コースケ

お台場にあった自動車ショールームのチーフマネージャーだった人。接客大好きだったアルバイ…

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お台場にあった自動車ショールームのチーフマネージャーだった人。接客大好きだったアルバイトが、80名を超えるチームの責任者になった奮闘記。自己啓発書にはないリーダーのリアルをゆる〜く書きます。「人を活かすこと」「メンバーの個性を見つけること」を意識しながらやってきました。

最近の記事

管理職にエゴは必要か

<仕事をする上での私のエゴ> アルバイト時代、自動車ショールームにあるアトラクションの接客をしていて 給与こそ高くないものの、私は「目の前のお客様を喜ばすこと」に やりがいを感じて充実しておりました。 当然、1つ1つのアトラクションにマニュアルはあるわけなので 「自分らしく、お客様を喜ばす」ということは難しいものの、 接客業を経験にされた方ならわかると思いますが、色々なお客様が いらっしゃいます。 そこを事前に気づき満足頂ける様、準備する。 そこにはマニュアルを超えた「

    • MT車を買った経験から学んだこと。

      マネジメントの成功談ばかり書いてもつまらないので 少し脱線して私がMT車を購入した時のお話をさせてください。 「自分の答えは自分の中にある。だから、内なる心に耳を傾けよ」 よく聞くセリフですね。 私はこの言葉をとても実感したのが、人生初めて自分のお金でMT車を購入した時です。 当時車関連の施設に勤務していたと言うこともありますが、 小さい頃から車が好きで、「いつかスポーツカーに乗りたい」と夢に思っていました。 そしていよいよ車を購入するぞ、となった時、AT車にするか

      • 部下の個性をサービスとして提供する。<部下の個性の見つけ方 その4>

        私のチームは、小さいお子様にでも車の運転を体験できるアトラクション施設を担当しており、季節代わりにお子様向けのイベント企画・提案を行なっておりました。 当然、車に関するイベントが多いのですが、当時ハロウィンイベントを何するかで 悩んでおりました。 大体、チームの皆にブレストして企画を立案した人間が中心となりイベントチームを作るのですが、今回は私の中でコンセプトというか目的があり、概要に関しては 私が決めました。 <後輩達に、今までの人生は無駄ではなかったと感じてもらえた

        • カリスマはなるものではなく、呼ばれるもの。<部下の個性の見つけ方 その3>

          「なんで私をリーダーにしたんですか?」 新しいチーム編成をすると時々、私に後輩達が意見してきます。 「仕事でしょ?上司からの指示に従えないの?」 そう思う方もいるかもしれません。 見方によっては、簡単に部下から物良いされる組織なんていいとは言えないと 思われる方もいるでしょう。それはそれで結構です。 何故なら半分私自身も思います(笑) でもメンバー全員がなんでも意見を言える様なチームを私は目指しているので 「私の最終決定には従う」というルールの中での異論であればOKな

        管理職にエゴは必要か

          部下の個性の見つけ方 その2

          部下の個性の見つけ方、早速結論を話しますね。 1.メンバーに多くのチーム(役割)を経験させること 2.小さいプロジェクトリーダーを経験させること 3.メンバーの得意を「サービス」にして社会に貢献にすること なんか難しそうと思いますかね? 非常に簡単ですので、私がやった例をご参考にいただければと思います。 まず、3つの方法で共通する部分があります。それは 「機会が人を創る」 ということです。よく聞く言葉ですね。これに私の考え方を付け加えるのであれば 「機会が人を創り

          部下の個性の見つけ方 その2

          部下の個性の見つけ方 その1

          「そもそも仕事に個性が必要なのか」 という議論があるのかもしれませんが、 これはあくまでも私のリーダーとしての考えですので 一つの意見として聞いていただければ幸いです。 私がリーダーの仕事として大事にしていること。 一番はもちろん会社の利益・・・チームの業績なんですが、 数字を出すために手段を選ばずではなく 「チームメンバーの個性と利益(会社が求めていること) をマッチングさせること。」 これをとにかく意識してやっていました。 なぜ、そう思う様になったのかは以前の記

          部下の個性の見つけ方 その1

          結果を出せない昭和世代管理職。要因はジャイアンツに所属してると勘違いしている。

          私の父は野球が得意で、地域のシニア世代がやっている草野球チームに入りました。 若い時にプロを目指していたくらいなので、たちまちエースになり、チーム内の権力も高くなる中で、父はチームを強化しようとある計画を企てたのです。 それは、若い世代の野球経験者をチーム内にどんどん加入させ、 今のシニア世代を追い出すというものでした。正にクーデター(笑) プロ野球に例えると資金力のあるチームみたいに、育成に時間かけるよりも そもそも能力の高い他チームの選手を金で買った方が効率的というこ

