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【発達障害児の親】こんなことで悩んでいませんか?#10~子育て以外にも夢中になれることを見つけるには?~

はじめに
 
発達障害の子どもを育てる親として、日々の子育てに全力を注ぐことは重要です。しかし、自分自身の時間や楽しみを見つけることも、ストレスを軽減し、充実感を得るためには欠かせません。今回は、子育て以外に夢中になれることを見つける方法についてお話しします。


1.趣味や習い事を始める

趣味や習い事を始めることで、自分の好きなことに没頭する時間を持つことができます。これがストレス解消につながり、共通の趣味を持った友人ができるかもしれません。

 例えば、絵を描くのが好きな方は地元のアートクラスに通ったり、オンラインでの絵画コースを受講したりすることができます。料理が好きな方は料理教室に通うのもいいと思います。新しいレシピを学びながら、他の参加者と交流を深めることができます。スポーツが好きな方は、近所のジムでヨガクラスに参加したり、地域のサッカーチームに入ったりするのも良いでしょう。

 こうした活動を通じて、自分の興味を追求し、新しい友人を見つけることができます。

2.地域や親の会でのボランティア活動

 地域や親の会でのボランティア活動に参加することもおすすめです。例えば、地元の清掃活動や図書館での読み聞かせイベントに参加することで、「ありがとう」「楽しかった」と感謝される充実感を得られます。

 また、学校の役員活動に参加することで、運動会の準備やバザーの企画に関わり、他の保護者と協力しながら関係を築くことができます。こうした活動を通じて、ママ友が増え、情報交換や助け合いができるようになります。

3.外に仕事に出る

 外に仕事に出るというのも一つの方法です。例えば、パートタイムでカフェや図書館の仕事を始めると、社会的に認められている実感が持てます。

 家を離れている分、子どもとの時間がより大切に思えるようになります。特に、子どもが小学校に入って時間ができた時期をきっかけに、仕事を始める方も多いです。午前中だけ事務の仕事をし、午後は子どもと過ごす時間を確保するといった柔軟な働き方ができる職場を見つけられるとなおよいですね。

 仕事を通じて生きがいを見出し育児ストレスの解消にもつながります。また、仕事をすることで新しいスキルを身につけたり、同僚と交流したりする機会も増えます。

4.「○○ちゃんのママ」から「△△さん」へ

仕事を通じて、自分が「○○ちゃんのママ」ではなく「△△さん」として個人として見られることは、大きな自信となります。例えば、パートで働いているスーパーで、「△△さん、ありがとう。あなたのおかげで売り上げが上がりました」と感謝されることがあります。

 子育ては家族内での評価に終始しがちですが、仕事ではこのように成果が周りから認められるという一面があります。これが自己肯定感を高め、自信につながります。

5.仕事と子育てのバランスを考える

 一方で、働いている親御さんの中には、「仕事を辞めて子どもに尽くしたら、この子はよくなるのだろうか」と考える方もいます例えば、同僚や親戚から「母親が外で働いているから子どもが不安定になるのではないか」と言われることがあり、周囲からのプレッシャーを感じることもあるでしょう。

 しかし、親自身の時間がなくなり、自分をいたわることができなくなると、逆効果になることもあります。

 特にこれまで職場で高い評価を得ていた方が、突然仕事を辞めて家庭に専念すると、そのギャップに戸惑い、精神的に落ち込んでしまうこともあります。例えば、営業職でトップセールスの成績を誇っていた方が、急に専業主婦になったことで、「こんなはずではなかった……」と感じてしまうケースもあります。

6.家族と相談し、自分の価値観を踏まえて決断する

 仕事を辞めるか続けるか、新たに仕事を始めるかは、家族にとっても大切な問題です。例えば、家族全員のスケジュールを調整し、子どもの送り迎えや家事の分担をどうするかを話し合う必要があります。

 また、経済的な状況や将来の目標も考慮する必要があります。たとえば、家計を見直し、片働きでも生活が成り立つかどうかを確認したり、パートタイムで働くことで収入を補う選択肢も検討したりすることが重要です。自分の価値観やキャリアの目標も踏まえ、家族と一緒に多角的に検討しましょう。

最後に
 
自分自身を大切にし、子育て以外にも夢中になれることを見つけることで、心の余裕が生まれ、結果的に子どもとの時間もより充実したものになるでしょう。発達障害の子どもを持つ親として、ぜひ自分自身の時間を大切にしてみてください。

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