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人との会話が上手くなりたい人が変えるべき、たった1つのこと

おはようございます。いよいよ正月スーパー連休も残すところ後2日となりましたね。今回は多くの御家族の方々が地元に帰られたり、海外で満喫したりと多種多様な過ごし方をニュースで拝見しました。アフターコロナ、日常が戻ってきたなという矢先、一方で年始に大きなアクシデントが各所で起こるなどもありましたね。

私はというと、昨日はこんな感じでした。


この道好き

土日祝日の弊社オフィスは、ほぼほぼ誰も出勤しません。しかしオフィスカードがあれば、特に問題なく入室できます。集中して何か作業に専念したかったりするときは、実はこっそり会社のオフィスに足を運んで、こうして半日程入り浸ったりします。交通費往復1000円以内、長時間滞在化、モニターつき、空調完備OKなど最高の作業スペース場です。前段では、そんな若いビジネスパーソンのちょっとした、ちょい悪節約術の話をさせていただきました。※みんなには内緒ですよ。

さあ、では早速本題に入っていきましょう。
今回は人間関係の悩み・コミュニケーションの悩みについてです。

心理学・テクニック重視のコミュニケーションは、マジで違和感だらけ


人間関係や、人とのコミュニケーションに悩みを持っていた社会人初期のころは、かなり心理学や、それに付随した技術が学べる本を読み漁っておりました。対社内・社外問わず、学生の頃とは打って変わって、社会人になってからは関係が全く構築されていない状態の人々と如何に短い時間・制約された空間で、相手と信頼を構築し、円滑に事を進めていくか、が非常に重要だと気づかされました。

そんな気づきもあって、とにかく良いコミュニケーションを取るために学んだことを実践しまくりました。「傾聴する」「相手の意見を抽象化して理解していることをアピールする」「雑談・アイスブレイクは本題に繋がるように話す」「人は感情で動くので感情表現も豊かに」etc…本当にこういうのって無数に色々あります。全部試してみました。しかしなんか違う感。私の場合、勉強して良いと言われている知恵を実践しているにもかかわらず、このモヤモヤはずっと拭え切れませんでした。そうして悶々と社会人生活を過ごしていくこととなりました。

コミュニケーションの絶対原則:理解し、そして理解されること


そんな悩みを抱えながら、どうしても、よりもっと人とのコミュニケーションを上達させたい。そんなように思って、去年の夏頃に70万をかけてコーチングを受講することとなりました。(人生最大規模の自己投資に、結構ドキドキしました…(笑))
そこで出会った1つの原則が、これまでの悩みを払拭してくれました。それは、「まず私が理解する、そして次に私を理解してもらうというコミュニケーションの順番が原則として存在する」ということでした。

感覚的ですが、原則的な御話をします。皆さんは、人に自分の話を聴いてもらうことは好きですか?聴いてもらう人が、めちゃくちゃ信頼できる人で、自分の痛みや叶えたい未来など、普段人にはあまり話さないようなことも話せるような人だったとしたらいかがでしょうか。そういう人たちに話を聴いてもらったあとって、言葉にしがたい充足感を覚えることはありませんか?

この話は一見、単純にテクニックとして「傾聴」しようね、という技術の話に繋がっていくように、今、この記事を読んでいる方は思われるかもしれません。実際はそうなのですが、ちょっと違います。そういうテクニック「相手の話に、相槌を打つ」だとか「相手の目を見て話す」とか「相手の意見をまとめてあげる」とか、そういうポイント的な話が重要だとお伝えしたいのではありません。本当に大事なことは、何なのかと問われれば、それは「姿勢」です。

相手の話を理解する時の脳の仕組み


相手の話を聴いている時というのは、実は私たちは、それぞれ過去の体験や経験、これまで学んできた知識を通して、相手の話をインプットしていきます。簡単に言えば、私たちそれぞれのレンズを通して、相手の話を理解していったり、共感していったりしていくわけです。

なので、例えば相手が、職場の恋愛で悩んでいるという話をしてきたとしたら、「昔見た昼ドラマのシーン」が浮かんだり、「他の友人が話していた職場恋愛の話」だったりが、頭の中にインプットされているので、それらを脳に投映して相手の話を理解していくのです。そしてこれは脳の機能としては、皆に共通していることだと言えます。

自叙伝を持ち出さず、本当に理解したいと思い接することができているか

なので繰り返しになりますが、私たちは自身の過去の経験や体験、学びをフィルターとして、相手の話を受け取ります。しかしここで多くの人が、相手の話を聴く姿勢を崩してしまうという問題が発生してしまうのです。

それは、「自身の経験や体験などを介して、リアクションを取ること」です。つまり上記に通り、「自叙伝を持ち出してしまう」という行動を取ることが、相手を理解する姿勢では一発アウトなアクションなのです。先ほどの恋愛の相談をしているケースで振り返ってみましょう。

相手が職場恋愛の相談をしてくる

自分は「昔見た昼ドラマのシーン」・「他の友人の職場恋愛の話」などを介して、返答やリアクションをする

相手には「昔見た昼ドラマのシーン」「他の友人の職場恋愛の話」という全く同じインプットがないので、頭に「?」が浮かぶ

その「?」な反応を察し、こちらが追加の補足説明をしてしまう

結果、相手の話が途切れる。話したかった事が話せなくなる。

こういう状況って、実は思い返してみれば何度も何度もやってきてしまったな、、と感じる方はいらっしゃるのではないでしょうか。私は多分これまで何百回、何千回と、これまでこうしたミスコミュニケーションを取ってしまっておりました。相手に対して共感していると伝えるために、あえて自分の過去の経験や体験を話したりしていました。ただそれは、単純に共感を示すという行為ではなく、「自分語りに切り替えた」という表現、つまり「相手の話す番を奪い、自叙伝を語り始めた」ということなのです。

これをもし、自分がされる側だったとしたら、あなたは相手に対してどんな感情を抱くでしょうか?

自叙伝を持ち出さず聴く。そして自分の番が来たら、しっかりと相手に理解してもらう

コミュニケーションを上達させたいと考え、これまで多くの知識や技術を入れ込み試してきました。しかし、単純に人と人とのコミュニケーションにおいて重要な原則、「理解し・そして理解される」が抜け落ちていたため、これまで何となくモヤモヤした会話ばかり行ってきてしまっておりました。

そんな気持ちを同じように抱える方々がいらっしゃたら、たった一つ、これだけやれば、おそらく相手との信頼関係をこれまで以上に構築できるようになると思います。

「自叙伝を持ち出さず、ただ本当に理解したいと思い接すること」

これ実は以外と試してみたら、難しいものなんですよ。これまで過去の経験を通して、その過去の経験を伝えて相手に共感を示していた人は特に。

なので、自分の自叙伝を介さずに相手に、どうやって共感していくか、それを御自身で考えて是非試してみてもらえたらと思うのです。

それができるようになってくると、圧倒的に相手とのコミュニケーションが、素晴らしいものとなっていくはずです。

それでは!

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