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現状の中国についての考察

現状の中国はアメリカに継ぐ経済大国となっています。

また、優秀な人材も多く、特にIT分野での躍進が凄まじいです。

20年前の中国はまだ発展途上でしたが、この20年間で経済、技術力など大きく成長をしました。

これは、資本経済を導入してから、主に欧米日からの投資を呼び込み、技術力を吸収し、製造拠点として成長してきた背景があったからと考察します。

しかし、技術面は海外からの盗用も多く見られ、問題もありました。

中国の古典でよく出てくる例えで、龍が水中の奥で眠るというものがあります。

中国は覇権を握るために、欧米日からの投資をもとに成長しつつ、水中の中で大きな野心をひた隠しにしてきました。

ですが、大きく成長した中国は、10年ほど前から野心を隠すこともなくなり、龍は水中から出てきて、現在最強の国であるアメリカさえ攻撃する程の強さをつけてしまいました。

欧米日は中国の強大な人口と、いつかは民主化になるのではないかという観測のもと、自らの手で中国を強大にしてしまったとも考えられます。

中国は常に何十年も先を見て考えて行動をしています。しかし、欧米日は民主主義ということもあり、政権の生き残りをかけて、国内部で選挙などで戦う必要がありました。その際に少なからず保身の気持ちが現れたり、政権が変わる度に方針が変わるということも起きてきました。

長期的展望があったとしても、機能してこない部分があったと思います。

その欧米日を横目で見つつ、中国はブレずに将来のビジョンに向けて成長してきたと感じます。

中国は軍民一体となっています。正しくは軍が先で民は後になっています。軍事力が先で経済はそれを実現させる手段ともいえます。

中国は近頃国内の経済の低迷から多くの若年失業者を出し、不動産業界も低迷してきています。

ですがこの状況でも軍事力に大きな予算を使っていることからも、軍事が先ということが見て取れます。

また、軍事力よりも最近は気象に一番の予算を使用しており、特に海洋で深海の地形データを取ったり様々な活動をしています。

更に、反スパイ法やウイグルやチベットへの弾圧、香港の一国二制度を崩したり自国優先の手法は強まってきています。

台湾や日本が中国に飲み込まれた場合、上記の理由から一国二制度の実現はないと思われます。

また、尖閣諸島の領有権を主張したり、強気な外交が更に強化されてきています。

もし、中国が本気で海洋に進出してきて日本が中国の手に落ちたとき、その時は台湾、韓国も中国の手に落ちていることが予測できます。

それら3国のGDPや技術力、資源やリソースが中国にプラスされたと考えると、世界中で中国に勝てる国は無くなると考えます。

地球儀を北と南で逆さまに見ると、中国やロシアにとって、日本は太平洋に出る際に邪魔な立ち位置にあり、大きな拠点にもなります。

それだけ、日本の地理的な立ち位置は重要であり、今後長く中国とロシア、そして北朝鮮と向き合っていく必要があると思います。

以上、本日は中国についての考察でした。

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