見出し画像

劇薬!厚みのある人生を送る方法。

最近読んだ本の紹介。

映画「イエスマン YESは人生のパスワード」
(2008年ジム・キャリー主演)の原作を読んだ。

映画も面白かったが、
原作はそれ以上に重厚なストーリーで没入感を得ることができた。

著者である主人公が体験した6か月の物語。

主人公は、
金科玉条のごとく、
すべてのことに「イエス」と言う。
そして行動する。

主人公の無鉄砲な言動や行動に対し、
制止衝動に駆られること数度。
終始ゾクゾク感が止まらない。

イエスマンになるきっかけ。
映画はセミナーだった。
が、原作はロンドンの赤いバス。

乗客のとある男からの一言。
「もっとイエスと言うのだ」

その言葉を主人公は、
神の啓示と守り抜く。
そこからストーリーが浮き立ち出す。

スクラッチに当選したのに・・・
オマーン国のスルタン息子と称する詐欺メールに・・・
平和にイエス。平和活動家になり・・・
元恋人の彼氏からの社交辞令にイエスと言い・・・

さらにストーリーが面白くなるのは、
顔の見えない「挑戦者」が現れてからだ。
ここから物語に推理小説の要素が付加される。

挑戦者は主人公に対し、
あざ笑うかのように無理難題を要求してくる。

挑戦者は誰?誰?誰?

そして、挑戦者からの要求「・・・と言え」が届く。

さてどうなったか。

原作を読まれる方に、
ゾクゾク感を味わってもらいたいため、
結末は伏せておく。

主人公が決めた次のイエスマニュフェストは、
成長、成功という観点から当を得ている。
「チャンスに対してもっと心をオープンにする」
「人生に与えられたチャンスにすべてトライする」

確かに、すべての球に対し、
バットを振り続けると打率は下がるが、
バットを振り続けるとホームランの確率は増える。

人間は頭で考えるからリスクを避け、
行動や挑戦に二の足を踏む。

即時的にイエスと言う主人公を思い浮かべよう。
リスクは高いが、
あるがままに物事を受け入れてみよう。
それが結果的に好循環を生み出すこともある。

主人公の行動、チャレンジする姿から、
「お前もすべての物事をチャンスと捉え、チャレンジせよ」
のメッセージを受け取った。

読後に改めて実話だと認識し、
全てにイエスと言えば、
なんと厚みのある人生を送ることができるのか、と感じた。

主人公にあやかり、
「すべてにイエスと言った結果どうなったか」
という日記風の連載投稿があれば、
引き込まれること間違いなし。
私は肝が据わっていないため、
逆立ちしてもできないが・・。

『イエスマン “YES”は人生のパスワード』
著者 ダニー・ウォレス
行動力を上げたいときにお勧めしたい一冊です!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?