ゴータマはやしだ

インドで見たことや感じたことを言葉にして、「ヤバいインド」を「ヤバくないインド」として…

ゴータマはやしだ

インドで見たことや感じたことを言葉にして、「ヤバいインド」を「ヤバくないインド」として知ってもらおうとしています

マガジン

  • インドはヤバくない

  • Hack the Innovative Future2022

    • 7本

    みなさん、こんにちは! このnoteは、2022年9月にインドで日印国交樹立70周年企画として開催された、「Hack the Innovative Future」に参加したメンバーによって運営されているブログです。 まず、メンバーそれぞれのHIFに関するバッググラウンドを、そして今後は各自がインドについて発信していきたいことを積極的に届けていきたいと思っています!

最近の記事

インドはヤバいのか?いや、ヤバくない #5 そこ、ゴミ捨て場じゃなくて住宅地です

シリグリ地域に滞在しながら、色々な地域を訪れてみる。昨日は物乞いやストリートチルドレンが多く住まうNJP駅前エリアを調査したが、本日は少し色合いが異なる地域に向かっている。 今日の訪問先は2箇所。1つ目は地元の公立(政府系)学校で、2つ目は貧困地域に隣接したノンフォーマルスクールだ。貧困地域といっても、居住者は物乞いやストリートチルドレンではなく、収入が貧困ラインを下回るブルーワーカーたちだ。 移動はいつものごとくオートリキシャを配車するのだが、名を「TERRA MOTO

    • インドはヤバいのか?いや、ヤバくない #4 トタン屋根の下で茶髪が光る。

      インド西ベンガル シリグリで朝を迎える。 すっかり雨季に突入しており、夜は雷雨と大雨が降り注いでいた。道端のいたるところにできていた水溜まりやぬかるみを見出して理解した。おかげでそれほどの暑さを感じない。 この街もやはりインドらしく、人通りの喧騒は活気に満ちているものの、デリーとは大きく異なる点が1つ。 詐欺師が話しかけてこない! わずか数日過ごしたデリーとアグラで、驚くほど多くのきな臭い声かけにあったことで、すっかりインドとはそういうものだという考えに陥っていた。

      • インドはヤバいのか?いや、ヤバくない #3 インドのくびれ、西ベンガルシリグリへ上陸

        インド3日目、首都デリーから目的地の西ベンガル州シリグリまで国内線でインド亜大陸を横断する。インドをよく訪れる人にとっても、シリグリはあまり聞きなれない地名だろう。 インドを短期間で堪能?しようとするバックパッカーは、とりあえずデリー・アーグラ・バラナシの定番コースを巡り、一通り「ヤバいインド」の体験を購入して日本への帰路につく。 しかし、こうしたヤバ旅言説のパラドックスとも言えようか。旅人の心遣いは出発の時点から「いかにヤバい体験を持って帰るか」という一心にあるので、実

        • インドはヤバいのか?いや、ヤバくない #2感覚をローカルにチューニングする

          昨日、デリーのホテルチェックイン時に、支配人から「ホテルで運転手と車を手配できるから、せっかくなら明日タージマハルに行ってみてはどうか」との提案を受けた。 またしても何も知らない俺は、車で片道4時間かかるともつゆ知らず。 「いいじゃん」観光客丸出しのノリで1つ返事し、日帰りアーグラへ向かうことになる。 翌朝5時、前日の夜中に吹き荒れていた剣幕な声やリキシャのクラクションが嘘のような静けさの中、日の出とともにやはりスズキディザイアに乗り込み、デリーから出発する。 デリーの繁

        インドはヤバいのか?いや、ヤバくない #5 そこ、ゴミ捨て場じゃなくて住宅地です

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        • インドはヤバくない
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        • Hack the Innovative Future2022
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          インドはヤバいのか?いや、ヤバくない #1降り立ち

          好奇心あふれる若者ならば、誰しも一度は「インドに行ってみたい」と思い立ち、そして「まあいつか行ってみたいけど、、、」と多くは思い立った記憶を心の押し入れに片づけてしまう。 いつしか「インドってヤバい国なんでしょ」という小学生並みの感想で片付けられてしまう。 そして、バックパッカーはじめ訪問者も、 周囲に期待される「ヤバいインド」を 見ようとし、持ち帰る。 ヤバいインドの再生産だ。 俺はそういった「ヤバい」という言葉に 矮小化されてしまいがちな、 街のひしめき、人々のたく

