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24.第13夜 キレイごとでは伝わらない! Girls & Boys(GB)がスマホで人生を壊さぬ為の楽しいトリセツ (下がって広がる依存症への入口 by スマホ) 

🥺ゲームチェンジ(世の中と自分)を目指して書籍化希望です。
☆当作品の評価はスマホを持つ子供が自分を守る知恵を身につける事です。
「漫画化されて子供が読むイメージ」で感じてください

【どうしたい】
「やってはいけない」から「自分で自分を守る知恵」への移行
【伝えたい】
①人生に関わるスマホの危険をインプットする
②危険の既視感を作って地雷を避ける感覚を身につける
③地雷を踏んでも自分を見失わずに修正出来る感覚を身につける
【目標】
飽きずに最後まで楽しく読んでもらう⇒エンターティメント
知らず知らずの内に頭の中に残る組立て⇒指導でなく納得力重視
【その為に】
明るく・鋭く・なるほどー・馬鹿らしく・率直に・いいノリで・
⇒シンプルに独自の解決策を示す
(当文章は書籍化による漫画やイラストをつける想定のシナリオ仕立です)
◎主要登場人物
☆ヒロッチ(中二) 主人公 身長155㎝ 元気者 ショートヘア
☆ハピー スマホ学園のスマホティーチャー 異世界からの召喚能力をもつ 
     チアダンスが好き。未来看護師的制服とゴーグル着用
☆マッサラン ハピーの先輩スマホティーチャー 普段はスーツ姿 長髪
       よくハピーの厄介事を押し付けられる 
☆校長 ハピー・マッサの上司。二人からよく厄介事を押し付けられる。

↓ Soul watcher(魂の見守り人)前回に召喚済みのシロクマと黒雲
☆KEY (謎の直立歩行のシロクマ)  KINに性犯罪の悪しき思念を集めて浄化
☆KIN  KEYに引かれるピラミッド状の渦巻く黒雲
☆ネット妖怪ビチ SNSやネットを通してGBをスマホに依存させようという意思が妖怪化した。ドーパミンの分泌強化が得意技。兄はネットつながり妖怪のパブロフ

当ストーリー用語解説
GB (GIRLS & BOYSの略称) 
ダブルY(わいせつ野郎の略称) 
●あらすじ
スマホを買ってもらったばかりのヒロッチが偶然が重なって自分の夢の中の次元断層に「ズレたパラレルワールド」のスマホ教師であるハピーを召喚してしまった。ハピーを元の世界に戻すには「スマ地雷最短エスケープ講座」のコンプリートが必要だ。前回、ハピーは「GBを狙うダブルY」のテーマによりSoul watcher(魂の見守り人)を召喚した。

◎校長
「今回の講師はたっての希望で担当はワシじゃ。ところで依存症という病気があるんじゃが知っとるか ?」
◎ヒロッチ
「聞いた事はあるけどよくはわからないよ。大人の人の話じゃないの ?」
◎校長
「スグルもそうじゃったのぉ」
◎ヒロッチ
「はっ ! ゲーム依存 ! 」

立て看板です

◎ハピー
「そうなの。依存行為を止める事が出来なくなった挙句、不登校、家庭内暴力、人格崩壊、入院、犯罪行為、引きこもり退学、友人を失う、失踪、失業、破産、離婚等家庭崩壊につながりかねないの。結局、本人が破綻するだけでなく家族も巻き込んで辛く悲しい思いをするようになるの」
◎校長
「そして今回のテーマは『スマホと依存症』じゃ」
◎ヒロッチ
「要はゲーム依存症の事 ?」
◎校長
「ゲームだけでなくスマホ(ネット)によって依存症への入口が増えたり、ハードルが低くなっておるんじゃ。GBにとっての最初の入口はゲーム依存かネット依存じゃが、成長するに伴って薬物(情報・仲間)、わいせつ行為、ネットショッピング、オンラインカジノ、盗撮行為等に広がる可能性がある」
◎ヒロッチ
「何故、スマホが依存症への入り口になるの ?」
◎謎の目
(暗闇の中で瞳がニヤッ)
◎ハピー
「もしかして。。。。。出てらっしゃい ! !」(いきなり近くの空間に機関銃を放つ)ババババババババッ !!!
◎ビチ(お尻にバチバチ命中する)
「いたーーーーぁい。ひどいわン !  !」
◎ハピー
「豆鉄砲だから大丈夫よ !  !」
◎ヒロッチ
「またでたぁ ! !」
◎ビチ
「人をお化けみたいに言わないでん。でもそうなのン。私はドーパミンの分泌を刺激してGBをスマホ(ゲーム。SNS)に依存させる妖怪(意思)なんですん。だけど本来の依存のお仕事(SNS、ゲーム依存)とは違った依存症状がネット内でゴチャゴチャになって面倒なの。得体が知れない何かの存在を感じるのン。何で何で?何が起きてるのン?」
◎校長
「じゃあお主も聞いておれ !」
◎ビチ
「わかったん」
◎校長
「それは『スマホの特性の反動』が原因となっとる。特性を整理してみるぞい」
①常習性(何時でも何処でもつながり続ける事が出来る)の反動
⇒中毒性が高くなる

