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大学生がお金と社会の本質について学ぶ。

こんにちは!今回は最近簿記を学び始めてお金について興味を持った私が手に取った本について紹介していきたいと思います。お金って社会にとって大きな役割を果たしてそうでお金がすべてって考えている人も多いと思います。しかしそれは間違いです。実際に大きな役割を果たしているのは本当ですがそこまであの紙切れはヒトの人生を占領すべきものではない、ということを教えてくれる本です!
そんな本の題名は『きみのお金は誰のため-ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会の仕組み」』です。

①あらすじ

この本はある会社の社長(ボス)とやたらとお金にこだわる中学二年生の男の子(佐久間優斗)、投資銀行の社員の女性(久能七海)の3人の会話によって成り立っておりお金の話という少し難しそうな内容もすらすら読めるような構成になっています。ある大雨の日、優斗と七海が出会いボスの屋敷に行きお金の本質について学び始めるところから始まります。その後この二人はボスのところに通うことで社会にとってのお金の役割について知っていきます。

次に特に印象に残った言葉を2つ抜粋したいと思います

②お金で解決できる問題はない

「世の中お金で解決できない問題なんてない」と考える人も多いでしょう。それは個人の目線で物事をとらえているからです。しかし実際、お金を社会全体でとらえると、お金で解決できないことしかないのです。その理由としてお金はただの紙であるため問題解決能力はないからです。お金は問題解決できないことをパスするための手段です。例えばドーナツを食べたいとします。その時自分で作ることができないから市販のものをお金と交換し、そのお店も作るための材料を作ることができないからそれもお金と交換し、農家も小麦を刈るための機械を作ることができないからそれもお金と交換し…といったようにそれぞれ個人ができないことをパスする手段としてお金を使っているのであって結局その人自身は問題を解決できていないのです。むしろお腹が空いたときに食べるドーナツは問題を解決する手段となりお金よりも問題解決能力が高いといえます。ここから結局お金を解決するのはお金ではなく人であると言えます。なので私たちは「自分たち」と呼べる範囲を増やすべきなのです。そうすることで「他人にお金を払った」というお金の価値ではなく「誰かにドーナツを作ってもらった」というように物事をとらえることができるようになるのです。

③みんなでお金を貯めても意味がない

これはお金は増やすことができないからです。やはり個人の目線から考えると貯金などをすると「お金が増えた」と感じるためお金は増やすことができるといった感覚を得ることができると思います。しかし実際はお金は増えたのではなく個人と個人の間を移動しただけなのです。ここでひとつの疑問が生まれるかもしれません。
「あれ、利息はどうなるんだろう」
それも実際は銀行が儲けたお金が利用者に移動しただけなのです。
お金を貯めたい人がたくさんいる場合、全体のお金の量が変わっていないことを踏まえるとお金の「奪い合い」という状態になってしまいます。そのため例えば儲けたい人は食べ物という人類にとって必要不可欠な要素を1億円に設定すれば儲けることができるにも関わらずそれをしないのは「未来を共有しているからだ」とボスは言います。人は結局助け合い精神が備わっているのです。

⑤最後に

この本は物事を個人の狭い視点で見てしまっていたのを読み終わった時には社会全体でとらえることができます。このような考え方はお金の奴隷となった考えから抜け出すことができるようになります。個人の社会から社会全体でとらえることのできるようになるには②に書いたように「わたしたち」と言える範囲を増やすことです。このことによって物事を「お金で解決した」のではなく「誰かが働いてくれたおかげ」であるととらえることができ、お金への執着が無くなります。働くという行為をお金を稼ぐという行為ではなく誰かの役に立つことと捉えることができるようになるのです。その「私たち」の範囲は目的を共有したり未来を共有することによって広げることができます。みなさんも物事を広くとらえることで人生の窮屈さも少しは緩和できるようにることができると思います。

私はこの本を
・お金について学びたい人
・お金に執着してしまっている人
に読んでもらいたいです!!

今回も記事を読んでいただきありがとうございました。皆さんのいいね、フォローが私のモチベーションにつながります。まだまだ未熟なので文章について、レイアウトについてなどコメントでご意見を頂けると嬉しいです。さらなる成長のためにもよろしくお願いします。
これからも頑張っていきます!

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