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育休復帰後2年で年収が400万円アップした時に思ったこと

この記事に興味をもっていただだきありがとうございます。

これからキャリアを積んでいかれる若い女性、特に子どもを産んだ後もキャリアを諦めたくないと思っている女性の参考になればと思って書きました。

私は2020年1月、娘が7ヶ月の時に育休から職場復帰しました。そして復帰から2年間で3回昇給し、振り返ると年収が400万円ほどアップしていました。いろんな要素が重なった結果ですが、単純にいえば成績が良かったからです。

日本の一般的な会社では、女性は時短勤務の制度を使って職場復帰します。時短勤務の給料は減らした労働時間に比例して基本給が減額されます。 

私はなんで女性ばかりが給料を減らされて割を食わねばいけないのだろうと思っていました。働く環境を選んで工夫すれば、子育てしながらでも、そしてフリーランスにならなくても、収入を下げず、いや収入を上げながら働き続けることが可能です。

そんな働き方、私の会社では無理だよ、って思う人もいると思います。でも行動して環境を変えれば、可能です。もし良かったら参考にしてください。

職場復帰後にやった3つのこと

①引っ越して仕事部屋を確保した

育休復帰がちょうどパンデミックと重なったため、都内から地方都市に移りリモートで働きました。地方は都内より家賃相場が低いので、ある程度広さのある一軒家を借りることができます。自分の仕事部屋を持つことができました。

②早朝に仕事をした

引っ越してから保育園を探したのですが、途中入園の受け入れがほとんどなく、預け先が見つかりませんでした。しかたないので、朝の4時半に起き、娘が起きてくる7時まで仕事をしました。無事に認可保育園に入園した後も早朝に仕事をする習慣は続けました。

③料理代行のサービスを使った

地方でUber Eatsもなく、車でスーパーに出向いて食材を買って調理するしかありませんでした。さすがに娘の面倒を見ながら料理をして仕事をする余裕はなかったので、毎週料理代行の方に来ていただき、数日分のおかずを作っていただきました。

年収が上がったときに思ったこと

上記のような環境の中で、毎日粛々と仕事をしていたら、どんどん成績が上がっていきました。そして毎年6%〜10%ぐらいの昇給をしていきました。途中、炎上案件の処理が落ちてきたり、色々と厳しい局面もありましたが、そもそも保育園に入れなかった時点で厳しい戦いを覚悟していたので乗り切ることができました。

昇給した時は嬉しいというより、とても不思議な気持ちでした。なぜなら私自身、給料を上げたいとか、認められたいと思って働いていたわけではなかったからです。

今思うと、私は人生のどのタイミングよりも「集中」していました。毎日早朝に起き、同じ服を着て、ノーメークで働く生活。独身時代に念入りに服を選びメイクをすることに注いだエネルギーは、全てこのルーチンの中で仕事に「集中」することに取って代わりました。

別に「集中」しようと思って環境を変えたわけではありません。たまたまパンデミックが起こり、地方に移住して、保育園に落ちたから早朝4時半から働くハメになった。全てはなりゆきによる環境変化でした。

私は独身時代、ずっと会社に認められたい、昇給したい、昇格したいと思って働いていました。しかし自分が思うほどその願いは叶いませんでした。一方で産後復帰してからは、ただただ周りに迷惑をかけてはいけない、そして何よりも娘を養うために稼がねば、その一心で働いていました。

それが良かったのかもしれない、と今は思います。育休明けの労働は私にキャリアアップのチャンスをくれました。

「正しい努力」x「正しい環境」x「運」

この個人的な体験には再現性がありません。いくつかの偶然が重なった結果で、同じ事をすれば同じ結果が得られるわけでもないでしょう。

ただ私は、ちょっとだけ成功法則を発見しました。「集中」できれば、結果を出しやすい、そして環境で「集中」は作れるということです。

自分が20代だった頃、未就学児を育てながら働く女性社員は少数でした。子どもを育てながらバリバリ働いている先輩をみて、自分には到底無理と思っていたのを覚えています。しかし自分がその立場になってみると、むしろ子どもがいるからこそ「集中」できる、能力が発揮できると判りました。

上司は選べません。フェアな評価をしてくれる上司に当たるかどうかは「運」次第。 でも「環境」は選べる。リモート勤務ができる職場、裁量労働制の職種、評価基準がしっかりした企業を選ぶことができます。自分の仕事部屋を確保したり、家事のサポートを確保することもできます。

育休明けはキャリアアップのチャンスです。もし望んでいないのなら、時短勤務に甘んじて自身の労働価値を下げる必要はありません。

時代は凄まじいスピードで変化しています。5年後10年後には時短勤務が消滅しているかもしれませんが。。もし今、貴女が不安に感じているならこんな例もあるということをお伝えしたくて書きました。参考にしてもらえたら嬉しいです。



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