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マッチングアプリ その③ (オレ、中島らもの『BAND OF THE NIGHT』が一番好きなんだ!)

・前々回はこちら
マッチングアプリ その1 (祇園と英語)

・前回はこちら
マッチングアプリ その2 (さよなら画伯ちゃん...幸せになりなさい)

その続き。

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振り返り

とあるmatchingアプリ内にて、素を出しあってもいいと思える、気が合いそうな女性とmatching。

共通点があり楽しくメッセージをしていた。
嫌われてもいいから自分を見せてみたいと思える人だった。

しかし翌朝、matching欄から突如消えてしまう。


その続き...

理由はもう聞けない


頭の中で巡らせる。

(あぁ相手は楽しくなかったんだ。
寝るまでの暇つぶしで、面倒に感じて俺を外したんだな)

数秒おきにネガティブとポジティブの行ったり来たり。

(俺は相手に何かを感じたけど...
でも仕方ないよな。そっかぁ。

気のせいか。悲しいな。
久しぶりに楽しく話して、確かな面白さを感じたけど...

友達になりたかったな...)

そんな、
なんとも言えない朝を迎えていた。

深夜までのLINE。そして、
翌朝は精神科受診。

診察で話すことをまとめていたことと、マッチングの興奮で2時間しか寝れず。

重たい気持ちのまま用意をして家を出た。


そして、
(同じ主治医を持つ施設で知り合った)友人と通院へ。

そのあとは、(4年前に施設で仲良くなった女性の)友達とも合流して、えびすさんのお祭りへも行った。

圧倒的な寝不足。

精神科では、時間制限のある普段の予約枠では話せないことを、自由枠の診察で30分ほど話した。
その緊張と、話しきれた達成感。

祭りでのアルコールの過剰摂取。

酔うには適した状態だ。
ありえないくらいに泥酔した。


主治医に「お酒はダメなのよ~!」と注意受けたばかりなのに。
ごめんね、主治医さん。


重たい気持ちの反動は、アルコールと混ざりあい、壮絶なまでの躁状態へ。


友達2人とも苦笑いだった。

なんとか地元に戻り、友人と別れた。
数日分の食材を買わなきゃいけないことを思い出しスーパーへ。


1人で笑い、立ち止まり、ゆっくり、ゆっくり食材を選ぶ。

1時間かけて買った。
バカ丸出しだった。

狂気と酒の臭いからか店員さんお釣り投げてた。
ごめんね、店員さん。

そして日付が変わるころ、自転車を押して帰りだした。
寒いけど気分はよかったな。楽しかったから。

”このあとどうせ最悪な気分になる”
それならこの最高なハイを突き抜けたい。

そう考えてた。

孤独を埋めるには、精神薬のんでアルコール摂取しか道は無いよなと笑って足が完全に止まった。

もう酩酊、意識が途切れそう...


通り過ぎる女性たちの不審げな顔。
ごめんね、みなさん。

坂道の途中でもう動けなくなった。
iPhoneを取り出し、立ったまま眺めて酔い覚まし。

途中なんとなく例のマッチングアプリを開いた。


そこには、


朝に消えたはずの相手が

表示されていた...

(えぇ!なんで!どういうこと...)


再びmatchingした通知もなく、メッセージ履歴だけ消えてそこに居た。
すぐメッセージを送ると、相手はすぐに返事をくれた。


「バグでおかしくなっちゃって...」


それがどんな状態だったかとか、本当かどうかとかより、すぐにLINE交換をお願いした。

OKを貰い、LINEへ移行。

夢中になって、凄まじいテンポで、チャットをしていた。
俺自身は電話が苦手でできないけど、この人なら頑張れると思い提案してみたが、向こうは頭が痛いらしくNGとのこと。

(酔いの衝動...?躁的な衝動...?)

チャットを続けた。


同時に坂道は俺に歩を進めさせつつあった。

ゆっくり。ゆっくり。帰った。
徐々に。徐々に。口元は緩んでいた。

家に着くとソファーで動けなくなり、買い物袋もそのままで、3時間くらいチャットし続けた。

(あとでわかったが、相手は翌日の朝から仕事があるのに深夜3時過ぎまで返事をし続けてくれていた)

相手との共通点は他にもあった。

・中島らも
・おぎやはぎのメガネびいき(ラジオ全般)
・物事の面白いと思える点など


ハイスタ以外にも共通点が多かった。
2人ともネガティブなタイプだけど、他者の前(とくに知り合いたて)ではポジティブに接するようだ。(推測)

そして俺たちは猫背族。(これは推測じゃない)


(ここからはまた、推測...)

自分のことを知ってもらったり、苦しみをわかってもらえないと思いながら生きてきたんじゃないか?

理想像はあるけど、現実と折り合いをつけてセーブかけたり。
ネガティブもポジティブも、問いも答えも持ってる側だとも思った。

しかし、それだけでうまくいかない問題もお互い抱えてるんだろうな...精神的にも身体的にもね。


そう感じていた。なんとなく。(この深夜の時にね)

時間が経ち...

