330_昔話33

昔話33
普段自分語りする機会ってあまりないと思う。語ったとしても話がバラバラになっちゃったり、聞いてもらえなかったりしますよね。なので興味がある人だけ読んでくれればいいし、長いから飽きちゃうかもしれないけど興味を持ってくれる方のために一生懸命伝えていきます。

原哲人(ハラノリヒト)
私の高校時代の話をするときに、欠かせない存在だ。彼とは、高校3年間を共にした。雨の日も風の日も、困難を乗り越え、あらゆる攻撃をかわして、高校時代を共に生き抜いた。思春期真っ盛りのあの青春時代。欲望のままに生きた男子高校生だったな〜と今でもしみじみ感じます。
ノリヒトとは、中学は別々で、高校で出会った。肌が白くてたらこ唇ではんぺんみたいな顔をしたやつだが、しゃべりが達者でツッコミのキレがあって面白いやつだ。彼は、お笑い芸人になると言って高校卒業と同時に上京。今は、「与作」というコンビの「原ZONE」という芸名で活動している。
Twitter→https://twitter.com/thetaroha
与作の掛け流しラジオ→https://stand.fm/channels/5fba2771c646546590610654

時は遡り、約10年前の高校2年生の冬。当時の私はお祭り男だったので、何かにつけて〇〇パーティーをやろう！と言っていた。この時期はやはり鍋パだ。大人数で鍋を囲むということは冬の醍醐味。さらにそれを口実に女の子と鍋を囲んでスーパーハッピーな高校生ライフを送りたい！なんて思っていた私はすぐに行動に移した。ノリが良く女の子の友達が多い友達に声をかけ女の子を集めてもらった。女の子は4人すぐ集まったのだが、男の子がなかなか集まらなかった。私の人望がないのか、消極的な人しかいないのか。てか、女子とお泊まり鍋パやるから来てよって言ったら100%行くだろ。とか思っていたけど1人も集まらなかった。諦めかけていたその時、行く行く〜絶対行くからっ、と聞こえた。それがノリヒトだった。こんなにノリノリ笑顔で嬉しい限りだった。結局、男子が4人集まったのだが、女子が1人ドタキャンで4:3での鍋パになった。
わちゃわちゃ7人で楽しんでいたのだが、その中で最も楽しんでいたのが、ノリヒトだった。彼は得意なしゃべりで他を圧倒し、キレのあるツッコミで心に近付く。さすがだった。私も負けじと場を盛り上げることに徹した。美味しい鍋と楽しい時間を共有し、最高の鍋パになった。

その鍋パから、私はノリヒトとよく連むようになった。学校の移動教室や、放課後も、学校にいる時間はほぼノリヒトと共に過ごした。2人でいる時は女の子の話しかしなかった。誰々が可愛いとか、今度誰々と遊びたいとか、ほんと欲望に忠実に。色んな女の子と遊ぶことだけを考えて高校時代を過ごした。

彼は喋りが面白いだけでなく、もっと凄いところがあった。それは、彼女がいながらも私と行動を共にして、色んな女の子と遊んでいたからだ。しかも、その彼女は、私たちの高校のミスに選ばれる美貌の持ち主だ。はんぺんみたいな顔をしているのになんて男だ。と思っていたが、ただ単純にノリヒトと女の子たちと遊んでいる時間がとても私にとって心地よかった。

高校生の頃は、有り余る時間を欲望に費やした。ノリヒトと共に、欲望に忠実になって周りの批判なんてお構いなし。何でもできる気がしたアホだったな。
欲望に忠実になっていた結果は、ノリヒトは彼女に振られるってことだったな。私には何も残らなかった。でも、ノリヒトとのかけがえのない時間があったからこそ今の私があると思っている。そうしたら必要な時間だったのかな。

前向きに考えることができていいじゃん。
そんなノリヒトは今お笑い芸人に奮闘している。ぜひ応援してください。

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写真撮っているので見てください
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