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「性差の視点」を生かせる社会へ。三井不動産×お茶の水女子大学「&ジェンダード・イノベーション」が始まります。

はじめまして!
本日よりジェンダーを起点とした情報メディア「&ジェンダード・イノベーション」(以下「&GI」)をnoteでスタートすることになりました。

「&GI」は三井不動産×お茶の水女子大学 &ジェンダード・イノベーションが運営していきます。
 
はじめましての今回は、ご挨拶の代わりにnote公式アカウントを立ち上げた経緯や、noteでお届けする内容やメッセージについてお伝えしていきます。

目指すのは、「性差の視点」を生かしたイノベーション創出

突然ですが、「ジェンダード・イノベーション」という言葉を聞いたことはありますか?
 
ジェンダード・イノベーションとは、男女における体格や身体の構造と機能の違い、加齢に伴う変化、社会的・文化的影響など、「性差の視点」を考慮して研究を行うことでこれまでにないイノベーションを創出し、社会実装へつなげようという概念です。
 
お茶の水女子大学は長年に渡りジェンダー課題に取り組んできましたが、2022年に新たに「ジェンダード・イノベーション研究所」を設立し、ジェンダー研究のフロンティアを切り拓く研究/技術開発を行っています。
 
ジェンダード・イノベーションは研究に留まることなく、現実社会で実践し問題点を解決することこそが求められる領域です。

この研究成果をいち早く社会に実装するため、オフィスビルをはじめ大型商業施設、住宅事業等の幅広い事業を展開し、くらしに寄り添ったソリューションとサービスを提供する三井不動産がタッグを組むこととなりました。 

これまでジェンダー平等や、ジェンダーニュートラルの観点での研究や取り組みは多くなされてきましたが、性差を生かすという視点を持って社会を見つめ直すことは、これまで蓄積された無意識のバイアス(固定観念)を打ち破り、未来の社会に適合した商品・サービスが開発され、一人ひとりの生活をより豊かにすることに繋がると考えています。

私たちは、「ジェンダード・イノベーション」という概念を世の中に浸透させ、バイアスに気付くきっかけをつくりたい。そんな想いから、この度noteを開設することにしました。

女性の起業のリアルを伝え、起業機会を増やしたい

私たちがまず注目したのが「女性の起業」です。
 
世界的に見ても女性の起業は男性より少なく、マイノリティゆえに実情が理解されづらい部分があります。昨今、個人の起業家や副業起業をサポートするサービスが増えつつありますが、多数派(つまり男性)の起業を想定して作られているため、女性の起業家のニーズに必ずしも適していない場合も多く、社会的な性差の問題が潜んでいると考えています。

そこで、このnoteの場で主に2つのことをお伝えしたいと思っています。
 
ひとつは、女性起業家の取材を通じて女性の起業のリアルについて知ってもらうこと。もうひとつは、女性の起業を支援する団体や施設を紹介することで、起業機会の創出に繋げていくこと。
 
女性の起業は本格的なスタートアップからスモールビジネスまで多様ですが、男性と比較して家事や育児といった身近な問題を解決するライフスタイルビジネスを創造するケースが多い傾向にあることが、過去の調査研究から明らかになっています。

様々な起業スタイルと、それを支援する方たちの声を届けることで、自分は起業に縁遠いと思っていた方に、「私でもできるかも!」と思ってもらえるようなきっかけ作りができればと思っています。

これから「ジェンダード・イノベーション」について、多様な情報やコンテンツを発信していきます。どうぞよろしくお願いいたします。


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