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#創作大賞2024
短編恋愛小説集「噓の告白」 第7話 一筋の光 宮本早紀編その3
休み時間と昼休みを使って、俺は片っ端から、クラスの女子生徒に声を掛けていた。
といっても、決して女漁りをしていたのではない。
宮本さんの住所を知っている子がいないか、確認して回っていたのだ。
俺は馬鹿だから、自分から働きかけるくらいしか方法を知らなかった。
そうこうしていると努力の甲斐あってか、彼女の自宅に訪れたことがある女子の名を教えてもらえた。
縁の大きい眼鏡を掛けた冨山さん。
極度の近眼なの