まだ酔ってたけど、酒が無くても酔えてたと思う。

ちょうどいい、ハイな気持ちを与えてくれる人だったから。
何もかも包み隠さず、相手に自分のことを伝えたし、なんでも聞いた。

"君が躁鬱でも、何者でも、今LINEしてることの楽しさは変わりない。
本当に出会えて嬉しいよ"

そんなことを言ってもらえたような記憶がある。
まるで中島らもの歌詞みたいな文章だった。


俺のモットー
"なにか面白い行動すれば、面白いことが返ってくる"


マッチングアプリその1や2のnoteで書いたことだって面白いことだしなぁ。
行動すれば面白くなってきてるじゃないか。


祇園や外人さんは笑いのニュアンスだが、
今回のnoteのような求めていた面白さも見つけれたし。


不思議だったな。



1度すぐにいなくなったから、焦りと勢いで話せたのもあるのかな。

親友とか、恋人とか、家族とか、セックスとか、憎しみとか。
まだ何のカテゴリーにも当てはまっていない状態なのに、相手と全てを話せた。

受け止めてくれたし、受け止めたい。
もっと話すし、話されたい。

そこに依存や甘えは必要ない。

自分が自分だと最終確認できそうな相手だからだ。
依存や甘えを持った瞬間、また俺は俺を失うんだろうなと思うし。


住所以外は教えた。
なんならTwitterを教えたから、この文章に彼女は目を通せる。


見られると思うと、
すこし恥ずかしい。

そういえば、彼女のアプリ内の名前が気になって聞いてみた。

「好きな歌手の歌なんだよ」


タイトルと歌手名を聞いて、YouTube検索。
すると

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野本かりあ 真夜中のアリア
YouTubeリンクはこちら

お~。めちゃくちゃいい曲。
こうやって新しい価値観に出会える。嬉しい。

他者の面白さに触れると、自分がさらに大きくなっていくのを感じる。

昔から


人のことが好き。たくさん話を聞きたいし、話してもらえるのは嬉しい。
ただ自分のことは話せたことがなかった。

それができる相手だった。
素晴らしい。モテるな、この人は。

バカにもせず、過剰に反応もせず、淡々と認めてくれる。

そこが俺とは違う。


そりゃ機嫌悪いときや、しんどい時もあるだろう。

でも自分の時間を削って、社会的にはメリットのない俺にここまで絡んでくれた。


その熱はお互いに共通する、面白さを感じるポイントが似てることからきてたら俺は嬉しい。


俺は行動をしつつある。引きこもりじゃなくなりそう。
そしたら再開や出会いが増えてきた。

ずっと待ってた。誰かが救ってくれるのを。
本当の俺は死んでしまっていて、その理想像には辿りつくことはもう不可能で。


それなら...

今の俺が、今できる面白いことをするしかないと。
自分や救いはそばにあったと。

他者や面白さに触れれば、そして愛せば愛すほど
自分がいつだって自分だということを理解し始ることができる。

自分を認めてくれる場所や人の多い場所へ行くのもいい。絶対にある。絶対に今からでも作れる。

無かったら俺と遊ぼう。連絡をくれ。
お互いのいいとこ悪いところ見つめ合おう。

逃げなくて良い。戦わなくても良い。


ずっと俺はここにいて、君はそこにいる。
気が合えば手を取り合えばいい。

嫌なら離れればいい。
好きなら好きになればいい。
伝えればいい。

そういうシンプルなことだ!!と、気づいた。

そして面白いことをしたいだけなんだ。俺は。
この感覚は社会性を失った自分の空想?

現実?


病気や障害は苦しみだけではないし
絶対マイナスなことばかりじゃない。
そこを起点に新しい価値観にたくさん出会えた。

生き繋げられるものに出会え続けた。


統合失調感情障害と診断を受けなきゃもう音楽に触れられなくなってただろうし。

精神科に行けたことに感謝してる。
Hi-standardのライブにも感謝してる。

昨年12月から続く何かにも。
2016年以降に出会った、出会い直した人達にも。


あのとき死んでいて夢のなかでもいい。
夢で続きが味わえるならそれでもいいんだ。

何度も(感情がフラットかどうか確かめるために)書き直して見極めてる。


これらの思考が、一時的なハイによる文章ではないかどうか。

(24時間経過しても変わらない。大丈夫だ)

生きていて良かったと思える。
いろんな出会いがいいものだと思えている今、書き残したかった。


マッチングアプリに行動と結果を感じられた。
ありがとう。

このnoteを書くキッカケになったあなたに感謝してる。
ありがとう。

matchingアプリでmatchingした祇園や外人さんにもだが、
俺を見て、受け止めて、あなた自身のこともたくさん話してくれたあなたに本当に感謝してる。

自信がついたよ。


(3つの記事にもなったし、出会えたし...。無料会員の限界なんて無かったんだな。すごいなマッチングアプリ。普通に仕事してたらめっちゃ出会えるんだろうな!)


俺は誰のことも忘れないんだ。



忘れられないんだ。 


面白さはすぐそばにあって
本当の自分もすぐそばにいる。

そう今は捉えられている。 

それでもまた見失ったときや、
何か新しいものに触れて変化が起きたら


つづきのブログを書くとするよ。



生きよう。


俺の面白さの基準点は、


ルイス・ブニュエルの『アンダルシアの犬』
ピーター・グリーナウェイの『ZOO』
中島らもの『BAND OF THE NIGHT』


そのなかでも

オレ、中島らもの『BAND OF THE NIGHT』が一番好きなんだ!

あんな世界を築きあげるまでは絶対に生き続けてみせる。

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オレは、生き続けるんだ。


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それじゃ次のリハビリでお会いしましょう。


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