ゲーム・ネット依存行為
人に対する依存行為

②つながり力(様々な意見とつながれる)の反動
⇒「自分に都合がいい情報選択」
(犯罪意識の低下)
(皆、やってんじゃん。仲間がいるし自分だけ守らなくてくていいよね等)

③つながり力(様々な情報とつながれる)の反動
⇒日常の生活では接する事が出来ない危険又は犯罪につながる情報を取得・発信

薬物(使用、購入ルート)、わいせつ行為、わいせつ物購入(児童ポルノ等)、
誹謗中傷等の依存行為

④秘密性の反動⇒表沙汰になりにくい(当人たちしかわからない)
⑤秘匿性の反動⇒特定されにくい(匿名でやり取り出来る)


ネットいじめ、誹謗中傷、わいせつ行為、購入しやすくなる(薬物、児童ポルノ写真等)、わいせつ行為(盗撮)等の依存行為

◎ビチ
「なるへそん。たくさんの依存行為があるのねん」
◎ハピー
「少しデータを説明します」
・中高生のネット依存は推計95万人(GBは成績低下、居眠り、遅刻、人間関係のトラブル等)久里浜医療センター」
・小・中・高生のゲーム依存は約7%の可能性(長崎大学調査)
他にも
・ギャンブル依存が疑われる人70万人(厚生労働省)
・ついでにアルコール 潜在的な依存者数57万人(厚生労働省)
◎ヒロッチ
「中高生でそんなに ? 他人事でないのはわかったよ」

◎ハピー
「さて今回のテーマは校長の独断と偏見でかなり深掘りされています」
◎校長
「と言っても依存症を簡単に予防する方法はないし、治療は専門家でないと難しい。今回の講義の目的は依存症の存在と内容を『依存症リスクへのワクチン』としてインプットしてほしいんじゃ。その理由は①あらかじめ、その存在を知っておく事で、陥った時の対応と受け入れ方の速さが違ってくる。依存症者は自分がそうであることを認めたくない傾向が強いんでの ②無理解な人から『依存するのは心が弱いからだ』とか言われて『更に我慢する事』によって自分を追い詰めてしまう。しかしそれは『心が弱い』のではなく『心のメカニズムや無意識下で起きている現象』が影響している。との認識があれば自分を追い詰めずに対処しやすくなるからじゃ。

正しく『転ばぬ先のツエ』のオンパレードじゃが、この講義を聞くだけでも
将来の重症化リスクが少しは減るというもんじゃ。ワシの独断と偏見も入るが、面倒な内容をたっぷりの愛情でわかりやすーーく伝えるんでお付き合い下されぇ-」
◎ヒロッチ
「わかってますよ。私達の為のド直球をどんどん投げちゃってください ! ! 暴投OKです」

召喚№16 Soul watcher(魂の見守り人)


◎校長
「今回も引き続いて Soul watcher(魂の見守り人)にきてもらったぞい」
(渦巻く黒雲の上の部分が女性の形に変わっていく。。ロングヘアの全てが漆黒の美しい女性を形どった)
◎KIN
「私は様々な人の魂を感じ取ってきた。『生まれたての魂』は綺麗な光り輝く水晶玉のようなものだ。しかし人は生まれた瞬間から様々な負荷を受け続ける。そして一部の負荷が直接、魂を傷つけてしまうのだ」

◎ヒロッチ
「いきなり魂と言われても。。。」
◎KIN
「私には魂とは『無意識の自分』だと感じられる。『自分では意識しづらい。しかし自分の意識・認識・判断に影響を与えるもの』。そして魂は主に次の二つの原因によって傷ついていくのだ」
(強烈)思い出したくない程、強烈な『厳しい体験』や『つらい体験』
ex 子供の時に受けた虐待・強烈なトラウマ等
(継続的)向かい合いたくない継続的な自分への圧力
ex 劣等感、家庭不和(寂しさ)、自分を理解してもらえない苛立ち、何かに抑えつけら続けている自分、「こうあるべき」等の無理に装い続けた自分
◎ヒロッチ
「傷ついた魂って治るの?」
◎KIN
「傷と言っても欠落、亀裂、歪み、翳り等、様々なのだが一度、傷ついた魂は元の姿には戻れない。生存本能が『危機の痕跡』を刻み込んでしまうのだ」
◎ヒロッチ
「もう少しわかりやすくお願いしまーす」
◎KIN
「例えば闇夜で虎に10回襲われれば、闇夜に対して恐怖心が刻み込まれる」
◎ヒロッチ
「それは生存本能が『闇夜は危険』と刻み込むって事?」
◎KIN

