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やさしいストーリー24

心がどんどん無味乾燥化していく

焦って、まるでボーリング作業をするかの様に心の泉を探していた

本を読んだり、文章を書いてみたり、

ある日、
学生時代の友達の現況を知る機会があった

病と闘いながら、過ごしていると‥

いま、思うと、彼とは16歳の頃からの知り合いである


長い間、会っていない、
特に生活で触れ合いもなく、
特別な想いを抱いている相手でもなく、
にも関わらず、
心の奥底から湧き出て来る想い

「無事であってほしい‥」

「長生きして欲しい‥」

なにを根拠に何処から湧き出て来たのかわからない強い想いに囚われる

心の砂漠
もう、誰のことも信じていない‥
愛していない‥

そう思っていた私の心に
何の見返りも望まない
「その想い」が在った

ただ、祈りにも似た「その想い」

それは、私の心からこんこんと湧き出てくる

そして、私は気づくのだ

そう、
人の心の泉は
決して、枯れることはない‥

生きている限り‥
心が‥そこに在る限り‥


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