見出し画像

研修だけではハラスメントがなくならない

職場のハラスメントは コロナ前後でもほぼ変わっていないというデータが上がっていました。

パワハラ、セクハラ・・・ ハラスメントにも様々なネーミングがついていますが、名前を付けることに何の意味があるのか、、とつい思ってしまう。

特にここ3年の間で増えているのが 介護、出産、育児に関する休業とのこと。人材不足の世の中、コロナ禍もあり やはり休まれることに対する企業側の不満の表れなのかもしれません。

働き方改革、女性活躍‥と言われている中で 介護や出産育児に関する社内のリテラシーが低いのは 大きな社会問題です。

企業でのハラスメント研修は 特別なものではなくなっている今になっても、相変わらず減らないハラスメント。

以前大手企業のハラスメントセミナーを実施されていた会場で、丸一日研修を終え、会場から廊下を出たところ 40代位の部長さんが 即 女子社員にセクハラの言動をしていたことにびっくり!! 

一体今日の1日 あなたはどんな気持ちで過ごしてました!?と聞きそうになった!

でも彼にとっては さっき聞いた「やってはいけないハラスメント」と 「今の自分の言動」は全く違うもののようです。

こういう方 本当に多いのですよね。本人は全然悪気がなく、
・コミュニケーションの一環
・彼(彼女)のために言ってあげたんだ
・私たちは仲が良いから なんでも言い合える関係性がある

こんな言葉が返ってきます。
こういう理由を述べる人には いくら研修しても 自分事にはならないのです。なぜなら 一番困ったことに

「無自覚」  だからです。

ハラスメントって 「言ってはいけない言葉」だけ並べて覚えさえても意味がありません。

なぜなら ハラスメントを感じる原因の多くは

「コミュニケーション不足」 だからです。

★双方向のコミュニケーション  
    ★真のコミュニケーション

ここを継続的に学んで、組織中の風土に変えていかないと いつもどこかで誰かが ハラスメントの被害者になったままです。
だから、ハラスメントがなくなる企業は 風通しがよくなり、組織がチーム化していく確実性が 相当高くなる、というわけです。
せっかく研修をやるなら、そういう風土改革を見据えた研修を行うべきでしょう。

私がハラスメント研修のときに使う 魔法の言葉 を特別に♪

「誰もが 大事な息子  大事な娘 です。
  誰もが 大事なお父さん  お母さん です。」

その人の後ろには 彼・彼女を大切に思う人、頼りにしている人がたくさんいること それを思い描くだけで 余計な一言を言わなくて済むかもしれません。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?