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「我らが祖国はソビエト連邦だ!」(2001) 歌詞対訳( Наша Родина - Советский Союз! )
Я родился на Советской земле,
私はソビエトの地で生まれ、
И советский я заканчивал ВУЗ,
そしてソビエトの大学を卒業し、
Я служил в Советском флоте тебе,
あなた(祖国)のためソビエト海軍に勤めた
Незабвенный мой Советский Союз.
忘れがたき我がソビエト連邦よ
Моя Роди
強迫神経症者からリビング・デッドへ―大学中途退学にかこつけた妄言
色々とあって、大学を中途退学することを殆ど決心してしまった。この文章はその事に対する、自分なりの総括、心の整理といった要素を含むものであることをご理解いただきたい。現在の私は学部4年(浪人・留年はしていない)、あと卒業論文を書けば卒業できるという状態にあり、それ以外は単位も卒業要件を満たしている。ここで「卒論が書けないから辞めるというのだな。早まることはない。留年という手もある。君の実家はそこ
もっとみるニコライ・オストロフスキー『鋼鉄はいかに鍛えられたか』読後所感
岩波文庫の金子幸彦訳でオストロフスキーの『鋼鉄はいかに鍛えられたか』を読了した。オストロフスキーの自伝的作品である本作は主人公・パーヴェルが激動のロシア革命の中で自らがいかに傷つこうとも革命への献身を忘れずに生き続ける物語である。
パーヴェルは神学校を放校になり、幼い頃から労働に従事して生活していた。革命的気運が高まる中、パーヴェルも10代半ばでボルシェビキに共感を覚え、革命運動に深く関わっ
反出生主義と絶滅主義
少し前まで、私は反出生主義に取り付かれていたことがある。当時の私にとっては、反出生主義は論理的にも倫理的にも正当性を持ったものとして映った。今でもその論理的一貫性を否定するわけではない。しかし、過去の私が反出生主義に入れ込んだのは当時の私が全く功利主義的修正(日和見)主義者に他ならなかったからである。
私は反出生主義を功利主義がたどり着く一つの終着点であると認識している。反出生主義の論客であ
「表現の自由」についての一考察
※法律上の表現の自由の話ではないことをあらかじめ断っておく。
近年、「表現の自由」についての論争がしばしば起こる。おおよそ「自由」派と「規制」派という対立軸で論争が起きていると認識されており、事実そういう場合も少なくはないだろう。しかし、このような二項対立によって「表現の自由」を理解するのはナンセンスである。「自由」派にしろ、「規制」派にしろ、多くの人が自分たちが正しいのだという信念を有して