジェンダード・イノベーション」の概念が生まれた経緯は? 「ジェンダー」と「ジェンダード」の違いとは? 「性差」の視点が欠けることで、社会にどんな弊害が生まれているのでしょうか? 医療・薬品から、ものづくり、まちづくり、先端技術まで。具体例から「性差」の視点がこれからの社会にいかに重要であるかを実感します。 石井

          「ジェンダード・イノベーション」の事例から、「性差」の視点を身につけよう。お茶の水女子大学・石井クンツ昌子理事・副学長に聞く

          【施設レポート#2】日本初の「ものづくり系」創業支援施設。台東デザイナーズビレッジ(台東区)

          こんにちは!「&ジェンダード・イノベーション」事務局の丹羽です。 「&ジェンダード・イノベーション」では、読者の皆さまに起業をより身近に感じていただくきっかけをつくるべく、起業支援施設の調査レポートや、起業を支援されている方々の生の声を連載としてお届けしています。 今回取材した「台東デザイナーズビレッジ」(通称:デザビレ)は台東区が運営しているクリエイターの支援施設です。主にデザイン、ファッション、雑貨業界でのビジネス立ち上げを目指す方々を対象としています。 本施設

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          &GI主催「起業みつかるマーケット―好きな仕事と暮らしの体験会―」10/26(木)・27(金)ららぽーと豊洲で初開催!

          今回は、10/26(木)・27(金)にららぽーとと豊洲で開催する、三井不動産×お茶の水女子大学 「&ジェンダード・イノベーション」が主催する初の起業イベントをご紹介します。 その前にまず、私たちが今回なぜ「女性の起業」に注目したのかをお伝えしたいと思います。 「&ジェンダードイノベーション」では「性差の視点」を活かして社会やビジネスを捉え直すことをプロジェクトの起点としています。 「起業」と聞くと、男性がするもの、といったイメージが強いのではないでしょうか。 しかし近年

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          【施設レポート#1】全国から女性起業家が集う!武蔵小山創業支援センター MUSAKO HOUSE(品川区)チャレンジショップや多彩なプログラムが魅力

          こんにちは!「&ジェンダード・イノベーション」事務局の丹羽です。 これから起業支援施設の調査レポートや、起業を支援されている方々の生の声を連載としてお届けしていきます。 女性の起業には社会的な性差の問題が潜んでいると言われており、「&ジェンダード・イノベーション」ではその性差に着目し、女性の起業機会、そしてイノベーションの創出を目指しています。 この調査レポートを通じて、女性の起業を支援する施設や団体、支援者の方々の思いをお伝えし、読者の皆さまに起業をより身近に感じていただ

          【施設レポート#1】全国から女性起業家が集う!武蔵小山創業支援センター MUSAKO HOUSE(品川区)チャレンジショップや多彩なプログラムが魅力

          「性差の視点」を生かせる社会へ。三井不動産×お茶の水女子大学「&ジェンダード・イノベーション」が始まります。

          はじめまして! 本日よりジェンダーを起点とした情報メディア「&ジェンダード・イノベーション」(以下「&GI」)をnoteでスタートすることになりました。 「&GI」は三井不動産×お茶の水女子大学 &ジェンダード・イノベーションが運営していきます。 はじめましての今回は、ご挨拶の代わりにnote公式アカウントを立ち上げた経緯や、noteでお届けする内容やメッセージについてお伝えしていきます。 目指すのは、「性差の視点」を生かしたイノベーション創出 突然ですが、「ジェン

          「性差の視点」を生かせる社会へ。三井不動産×お茶の水女子大学「&ジェンダード・イノベーション」が始まります。