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#74【これから学校の先生になるあなたへ】教員の給料って?

本記事を一言でまとめると、
「若手の先生よ、教員の給料などお金のことを知っておこう!」
です。


教職9年目、職場では中堅と言われますが、まだまだ若手の気持ちでいたい《たまちゃん》です😄

【これから先生になるあなたへ】では、教育実習生や若手の先生に向けて、お伝えできることをまとめていきたいと考えています。

給与と給料の違い

お金の使い方について考えるにあたり、「給与と給料」の違いについて確認しておきます。

給与とは、雇用主から労働者に与えられる全てのものを意味します。一方の給料とは、給与から各種手当などを引いたものを意味しており、言い換えると基本給となります。
これらの違いは、給与は各種手当など全てが含まれるのに対して、給料は各種手当などが含まれないことです。
創業手帳HPより

まとめると、給料が現実的にもらえるお金に近いイメージかもしれません。
教員でも各種主任手当などがつく場合もありますが、基本的にはもらえるお金に差はありません。

大学時代は塾講師のアルバイトをしていましたが、夏期講習などで稼げても月に10万円ちょっとが限界でした。

通常の月は6万円ほどだったので、初任給で20万円近くもらえた時の驚きは今でも記憶にあります。


さて、教員の給与についてですが、東京都のHPから引用してみました。

職員の給与は、①市場原理による給与決定が困難であること、②職員も労働者であり、社会一般の情勢に適応した適正な給与の確保が必要であること、③都民の税金によって賄われていることなどの理由により、民間給与との均衡が図られるよう措置されています。
 そのため、人事委員会では、毎年、職員の給与水準と民間の給与水準の間の較差を算出するための調査(「東京都職員給与等実態調査」及び「職種別民間給与実態調査」)を実施し、給与勧告を行っています。
東京都人事委員会HPより

まとめると、教員の給与については、民間企業の給与との差が大きくなり過ぎないように調査して調整をしているとのことです。


ボーナスも出るよ


教員を続けていれば、現状は(ほぼ)必ず給料が口座に振り込まれるはずです。


私が聞いたことがある事例として、体罰隠蔽(児童にぶつかって軽い怪我をさせたのを先生のせいって言うなよと軽口を叩いた先生の話)がありましたが、3ヶ月間の減給だったと思います。
でも、その後は通常どおり給料が振り込まれていたはずです。

もちろんダメなものはダメですが、公務員は給料について法律で守られている部分もあります。
(話題の給特法についてはここでは触れないこととして)



また、以前教員志望の大学生と話す機会があった際、「ボーナスは出るのか?」と質問されたことがあります。

もちろんボーナスも出ます。
そして、「もちろん」と言えてしまうところが公務員の良さでもあります。


ボーナスについても、給与と同じように民間企業との差が大きくなり過ぎないように調整されます。

しかし、業績悪化などと言うものがないので、ボーナスが全く出なくなるということはありません


実際、コロナ禍で業績悪化によりボーナス無しという会社員の方もいるかもしれませんが、私自身は0になるということはありませんでした。


お金のためではないけれど

教員がお金の話をすると、「お金のために働いて、子どものためではないのか!」などと言われそうです。

ですが、我々も1人の社会人として、働いてお金をもらって生活する以上、お金については知っているべきだと思います。


アドバイス(まとめ)

本記事を一言でまとめると、
「若手の先生よ、教員の給料などお金のことを知っておこう!」
です。

超大金持ちにはなれないとしても、(基本的には)安定して給料がもらえる公務員を子どもに推す親がいることも事実です。

それだけお金の面で公務員は有利な部分があるということです。
そこに加えて、教えることが好きと言う人は、ぜひ先生を目指してほしいなと思います。


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