初めまして。現王園と申します。自己紹介にもありますが、総合広告代理店に入社してから8年、OOH広告(屋外・交通広告)だけを担当しており、日本国内のクライアント様向けのOOHプランニングや、デジタルサイネージ事業への投資、OOH向けのクリエイティブ開発・調査、商業施設における媒体開発、インターネット広告とOOH広告(デジタルサイネージ)の同時販売/配信/効果計測などにチャレンジさせて頂き、広告賞を受賞頂くようなOOHキャンペーンにも、有難いことに数回関わらせて頂いております。
今回のnoteは「OOHメディアもスピードが求められる時代なのでは?」という話を書いていきたいと思います! フィリップ殿下の突然の死イギリス時間の4月9日の12時にエリザベス女王の旦那さんである、フィリップ殿下が亡くなったことが英国政府から発表されました。 イギリスはエリザベス女王が国王なので、日本でいうと皇后さまが亡くなったのと同じといえるのですが、イギリスは国中が喪に服すという状態になっています。 このような国民的な出来事が起きると、イギリスのOOH媒体社は何らかの
本日は、「見えてきたProgrammatic OOHの形」をテーマに、欧州のProgrammaticOOH事例を具体的に紹介していきたいと思います! 2週間ほど前、世界最大の媒体ネットワークを持つJCDecauxのCEOである、Jean-Francois Decauxさんがテレビのインタビューに答えていました。 2020年のJCDecauxの売り上げは、前年比マイナス40%となり厳しい一年を過ごした中で、今後の展望・成長可能性について聞かれたJean-Francois D
今週のnoteは、映画館での広告事例を紹介していきます! というのも、、、イギリス最大のシネコンチェーンであるCineworldが5月から映画館の営業を再開する。というニュースがリリースされたからです。 この映画館は、ロックダウンの影響で10月から営業を停止していたので、7ヶ月ぶりにオープンされることになります。 個人的にも映画が好きなので、やっとか。。。という感じなのですが、シネマプロモーションについて、やや忘れてしまっているところもあったので、過去の事例を紐解きなが
今週のnoteは、意見を整理する形ではなく、、、 先週、とあるイギリスのCreative Agencyとの打ち合わせがありまして、素敵な会社だと思ったので、ここで紹介させて頂きたいと思います。 街をキャンバスにするスペシャリスト今回紹介したい会社は「BUILD HOLLYWOOD」という会社でして、1990年代に創業された会社なのですが、ストリート広告のスペシャリスト。と名乗っています。 名前からしてなかなかインパクトの強い会社なのですが、、、 歴史を調べてみると、最
今週は、「環境配慮型のOOH。が電車内媒体の活性化に役立つのでは」という話を書いていきます。 先月、イギリスOOH業界の2020年の売上実績が発表となりました。2020年のOOH広告の売上は前年比48%となる920億円、コロナの影響のなかった第1四半期(1-3月)を除くと、前年比37%まで減少している。という状況です。 イギリスOOHの低調な状況は、少なくともロックダウンが緩和される4月までは続くことが間違いないため、引き続き厳しい状況です。 PRに試行錯誤しているこう
今週は、「未来の移動を予測することは、OOH広告の提案の幅を広げてくれるのでは?」といった話を書いていきたいと思います。 イギリスは現在、ロックダウンの最中にいますが、3月8日から学校が再開されるのをきっかけに、少しずつ規制が緩和されていく予定となっております。 12月中旬からロックダウン状態だったので、移動に関する欲求は溜まりにたまっていますし、春に向かって気温が高まり天気が良くなってきたことで、街に人が増えることが予想されていて、OOH媒体の活性化につながることが期待
本日は「プライベートジェット需要の高まりが新たな人気OOH媒体を生むかも」という話を書いていきます! 先週月曜日、イギリス政府はロックダウンの規制緩和プランを発表しました。 4月12日からレストランや小売店の営業が再開、5月12日から旅行に関する規制が緩和され、6月下旬にはナイトクラブを含めたすべての行動や営業規制が解除される見込みです。 期待される空港媒体の需要増旅行に関する規制緩和のスケジュールが具体的に発表となったことで、海外旅行予約が殺到していることが、ニュース