          インドはヤバいのか?いや、ヤバくない #1降り立ち

          【HIF2022】遂に憧れの場所インドへ!🇮🇳

          みなさん、こんにちは! このnoteは、2022年9月に日印国交樹立70周年企画の一環でインドにて開催された「Hack the Innovative Future」についての記事です。 メンバーそれぞれのバッググラウンドについて、次にプログラムの中身について、最後に各自がインドについて発信していく予定です。 以下の文章は、参加者の作成した文章を代理で投稿しています。 楽しんで読んでいただけたら嬉しいです!どうぞよろしくお願いします! ※こちらは共同マガジンとして運営しています

          【HIF2022】遂に憧れの場所インドへ!🇮🇳

          【HIF2022】遂に時代がきた、 #インドしか勝たん

          みなさん、こんにちは! このnoteは、2022年9月に日印国交樹立70周年企画の一環でインドにて開催された「Hack the Innovative Future」についての記事です。 メンバーそれぞれのバッググラウンドについて、次にプログラムの中身について、最後に各自がインドについて発信していく予定です。 以下の文章は、参加者の作成した文章を代理で投稿しています。 楽しんで読んでいただけたら嬉しいです!どうぞよろしくお願いします! ※こちらは共同マガジンとして運営しています

          【HIF2022】遂に時代がきた、 #インドしか勝たん

          【HIF2022】ーモディ首相もベタ褒め🇮🇳ー日印国交70周年プロジェクトに参加した若者の備忘録

          1.自己紹介 名前:ハヤシダ(あだ名はシダックスとかシダとか言われてます) 出身:高知県 所属:広島県は西条という日本酒が有名な地域で、国際協力・教育開発について研究している大学院生です 勉強してること:ざっくりいうと「発展途上国の教育」について日々学んでおり、私はその中でもインドの私立学校というトピックをテーマに研究をしています これから:出身は高知県なのですが、2023年度からは上京(脱藩)し、東京で日本の貿易や経済に関わる仕事に就く予定です。 2.なぜHIFに応募し

          【HIF2022】ーモディ首相もベタ褒め🇮🇳ー日印国交70周年プロジェクトに参加した若者の備忘録

          差別の根源は差別意識じゃなくて、無知と無関心 ~『パラサイト』を見て感じたコト

          お久しぶりです! ゴータマはやしだです。 なんと怠惰なことか、約2か月ぶりにNoteを書いています。 (密かに待ってくれていた人とアンチがいることを信じて。) こんなに久しぶりだと、Noteの書き方どころか、いつかノートPCの開き方でさえも忘れてしまうんじゃないかと危惧してます。 これからはまた何かしら発信する習慣を取り戻していきたいので、「おもろい」「おもんない」というフィードバックを貰えると芸人冥利につきます。 ===========================

          差別の根源は差別意識じゃなくて、無知と無関心 ~『パラサイト』を見て感じたコト

          【大学4年生・2020年の目標】

          こんにちは! 広島大学教育学部の林田勇太です 2019年の最後に「『行動力』をつける」という目標を立てた”林田勇太”の一年間振り返りを文章にしました。しがない大学3年生の1年間でしたが、文章に起こしていたら、なんと1万字を超えてしまいました。 ぜひご覧ください (小見出しごとに分けているので、気軽に見ることができます) noteを見てくれた人たちから沢山感想をいただきました。すごくうれしいですし、見てくれてたんだ!と励みになります。 noteの良かった点に限らず、改善点と

          【大学4年生・2020年の目標】

          ヒッチハイクで3000mの北アルプス登ってきたよ(3日目)

          これまでの日記はこちら↑ 10月13日(日)~2日目 in Kyoto~ 午前7時ごろ 友人宅で起床。 結局朝の3時ごろまでくっちゃべってたせいで、十分な睡眠がとれなかった。しかし、早く出発しないと目的地の富山に着けないかもしれない。 今日の目的地は富山。 ひとまずは中継地点である「福井の敦賀」をめざす。 友人との別れを惜しみながら、山科へと向かう。 京都から富山に向かうためには、まず琵琶湖を東回りか西回りでぐるっと北上し、福井と石川を通っていく必要がある。 山科は

