記事一覧
神戸の電車男?No.9
2度目の手術
2005年8月16日、第12胸椎の破裂骨折の手術を受けた。
壊れた胸椎を摘出し、そこに私自身の肋骨を移植し、その周囲を人工椎体で補強するという大工事である。
午前9時に開始されたオペは午後5時くらいまではかかったはずである。
私が病室に帰ったのが午後6時頃だったと聞かされた。
術後は背中の痛みと胸腔に挿入されたドレーンの不快感に苦しんだ。
時々痰が胸に貯まって苦しくな
神戸の電車男?No.8
テレビ出演
2005年7月30日、M放送の方が私の事故の話しを取材に来られた。
視覚障害者の列車での事故なのだから、どこかのテレビ局が取材に来るかな?とは思っていたが、こんなに早く取材を受けるとは思っていなかった。
障害者を取り上げた番組の中には、障害者は苦労をしている!だとか、かわいそうだ!とか、端的に言えばお涙ちょうだい風な手法の物もある。
だから、もしそんな風に私の事故を不幸満々
神戸の電車男?No.7
病床での生活
手術後は背骨の骨折のため寝たきりの生活だった。
友達が見舞いに来てくれた時冗談で
「俺、寝たきり老人ならぬ、寝たきり盲人になってしもたで~」
なんて話していた。
ベッドの上半身を起こす角度も15度に制限されていたので食事は看護士さんにスプーンで口に運んでもらわなければならなかったし……。
「あ~ん」
ってな風に若いお姉ちゃんに食事を食べさせてもらえるのだから、これ
神戸の電車男?No.6
再会
目覚めると妻と息子、それから従姉夫婦が来てくれていた。
妻や従姉夫婦が来てくれていたことも嬉しかったことは言うまでもないが、真夜中なのに息子が寝ずに待っていてくれたことが、とても嬉しかった。
息子の小さな手を握りながら、家族や友達のいてくれる場所に帰って来れたことを再認識した。
家族と再会したことで、自分が生きていることを心から嬉しく感じた。
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神戸の電車男?No.5
救命病棟24時風
私を乗せた救急車は5分ほどでN救命救急センターに到着した。
「大丈夫ですか~?病院ですよ~!」 「意識ありますか~?」
あれこれ周囲から聞かれる。
「はい、はい」
とそれらの問に答えている間にも私の体はストレッチャーから検査用の台の上へと移された。
「1,2,3!」
なんてかけ声で先生方の息もばっちりだ。
(わ~、救命病棟24時みたいやな~。江口洋介とか松
神戸の電車男?No.4
搬送
右足が太股部分で折れている。
ズボンに触れるとぐっしょり濡れていてなま暖かい。
(わっ!こんなに出血してるんか?)
それとあちこちがじんじん痛いから擦り傷が多数。
「あの、すみません!せっかく助けてもろたけど、こっこの出血大丈夫っすか?俺出血多量で死んだりしないっすよね~?」
「大丈夫や!それより意識はある?」
「はい、あります。」
「名前は?」
「Genta」
「Ge
神戸の電車男?No.3
救出
「大丈夫か!?」
列車が私の体すれすれを通過した後、ホームの上から男の人が声を掛けてくれた。
私は敷石に両手を突いて、上半身を起こした。
数名の人が私の側に飛び降りてきて、私を助けてくれた。
「立てる?」
そう問われて立とうとするも右足の自由がきかない。
というより (右足はどこにあるんだ?) というような感覚だ。
(切断されたのか?)
とも思ったが、自力で右太股
神戸の電車男?No.2
死の実感
夕方になった。
一緒に仕事をしているYさんに仕事をお願いして、私は定時より1時間早く職場を出た。
前述の通り、息子を保育所に迎えに行くためだ。
職場の最寄り駅(K鉄N線K駅)に着いた。
改札を通ってT橋方面ホームへ。
どうやら、列車が入線してきているようだ。
(急げばこれに乗れる!)
そう思いながら階段を駆け上がる。
階段を上がりきってすぐの列車の扉に飛び乗った?つもり
神戸の電車男? No.1
今回から数回に分けて、以前に書いた体験記を、掲載させていただきます。
2005年7月20日、列車の連結部から線路上に転落、動き始めた列車に引きずられ、大腿骨と背骨を骨折しました。
俺は、本当に幸いにも、命を繋ぎ止めることができました。
しかしながら、俺が事故に遭って以後も、俺のような視力障害者がホームから転落する事故は、後を絶ちません。
俺の大切な友人も、ホームからの転落事故で、命を失いました。
🎵 さよならは誰に言う〜😺
はいはーい!
めちゃ!ご無沙汰してしまっていまーす!
ただの全盲のおっさん!ですよー!!!
覚えてくださっていますか?
ってかねー!ドタバタしてる日だとか、グータラしちまってた日だとかが重なると、、、
こーんな風に、駄文執筆を放置しちまいます!
ほんま!すんません!
ご無沙汰してしまってた間のことをザザーっとお話しますとね?
ブラインドテニス 大会の運営したり、、、
酔っ払った挙句に、大切な頂き物
TZO48😺No.3
拙者黒猫だニャー。
「名前はまだ無い」なーんて言うと、何だか文豪の名作のパクリみたいで失礼だから、「黒」と名乗ることにする。
訳あって、「野良猫」を生業としていたのだけれど、またまた訳あって、おかしな巣箱の奇妙な住人に憑依することを生業としている。みんな!知ってるかニャ?
拙者が憑依している雄人間の元さん、雌人間の姫ちゃん、2人の雑種の雄人間の翔太は、相変わらずご機嫌に過ごしてやがるのニャー!
TZO48!😺No.2
拙者黒猫だニャー。
「名前はまだ無い」なーんて言うと、何だか文豪の名作のパクリみたいで失礼だから、「黒」と名乗ることにする。
訳あって、「野良猫」を生業としていたのだけれど、またまた訳あって、おかしな巣箱の奇妙な住人に憑依することを生業としている。みんな!知ってるかニャ?
拙者が憑依している雄人間の元さん、雌人間の姫ちゃん、2人の雑種の雄人間の翔太は、相変わらずご機嫌に過ごしてやがるのニャー!
言語化することは難しいニャー!😺
はいはーい!架空の黒猫君に人生を第解剖されかけている、「ただの全盲のおっさん」こと桂田元太郎です。
遅れに遅れちまっている駄文ではありますが、あくまで地道に!ではありますが、お届けし続けたく思いまーす!
気長に気長に!お付き合いいただければ、本当に!幸せです。
さて、今回は!ですが、末尾に引用させていただいたネット記事!(マジ!俺がずーっと言いたかったことやねん!)って、めちゃくちゃ感動したぞ!
TZO48!😺No.1
拙者黒猫だニャー。
「名前はまだ無い」なーんて言うと、何だか文豪の名作のパクリみたいで失礼だから、「黒」と名乗ることにする。
訳あって、「野良猫」を生業としていたのだけれど、またまた訳あって、おかしな巣箱の奇妙な住人に憑依することを生業としている。みんな!知ってるかニャ?
拙者が憑依している雄人間の元さん、雌人間の姫ちゃん、2人の雑種の雄人間の翔太は、相変わらずご機嫌に過ごしてやがるのニャー!