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塾に命を賭ける男

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記事一覧

今後やりたいこと 塾に命を賭ける男(5)

塾講師として今後やりたいことを2点挙げてみる。

①抽象的なものを見えるようにしたい
私は生徒に間隔を開けて同じ問題を2度解かせるようにしている。こうすることで、1回目より2回目の方が解ける問題の数が増える。すると、自分の「成長」が可視化されるのだ。

このように、勉強における抽象的な概念を可視化する作業を色々行いたい。

例えば「苦手」。
苦手な分野は?ときかれて、「この分野がこれだけ苦手」とす

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生徒の成長を「可視化」する 塾に命を賭ける男(4)

なんやかんやで4回目まできたこの企画。
引き続き、生徒の気持ちの面に関する工夫を説明していく。

◾️勉強が苦手な生徒には、授業の前と後で同じ問題を解かせる
→私は小学生の勉強が苦手な生徒にはこのようなことを行なっている。なぜか。
それは、自身の成長を可視化するためだ。
授業の前はその日習う内容なので解けないが、授業後はその日習ったことを元にその問題を解くことができる。
こうして、生徒の成長を可視

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塾と他のビジネスとの構造の違い 塾に命を賭ける男(1)

いきなりですが、私ほど塾講師のアルバイトに命を賭けている男はいないと思います。そう言えるほど、日々思考を重ねながら授業をしています。
塾講師の心構えはどうあるべきか、また私が工夫している点について解説します!

1番大切にしていること

塾講師をする上で私が1番大切にしていることは、
「生徒だけでなく、保護者にも満足感を与える」
ということです。これは、塾というサービスの構造から導き出せます。

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授業中は大きな声で話すな! 塾に命を賭ける男(3)

第2回に続いて今回は、
モチベーション維持の方法など、生徒の気持ちの面で行っている工夫を紹介する。

◾️途中で休憩を入れ、雑談の時間を設ける
→私の務める塾は、80分で1つの授業が構成されている。
対して高校などの授業は、50分〜60分程度のものが多い。つまり、塾の授業は学校と比べて長い。
そのうえ、先生と1体1で授業をするので、圧迫感があり疲れやすい。
そのため、授業の半分くらいに雑談の時間を

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正解した回答こそ、解説せよ! 塾に命を賭ける男(2)

はじめに

今回は保護者から一旦離れて、生徒の視点に立って思考を進めます。
前回の記事で、保護者に塾で何をしているかわかるようにすることが重要だと話しました。
他方、生徒側の視点からは、①成績向上と②モチベーション向上の2つが重要だと思っています。

「当たり前じゃん?」と思う方もいるかもしれませんが、私はこの2つを実現するために尋常ではないほどの工夫をしているので。その点を今日は解説してみたいで

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