          ヒッチハイクで3000mの北アルプス登ってきたよ(3日目)

          ヒッチハイクで3000mの北アルプス登ってきたよ(2日目)

          こんにちは!林田です。 2日目、と言っておきながら1日目の後半です。 現時点のルート:西条発ー倉敷イオンモールー倉敷IC-備前(Now) 目的地の富山まではまだまだ遠い。 1日目の前半はこちらから。 ~~~~~~~ 備前に降ろしてもらった林田は、わずか2分で次の車に乗せてもらうことができた。 しかも運の良いことに、次の車は滋賀まで帰省する途中だそうで、1日目の目的地としていた京都までワンウェイで送ってくださるとのこと。 かつてないほどスムーズなヒッチハイクの出だ

          ヒッチハイクで3000mの北アルプス登ってきたよ(2日目)

          ヒッチハイクで3000mの北アルプス登ってきたよ(1日目)

          10月12日(土) 北アルプスヒッチハイク登頂旅 ~1日目~ 教育実習が終わった約1週間後、僕は西条からはるか北へ700km離れた富山へと、ヒッチハイクの一歩目を踏み出そうとしていた。 1日目の目標は、京都だ。 高校時代の友人宅に宿泊させてもらう約束をしている。 何としても到着せねば! しかし、気分は全開!、というわけではなく、むしろイマイチだった。 なにしろ、その時は未曽有の巨大被害をもたらすと叫ばれた「台風19号」が、差し迫っていたまさにその時だったのだ。 北陸

          ヒッチハイクで3000mの北アルプス登ってきたよ(1日目)

          ヒッチハイクで3000mの北アルプス登ってきたよ(0日目)

          ハートください♥ 9月の半ば、1ヵ月にわたる教育実習も折り返しを迎えようとしていた最中、心という心が荒み切った林田は、ただひと時の安寧を求めていた。 そんな時、ある一枚の写真が林田を、富山は「立山」という北アルプスにそびえ立つ3000m級の山まで駆り立てた。 澄み切った青空と生い茂る草原のコントラストが、毎日の小汚い机とアスファルトとの往還に嫌気を感じていた自分にとっては、たまらなく魅力的に映った。 「教育実習終わったら、立山登るしかない!」 と即座に決心した。 正

          ヒッチハイクで3000mの北アルプス登ってきたよ(0日目)

          ヒッチハイクしたら高速道路に降ろされた話 ~ヒッチハイクと橋下徹の共通点~

          こんばんは。お久しぶりです。ハヤシダです。 「ヒッチハイクと橋下徹?テキトーぬかすな」 と思うでしょう。まあ最後の方まで見てください。 ここ一週間劇的に忙しくて、来週再来週と色々やりたいことであふれてます。気概だけは10代の頃よりも増えたかもしれません。 けど、あれこれやってるだけだと、すぐに記憶は新しいものにかき消されちゃいます。当然ですね。脳みそは必要ない情報をどんどん忘れるメカニズムだから、自分の行動に意味を見出せなければ、記憶はどんどん”上書き保存”されちゃうわ

          ヒッチハイクしたら高速道路に降ろされた話 ~ヒッチハイクと橋下徹の共通点~

          ヒッチハイクから学んだこと     ~なぜわざわざ知らない人の車に乗るのか~(1)

          お久しぶりです。教育学部3年の林田です。 前回のテクスト では、全く内容について触れられていませんでした。申し訳ありません。 8月のはじめ、大学の夏休みを迎えようとしていた時。以前から友人のヒッチハイク談を聞いていた私は、何の拍子からか 「行こう!!!」とヒッチハイクに出発することを決断した。おそらく「あいつだけおもろいことしてずるい!俺もやりたい!」という赤子の駄々のような心情でヒッチハイクの実行が決定された。 方面は九州(別府温泉♨️と桜島🌋を見たかった)にし、

          ヒッチハイクから学んだこと     ~なぜわざわざ知らない人の車に乗るのか~(1)