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思い出/アイスクリームシンドローム
父方の実家は先祖代々の農家で、かなり大きな田んぼと畑を持っていた。そこに中2の夏に家族と帰省した時の話だ。
中学生の時には実家の据え置きパソコンから"世界と繋がっている"感覚を得ていた。
父の実家ではそんなパソコンも使えない上に広い田畑が世俗との繋がりを断ち、綺麗すぎる空気で窒息するような感覚だった。
まぁぶっちゃけ退屈だった。
その1週間前に部活のメンバー半分くらいの大所帯でポケモンの映
『ネイティブダンサー/サカナクション』考
思い出に立ち止まったまま
冬の花のよう
この歌詞に共鳴できた時に、この曲の面白さは何倍にもなる様に思う。
冬の雪景色、きっと多くのものが白一色に染まり、生物の放つ彩りが失われている世界の中に、この歌詞の書き手はいる。
その中で咲く花は、寂しげで、儚げで、置いてけぼりで、
(周囲の景色との対比ではあるけど)とても美しい。
その"冬の花"は思い出の例えとして出てくる。
書き手の現実は面白みが無