今回のnoteでは、「OOH×SNSは深堀りできる可能性があり、クリエイターに使ってもらうことでもっと媒体価値があがるのでは?」という事について書いていきたいと思います。 OOHの広告効果を把握する上で、掲出した広告がSNS上で拡散したかどうか。についての広告主の興味が高まっているように感じています。 OOH広告の弱点であった、その場所にいる人にしか届かない。という課題はSNSでの拡散によって解決され、実際に見に行けない人にも広告を届けることが期待されるようになったからで
今回は、カナダのDOOH事例を紹介しながらOOH広告のプランニング・効果検証の最前線について書いていきたいと思います! 正直、ほとんどが事例の引用ですので英語が得意な方は以下のURLを見て頂ければ、この先は読んで頂く必要はないかもしれません。笑 OOH新共通指標策定プロジェクト 先週、日本広告業協会(Japan Advertising Agencies Association)から「OOH新共通指標策定プロジェクト」の発足がアナウンスされました。 発表されたリリースによ
OOHの未来はデジタル化しかない!と、このnoteでも何度も紹介しているのですが、今日は「売り上げが伸びることだけがOOHのデジタル化が持つ価値ではないよね」ということについて書いていきたいと思います。 OOH業界を支えるデジタルサイネージ化公共空間におけるデジタルサイネージの設置は急速に拡大しており、5Gの影響もありますます市場が伸びていくと言われています。 これに伴い、DOOH広告市場も急拡大中です。世界のOOH業界に関するニュースリリースは9割以上が、データを使って
今日は、DOOH事業を伸ばすためには、「媒体面数を増やすことを常に意識しておかないといけない」といった話を書いていきたいと思います。 一昨日、ヘアサロンデジタルサイネージ「サキザキテルコ」を運営しております諸石さんからご招待頂きまして、タクシーサイネージのTokyoPrimeを運営するIRISの飽浦さん、エレベーターサイネージの東京エレビGOを運用する株式会社東京の羅さんと共に、今話題の音声SNS「Clubhouse」にて1時間半ほどDOOHについて話をさせて頂きました。
2020年の訪日客が411万人減少した。というニュースが流れてきました。これは、前年比87%減という事のようなのですが、コロナ拡大前の数字も含まれており、4月から12月で考えると99%減少していることになるそうです。 外国人入国者の減少は当然ながら日本だけではなく、世界中で起きています。イギリスのヒースロー空港は4-12月で前年比82%減、5600万人ほどの外国人の入国が減ったことになります。 OOHに関連した話をすると、空港利用者の低下に伴い、世界中の主要な空港OOH媒
1月11日から14日まで、「CES2021」が行われておりました。 僕は毎年ラスベガスで行われているCESには参加したことはないのですが、今年はバーチャルで実施していたことや、料金も120ドル程度で安かったこと、何より時差が少ないので、ストレスなく視聴できるということで、参加してみることにしました。 CES自体のまとめは、素人の僕なんかよりも、毎年トレンドを追いかけているプロの方がまとめているものを見て頂ければと思いますので、特に書かないのですが、 個人的に印象に残った
OOH広告は電車や駅などを中心に公共空間に設置されていることから、媒体が設置されている都市や地域の協力の上でビジネスが成り立っています。 そのため、欧米のOOH媒体社は媒体枠を通じて単純に広告収益を上げるだけでなく、媒体が設置されている都市や地域に対して、媒体社事業を通じて価値を与える事をミッションとして掲げています。 (この当たりは過去のnoteに書いてます) 「事業を通じた社会への価値創出」という課題は、OOH媒体社だけが持つものではもちろんなく、最近はCSV活動とも
あけましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いします! イギリスは新規陽性者数が1日5万人を越え、感染拡大が続くロンドンは3度目のロックダウン真っ只中となっています。 この影響により、毎年約5億円の予算が投下され、10万人を集めるロンドンでの年末年始のカウントダウンイベントが、今年は見送りとなってしまいました。 イベントは中止となったのですが、年が明けた深夜12時に、5分ほど花火とドローンによる演出が行われ、その模様がテレビにて中継されていたのですが、このクオリ