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#村上春樹
村上春樹 ねじまき鳥クロニクル
「街とその不確かな壁」を読み終わり、なんだかむっしょーに「ねじまき鳥クロニクル」を再読したくなった私は、電子書籍を衝動買いして貪るように一気読みしました。
村上春樹さんの書籍のなかで、私はこのねじまき鳥クロニクルが結構好きです。作品全体を通しての感想としては、掴みどころのない摩訶不思議な物語!って感じです。が、村上さんの作品には珍しく、登場人物の回想という形をとってはいるものの直接的な戦争の描
読書感想 村上春樹 職業としての小説家
村上春樹さんのエッセイです。小説に対する彼の姿勢が惜しみなく語られています。
まず私の率直な感想としては、ノーベル文学賞候補で世界中で本が売れまくってるのに、当人は俺様要素皆無、オラオラ気質ゼロなのだなあということです。それは彼の小説の文面からも伝わることですよね。
そして常に客観的に物事を考える習性を身につけておられます。読書を通してあらゆる視点で物語を味わってきた経験からその習性は培わ
読書感想 村上春樹 スプートニクの恋人
村上春樹さんの著作はどれも素晴らしいのですが、そのなかでもわたしはこの作品が特に好きだったりします。
何に魅かれるのかなあ、と考えてみたところ、相手には決して届かない思いが如実に表現されているからなのかなと思います。
村上春樹さん特有の「行き場のない思い」がとてもリアルに描かれているというか。
私自身が相手に思いを伝えることが得意な方ではないので、この「行き場のない思い」に共鳴してしまうのでし
読書感想 村上春樹 世界の終わりとハードボイルドワンダーランド
村上春樹さんの長編小説です。
5年くらい前に図書館で借りて読んで、そのあと文庫本を購入しました。
新潮文庫は上下巻にわかれているのですが、私は下巻しか持っていません。
なぜ下巻だけ購入したかというと、
多分、手元に置いてラストの部分を読み倒したかったのでしょう。
(私はミニマリストっぽいところがあり、物が増えるのが嫌なので、紙の本は本当に何度も読み返したいものしか購入しないのです)
この作