「そうだ。しかし同時に人間が生きていく為の機能も働くのだ。辛い記憶や怖い記憶が常に意識にアクセスするとさすがに参ってしまうだろう。黒板を爪でひっかくような音が常に頭の中で鳴り響くとでも言いえばいいのだろうか?」
◎ヒロッチ
それはキツイ。。。。耐えれないー(涙目)」
◎KIN
「だから『生きていく為の機能』は過去の思い出したくない出来事や向かい合いたくない思いが意識にアクセスしづらいようにするのだ」
◎校長
「死ぬほど悲しかった恋の記憶もいつの間にか薄れるのも『生きていくための機能』よのおぉぉぉ~うぅぅぅぅぅ」(涙)
(若いお嬢さんの背中を膝をついて右手を上げて「待って!!」と叫ぶ校長の記憶のシーン)
◎ヒロッチ
(校長のシーンを無造作に脇に追いやりつつ)
「ん?それって。。。」
◎KIN
「そう。同じ人の中で『生存本能(刻み込まれた記憶)』と『生存機能(意識にアクセスしづらくした記憶)』が干渉しあうの。その不安定が『無意識の不快』として苛立ち、不安感、違和感等になるの」
◎校長
「現世の事はワシが話そう。つまり『何んでかわからんけど』の世界なんじゃ」
◎ヒロッチ
「何なの?それは ?」
◎校長
何んでか分からんけど『ずっと不安なんだよな/自信が持てないんだ』とか『ずっと胸に穴が開いてる感じ』『いつもイライラしちゃうんだよな-』等々。自分で感じる事もあるし、自分は気付いていないのに他人が気付く事もある」
◎KIN
「『何でか分からんけど』。。。。。そうなのか?現世風に表現するとそうなるのか ?」
◎校長
「おぉーー!」
◎ヒロッチ
(校長、ちよっと変。さっきので動揺してるぅ?‥‥)
◎校長
「そう。そして生きる機能は『無意識の不快』から逃れる行為を無意識に求めてしまうんじゃ。それが依存症の出発地点じゃ」
◎ヒロッチ
「どんな行為なの ?」
◎校長
「その行為は主に3つの行為に分類される」
①継続的に快感を得れる行為
②「強い快感を得る為」の異常又は強烈な行為
③他人との比較によって快感を得る行為(承認欲求、貶め、過保護等)

「具体的な行為はGBならゲーム、SNS、薬物過剰摂取、いじめ等
加えて大人は酒、ギャンブル、浪費、GBに対するわいせつ行為、虐待、誹謗中傷、万引癖、対人等々が上の3つに分類されるぞい」
◎ヒロッチ
「ろくでもないよ-」
◎校長
「そりゃそうよ。『努力せずにドーパミンを得られる行動リスト』みたいなもんだしのぉ。ちなみに進行のメカニズムも以下の通りじゃ」
①第一段階
行為に没頭中はドーパミンによって『無意識の不快』は消え失せてしまうんじゃが、同時に自制心・善悪の判断・罪悪感のような『自分を抑える理性』まで消え失せてしまうんじゃ。頭では『やり過ぎてはいけない』とわかっていても、行為の最中は『やってはいけない』は消え失せとる。ゲームやSNSのやり過ぎもそう。お酒もギャンブルも誹謗中傷もわいせつ行為も全てそう。それをワシは『理性消失状態』と呼んどる。
②第二段階(習慣化)
脳が『無意識の不快』を避けたい為に『理性消失状態』に入る頻度が増えてくるぞい。
③第三段階(エスカレート)
繰り返しているうちに脳が刺激に慣れてきてドーパミンの効果が伝わりにくくなるんじゃ、そうなると、無意識により強い刺激や回数を求めてしまうんじゃ。
④第四段階(誤作動・暴走)
脳の密度が低下して自分のコントロールが出来なくなります。『行為を止めたくても止められなくなる』『気付いたら依存行為をしている』『止められたら逆切れする』等々。要は脳が変質してしまうんじゃ。
◎ヒロッチ
「怖いよ-。依存症にならない方法はないの ?」
◎校長
「早い段階で『依存しつつある自分』に気付く事じゃ。早い段階で気付ければ校内のカウンセラーや親に相談したり、前向きなエネルギーに転換したり出来るかもしれんしのぉ。その為の『転ばぬ先の杖』が今回の講義なんじゃ。今の段階では先ず『依存症』というワードを覚えといてくれ」
◎ビチ
「うん。。いろいろわった。ありがとう ! 元々、私は業界がネットに依存させる意思の集合した妖怪。だけど。。」
◎校長
「どうしたんじゃ?」

