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「食」で愛情を伝える。育む。

2月14日はバレンタインでしたね。
ご自身への労いや大切な方への愛情・感謝のしるしに、今年はお取り寄せで各地のチョコレートやお菓子を楽しんだ方も多いのではないでしょうか。

貰うとやっぱり嬉しい「贈りもの」。カタチそれ自体で気持ちの大きさを図るのはナンセンスですが、誰かに真っ直ぐな想いを伝えるために何かしらの形あるものに変換し、そのバトンを相手にしっかりと手渡す行為は、やはり愛情そのものだと思います。

今回は、「食」を通して子どもへ惜しみない愛情を注いできたご夫婦・ご家族の物語をお届けします。

―診断のつかない病気に苦しむ我が子

Lepoさんパンフレットpg

熊本から、添加物一切不使用の豆菓子をお届けする『Lepo』を運営する河野ご夫妻。
息子さんは、6歳のときから原因不明の血尿に苦しむこととなり、様々な医療機関での診療を繰り返します。症状が出て3年も経過した9歳のときに初めて、「IgA腎症」という慢性腎炎の診断を受けました。「治ることがない」と医師から告知を受け、どうやってこの病気を“出来る限り悪化させずに付き合っていくのか”を目的に、治療に専念する日々がやってきます。

病気の治療とはいえ、まだまだ幼い我が子に強烈な薬を投与し、それも改善が約束されたものではない。息子の体調が少しでも良くなるよう、悪くならないようしているはずなのに、むしろ弱っていく我が子を目にする苦しみ。代わってあげることのできない痛みに耐える我が子をただひたすらに見守り続ける親のもどかしさは計り知れません。

―「からだは、食べたものでできている。」

大豆

それでも、自分たちにできることは何か、ただ悲観し嘆くだけでなく、頑張っている我が子にとって一筋の希望の光となるようなものはないのかを探しに探し続けた結果、河野夫妻は添加物をとらない食事療法へたどり着き、徹底的に食と向き合うことにしました。

「人は口から入るものに大いに影響を受ける」ことは、傍で薬の影響を日々受ける息子さんを見て明らかでした。そこから、どのようなものが身体にどんな風に作用するのか、万人のことは分からずとも我が子にとって果たしてどうなのか、身体に優しいものとはどんなものなのかを模索し試し続けます。一進一退を繰り返しながらも、息子さんの力を信じ続けた結果、医師に「治らない」と診断を受けた当時まだ幼かった息子さんは、今では成人を迎え、家元を離れて暮らしていらっしゃいます。

我が子の回復を真剣に願い、様々な情報をあらゆる角度でキャッチし、「彼にとって」本当に良いものを取り入れる生活を心がけることで、河野家の現在があります。

―「マイベスト」は自分で見つけ出す

Lepoさん

オーガニックはからだにいい!と広く認知され始めた昨今、小さなお子さん、アレルギーをお持ちのお子さんがいらっしゃると、より意識的に食材選びをされているご家庭は多いかもしれません。
その一方で、様々な情報が溢れ、どこから始めてどこまで徹底すれば「正解」なのか、結局分からないままになってしまっている方もいらっしゃいませんか。家計とのバランスもある中で取捨選択していくことは、確かに簡単なことではないですよね。

スーパー等で陳列された商品パッケージの表示を見ているだけでは実態を把握することは難しいかもしれませんが、食材そのものにまず興味をもち、その生産過程がどういったものかを少しずつ知っていくことで、知識が蓄積され自分なりの判断基準をもつことはできるようになるのかもしれません。
例えば、たまごアレルギーのお子さんの場合、たまごそのものに反応する場合もあれば、そのたまごが生産されている農場で使用されている飼料に含まれた化学物質に反応している場合もあり、化学物質を使わない飼料で育てられた卵であればアレルギー反応を起こさない可能性もあるかもしれません。

河野さんも、「自分たちにとっての正解は、結局自分たちにしか分からない。食材がどの様に育てられているかの理解を深めながら、試してやり続けてみるからこそ、“マイベスト”を見出すことができる」と仰います。0か100で判断するのではなく、本来重要なのは、「その選択が、“今のあなたや大切な人”にとってベストなのか」を判断し、選択し続ける勇気をもつこと。そして、できることから始めてみることだと思います。

河野ご夫妻は「過去の自分たちと同じように悩み苦しむ方がいた時、その方にとって何かしらのヒントや選択肢のひとつになれば…」と『Lepo』を立ち上げ、今度は自分たちの経験をまた別のカタチの愛情へと変換させ、商品に温かな想いを込めて日々全国へ贈りだしていらっしゃいます。

お皿の上に紫の豆菓子

瓶詰オートミール系

何より、『Lepo』さんの豆菓子は美味しさも大切にされているんです。

ガーデンズ千早では、こうした心身にとって良いことを、遊びごころも大切にしながら実現しようとしていらっしゃる方々を応援するとともに、千早の皆様それぞれにとっての「マイベスト」が見つかるような食と健康を提供していきたいと考えています。

食事だけで愛情の大小、幸せの大小は図れないかもしれませんが、その背景に様々な想いが重なることで、愛の大きさはいかようにも変化するのだなと、今回『Lepo』さんのお話を伺い感じることができました。

皆さんもぜひ、自分自身を含めた「身近な人」への愛情や想いをのせて、自分らしい“贈りもの”について考えてみてはいかがでしょうか。

≪『Lepo』公式HPサイトはこちら↓≫
https://lepo.kumamoto.jp/

≪ECサイト『たべるとくらすと』 でも『Lepo』の商品をご覧いただけます↓≫
https://taberutokurasuto.com/shop/lepo/?sac=lepo-01


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子どもに教えられたこと

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