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成長を支援するための事前準備を -視座を相互に高める仕組みへ-

おはようございます!
不定期の更新となりながらも、朝読書とアウトプットのセットが一番気持ちよい習慣であることに気が付く、今日この頃です。
#気持ちだけ
#毎日頑張る
#出来るだけ頑張る

さて、今日も読書メモの回です。

「シリコンバレー式 最強の育て方 -人材マネジメントの新しい常識 1on1ミーティング- (著:世古詞一)」

前回は、「部下のことを知る」という信頼関係づくりステージについて学びました。プライベートの相互理解、心身の健康チェック、モチベーションアップが要素でした。

今回は、部下の成長を支援するステージでは何を行うべきかを学んでいきましょう。
部下の成長を支援するためには、部下の仕事をサポートするという「内容を教える」モノではありません。成長をサポートするという「プロセスでの気づきや学びに触れる」ことが重要であり、ここに時間をかけていくことです。


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業務・組織課題の改善

‟緊急度は低いが、重要度は高いもの”について、話し合うことです。
業務に関して、①現状の課題の把握と②改善を考え、③組織への貢献度を観えるようにするのです。

それぞれの視点は以下の通りです。
① ポイント・かかわる人・懸念・説明・視点・要望
② 困っていること・難しいこと・何が必要か・リクエスト
③ 良いところ・課題・出来ていること・他者の視点・相談

上司としては、アドバイスすることを「かなり我慢すること」が重要です。
分かってないなと思わず、「教えてくれないか?」と当事者意識と視点を上げていくことが求められているのです。


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目標設定・評価

100%正しい評価ではなく、部下の納得のいく評価です。
納得とは、「自分を観てもらっている」という承認なのです。一つの考え方として、著者は【MGC:Must-Get-Can目標作成法】を紹介しています。

-MUST-
会社として行わなければならない目標を共有するフェーズ。
Whyを用いた背景による丁寧な説明と、Whatを用いたイメージを持たせる具体化が行われます。

-Get-
目標を通じて、部下が得られることを納得するフェーズ。
自分のキャリアや人生に対して得られることのイメージを抱き、組織やメンバーにどのような影響をもたらすのかを想像します。

-Can-
目標を達成できるという感覚を得るフェーズ。
「やれそうだ」や「チャレンジしてみよう」という感覚へ到達できるか否かが成否を分けます。

評価を行う前に、必ず、上司側が把握しておくべきことがあります。
・Where-Who:どこで誰が評価するのか?
・Why:なぜ、個の制度か?
・What:何をひょかしているのか?
・How:昇給や昇格にどのように結びつくのか?
・給与と評価の関係性


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能力開発・キャリア支援

人は、「経験学習モデル」によって能力開発をされることが多くあります。
具体的経験から、内省的観察(振り返り)、抽象的概念(教訓)、能動的実験(新たなチャレンジ)へと段階を踏むモデルです。
本人が行動をするためのサポートをすることが、1on1となります。
だからこそ、具体的経験においては、失敗という要素はより重要な経験となるのです。

能力開発とは、すでにある能力を自覚させることであり、次の場面でも使えるようになることなのです。

マネジメントレベルにて、よく使う質問があります。

‟将来何をしたいの?”

上司はキャリア支援や能力開発の意図があっても、部下にとっては社会的背景(変動性の高い時代)からイメージが少ないのです。
この質問に対して、「ない」のはネガティブではないと著者は解説します。
人間は、結局、「今」の積み重ねでしかないため、今に集中できていることは良いのです。

将来を考える際の3つのポイントがあります。
・会社内:ロールモデルの有無、将来像の構築
・ビジネスパーソン:今、自分が出来ている行動、能力を一般化すること
・プライベート:大局的にどうなっていたいかをイメージすること


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戦略と方針の伝達

一番重要なのは、「逆ホウレンソウ」を実施しているか、否かです。
会議含めた情報を公開することにより、部下の視座を高めます。
そこには、決定事項、それに至るプロセス、上司のメッセージが込められるからです。
また、原因となった事実に対して、懸念と対応策を練ります。
その際の時間的広がり、空間的広がりを意識することが出来ます。雑談のTopicとして扱っても良いのです。


学べば学ぶほど、現在、僕自身が行えていないことが多く、1on1をまだ戦略的に行えていないと改めた感じました。
今後も継続をしていくことで、この形をどうにかモノにしたいと思います。
何よりも、事前準備は必要であるとより感じています。
やらなければ。

ではでは、今日もワクワクするような最高の笑顔で、いってらっしゃい!!

アクティホーム
講内 源太

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