(赤と黒の光が渦巻きながらビチにあつまっていく。ビチの体が光に包まれた!)
◎ビチ
「スーパーバージョーン! アァーップ!! ビチ ver2 !! 」
(ビチのシッポが3倍長くなり、耳の大きさが1.5倍、縦回転でクルクル回りピタッととまってポーズを決めた!)
「みーんな、理解しちゃったリン !私 !パワーアップしてもっと頑張れる私になりましたリン」
◎ハピー
「は?」
◎ビチ
「私は悟ったの。スマホを中心につながる様々な依存症の世界が出来るの。スマホの特性を活かせば活かすほど皆の方からスマホ依存の海にドーパミンを求めて飛び込んでくるの。そうなれば私は王様よ ! !  ヒャッホーーーー」(飛び去る)
◎校長
「おぉーーーい。頑張ってくれるなよぉぉ―。しかしこれが事実なんじゃ。元々、スマホ自体が依存に呼び込む為の機能が組み込まれており、その発達は依存症のハードルに下げる事に直接、つながるからじゃ」
◎ヒロッチ
「結局、最初にあったスマホには100点の魅力があるけど、その魅力の分とは裏表にマイナス100点の危険が潜んでいるという事ね」

GBの依存に向けて

◎ハピー
「校長の独自の視点と思いを聞かせて頂きましたが、ぶっちゃげ正しいんですか ?」
◎校長
「ワシは脳科学者でないので、様々な書物を読みふけって文脈から構築した仮設じゃ。肯定の証明も否定の証明も出来んが、GBを守る為の理屈として自由にわかりやすい形で表現させてもらっておる。今後の新たな発見によって修正箇所はあるじゃろうが『正しい ! 』。少なくとも方向は正しい ! と思っとる !  」
◎ハピー
「また自由で乱暴なんだから。。。あとで専門家の先生達からボッコにされちゃいますよ」
◎校長
「それはヤじゃ。学術的には突っ込み所満載じゃろて。中野先生に叱られとぉない」
◎ハピー
「まだ話したいことがあるんでしょ ! 」
◎校長
「話が思いっきり横道にそれてすんませんでした ! 」
◎ハピー
「謝りたかったんじゃないでしょ ! 」
◎校長
「ぉおう、つい繊細なもんで動揺してしもーた」
◎ヒロッチ
「そろそろ次、お願いしまーす」
◎校長
「よっしゃあ。さてまたワシの独断と偏見じゃが世の中ではあまり依存症とは認識されていないが、そっくりのメカニズムの行為もあるんじゃ。それは「いじめ」じゃ。自分の行動の善悪を考えたり、罪悪感を感じたらいじめなんて出来んじゃろお。最初はいじりであってもエスカレートすると最悪、自殺にまで追い込むケースもある。いじめる事自体を楽しんだり、気持よさを求めているGBもいるじゃろな」
◎ヒロッチ
「ホントだぁぁぁ。確かに依存症と進行がそっくりよ」
◎校長
「誹謗中傷もGBに対するわいせつ行為も同様のパターンじゃ。これらも結局は一方的に相手を傷つけて優位に立つ行為のワクワク感によりドーパミンを分泌するケースじゃ。おっと ! 自分が我慢する事によって依存症になるくらいだったら他人を傷つけた方がマシだなんて思ってはいかんぞ。知らず知らずに代償を払っていくんじゃ。わかるか?ヒロッチ ?」
◎ヒロッチ
「優しさや正しさや愛情とかを失うとか?」
◎校長
「キレイな答えはそうじゃのう。きつい言い方で申し訳ない。その代償はGBが気付かぬうちに『どうしようもなく最低な大人』になっていくという事じゃ」


                             この項終了

◎作者放言
稚拙かつ面倒な文章を読んでいただきありがとうございました。依存症の本質である『無意識の不快』の存在を伝えたくて時間をかけてしまいました。
何故、こだわったかと言うと①『無意識の不快』は多かれ少なかれ誰にでもあり、依存症のみならず「承認欲求」「誹謗中傷」等と関わりあっていると感じているからです。②「無意識」故に本人が闇に入っていても気付けない構図がある。

依存症を治せるかは専門家の治療です。生半可な事は書けませんが私なりの切り口を次回のテーマで混ぜ込んでいきます。少しでも救われるGBが増えますように・

                                以上










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