心をケージに入れている 綺麗で正しい考えには永遠の解放を与え 暗い夜道を歩きたいと駄々をこねる事を決して許さない 本当の自分の心は限りなく自由でありたいはず 心を矯正する事は間違っているとわかっている でも、何かを畏れ、この世を支配する大きな力を大きな目を意識しすぎる私はそんな愚行を行なっている 常に 「そんな事を考えてはいけない」 と‥日々を縛る‥ 清廉潔白には生きていけない‥ 私の周りの人達の居心地が悪くなるのはそういうことか もっと、羽ばたいて心よ‥
人生に無理難題を求められる人は、それは、神様があなたのことをずっと見ていたいからなんです。 そう思って、頑張って乗り切りましょう。今日も‥明日も‥ そして、後日、望む望まないに関わらず、「自分の成長」というプレゼントが届きます。 Fortune smiled on you いつの日か‥
雨ニモマケズ 風ニモマケズ 世の中の端っこで生きている老婆。 今日もトコトコと歩いています。 晴れている日には麦わら帽子を被り、 雨の日は花柄のお気に入りの傘の出番です。 雨ニモマケズ 風ニモマケズ 今日も、老婆はグングンと歩き続けます。 ある時、足元にふと命の気配を感じました。 「ココダヨ。ココダヨ。」 小さな声で ふと、老婆は立ち止まり、足元を見ました。そこには小さな天道虫がこちらを見上げております。 おお、おお、そんなところにいると踏まれてしまうよ。
静かに暮らしていれば生活は音もなく流れる様に過ぎていく 毎回出掛けた場所を報告し、出会った人を取り沙汰しなくとも、生きていく毎日は自分の中に蓄積され浸透していく 日々は、平凡なもの でも長い年月をかけその蓄積は洗われ磨かれていつの日にか、 かけがえのない想い出になる そんな落ち着いた日々を送りたい 誰かに急かされ 詮索されようとも動じない心 山奥にひっそりと流れる川は、見られることもなくただ澄んで美しく、内包する生物のいのちを育む 偶然出会ったその映像は、今の自分
好きな人がいる 同じ部屋にその人がいるだけで、心が弾み幸せな気分に満たされる 部屋を少しずつ大きくしていくと それが同じ建物の中になり同じ街になり同じ国になり同じ星になり‥ そう‥、大きさは違っても生きている同じ空間に その人は存在する それだけで‥嬉しい 「好き」って嬉しい 近くても遠くても 一緒の循環する空気の中に居る その人の視線を独り占め出来なくとも その存在が二人の間に漂う空気をそっと温めてくれる それを大切に感じたい‥ そこに彼が居る 神様が一筋
お年寄り‥ 思うところが多い存在である いつか、誰もがたどり着く時間 暖かく、優しく、気品があり、 潔く、慎みがある そんなお手本となる人を探してしまうのは当たり前 「こういう歳のとり方をしたい」 全世代が心の隅に持っている欲望である その欲望の対象となっている事、 ほとんどのお年寄りは気づいていない 誰も見ていないから 誰も相手にしてくれないから 先は短いから そんな言い訳で「老いる」事を怠けてしまう 容姿は枯れつつあっても 静かに美しく心の炎を燃やす
心がどんどん無味乾燥化していく 焦って、まるでボーリング作業をするかの様に心の泉を探していた 本を読んだり、文章を書いてみたり、 ある日、 学生時代の友達の現況を知る機会があった 病と闘いながら、過ごしていると‥ いま、思うと、彼とは16歳の頃からの知り合いである 長い間、会っていない、 特に生活で触れ合いもなく、 特別な想いを抱いている相手でもなく、 にも関わらず、 心の奥底から湧き出て来る想い 「無事であってほしい‥」 「長生きして欲しい‥」 なにを根拠
つみかさね‥ 音が積み重なって曲が出来 糸が積み重なって生地ができる 経験が積み重なって人生が出来 挫折が積み重なって乗り越える力が出来 その力が積み重なって人としての心が出来上がる 小さな努力が積み重なって知恵が出来、道理を理解する事が出来 積み重ねが重なって重なって人生は形づいていく そんな積み重なっていく感じ ‥が無性に好きなのだ 毎日もただ過ぎていくに任せずに全てを積み重ねていけば、心は満たされるだろう 心が通わなくなった誰かとも時間が積み重なる事を
夜中に考え事をしていると眠れなくなってしまった 最近、いつもそう‥ 疲れているはずの身体と冴え渡る頭が心のバランスを欠いていく 起き上がり リビングのソファでぼんやりしていたら、彼が起きてきた 「眠れないのか？」 穏やかな声の問いかけに真夜中の意味のない不安感が和らいだ 「コーヒータイムにする？」 若くない2人の贅沢は時間に構わずに過ごせる事 「では、丁寧に豆を挽くところからやるか」 彼が軽く微笑んで戸棚をのぞいている 選んで手にしたカップが２つ‥ 私の一番
そう言えば‥ いつの間にか 周りに蝶々や蜻蛉がいなくなった そう言えば‥ 向かい来る風を心地よく感じる 瞬間が消えた 今、風は身震いを誘う そうやってこうやって時は流れていく 心がついていこうがお構いなしに 残された時間のなさに追いかけられる 身がすくみ、何も出来なくなる自分が怖くて、叫ぶ言葉も持てなくなる自分を信じたくなくて、 バラバラと何かを落としながら逃げる様に歩いている日々 そう言えば、泪を流さなくなった そう言えば、彼を目で追わなくなった 冬が来た
年齢を重ねてせっかく巡り会えたのだから、貴方と私 お互いを育て合いましょう 私は貴方の理想の女に‥ 貴方を私の理想の男に‥ 人生を無限に素敵に生きていきましょう 本をたくさん読んで いい音楽を教えあい、夜通し語り合い、映画に出掛け、星を探し、花を見つけ、小さな虫達に幸運を見いだす‥ 海を見つめ、その彼方に約束の地を夢見る‥ 壮大な宇宙に浮かぶ一粒の星達は 決して巡り合いを無駄にしない 自分の煌めきの限りを尽くし、さあ、ダンスを踊りましょう 貴方と私‥ 永遠に思え