          結果を出せない昭和世代管理職。要因はジャイアンツに所属してると勘違いしている。

          部下や後輩の悩みの解決策がわからない上司は優秀です。(後編)

          あなたの経験則で、論破するのでは無く、引き出せ <「悩み」と「課題」を区別して考えよう。> 以前話した様に部下の悩みを解決する際は「組織として解決すべきこと」「個人の悩み」と切り分けてアプローチすべきと話しました。 例にすると、恋愛相談をあなたにしてきた友達が、あなたに解決して欲しいことは何だと思いますか。 片想いの子にアプローチ方法をアドバイス。⇨上司(組織)として解決すべきこと ただただ友達の話を聞く⇨個人の悩み どうでしょう。伝わりますかね。 上司(チーム)

          部下や後輩の悩みの解決策がわからない上司は優秀です。(後編)

          部下や後輩の悩みの解決策がわからない上司は優秀です。(前編)

          仕事や人間関係で悩んだ時に上司や先輩であるあなたが相談されることってあるかと思います。 「もっとこの業務を効率よくしたいんですけど・・」 「〜さんとの連携が上手くいかなかくて、なんか合わないというか・・・」 「〜さんからの求愛がすごくて、どうすればいいか・・・」 などなど、様々な悩みや相談が寄せられる中で、私は 優秀な上司とはそういった悩みの答えを知っていることだと定義しておりました。 皆さんはどう思いますか? ところがプレーヤー時代、私はとある事に気づきました。 同じ

          部下や後輩の悩みの解決策がわからない上司は優秀です。(前編)

          事件は会議室で起きているのか、現場で起きているのか。

          映画「踊る大捜査線 THE MOVIE」にて主人公青島刑事が、犯人逮捕直前で決断を下せない上司や管理職に向けて放った名セリフ 「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!」 警察も会社組織と同じで刑事もサラリーマンという斬新な切り口で大ヒットした本作は私も大ファンです。 私がチーフマネージャーになり、任命時に前任者である上司から言われたのは、 「チーフになったら現場側の人間と距離をおきなさい」という指示でした。 理由として、現場側はお客様とスタッフの対応を

          事件は会議室で起きているのか、現場で起きているのか。

          辞めないで、君が必要だっていえますか。(後編)

          会社の為に残って欲しいは心に響かない。 チーフマネージャー就任して最初のミッション。 それは、次々と増加した退職希望者を説得することでした。 前編では退職希望者とチーム側winwinとなる為に向き合うべきと結論づけました。 今回は具体的にどう行動すればよかったか述べますね。 前編でも述べましたが、結果的に8名の退職希望者のうち6名は退職することになりました。私にとって反省しなければならないのは、退職者6名のうち2名は 引き留めることが出来たのではないかということです。

          辞めないで、君が必要だっていえますか。(後編)

          辞めないで、君が必要だっていえますか。(前編)

          「退職しようと思ってます。ここじゃ正社員になれないので生活安定させたい」 「職場に不満はないです。だけど、なんかこのままじゃいけないと思って」 「30代に入るので、そろそろ環境を変えようかなと」 契約面談時、後輩達からの次回更新を行わないという退職希望。 契約社員であるため、例年1〜2名の退職は通常であったが、今回ばかりは違った。 現場の主力クラス3名が一斉に退職希望を申し出た。 そこから事件は始まった。 主力メンバーの退職を本人達から聞いたのか 元々面談で更新予定だっ

          辞めないで、君が必要だっていえますか。(前編)

          会社を続けたくなるマネジメント。

          上司「おめでとう。俺に代わってチーフマネージャー(現場責任者)に昇格だ。」 私「ありがとうございます。。。が、現場は今それどころじゃありません。」 上司「どうして?」 私「後輩達が次々と次回の契約更新で退職希望を出しています。   新規採用応募も追いついていない。現場が回りませんなんて   レベルじゃないですよ。」 上司「俺は<去るもの追わず>だから、辞めたい奴は辞めればいい。」 私「じゃあ、現場どう回すんですか。」 上司「それを考えるのがお前の最初の仕事だよ」

          会社を続けたくなるマネジメント。