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雑記

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今考えていることを後になって見返すために、粗雑な文章を書き溜めています。 ある意味では自分のアイデンティティなのかもしれません。
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雑記#12 〇〇先

転職をしたら母親が喜んでくれた。

そして謝られた。

初めて自分がやりたいことをできたんじゃないか、と言っていた。

東大が授業料を上げるらしい。

年間10万円。

正直大した額じゃないと思った。

どこかの学長が

「国立大の学費を150万にすべき」

みたいなことを言ったらしい。

それは困るかもと思った。

でもよくよく考えてみると、私は学部の4年間で大学に86万円(主に学生寮、授業料は

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雑記#11 ひまわり、ふわりと

ひまわりのような女の子がいた。

彼女は誰よりも優しい、とても素敵な子だった。

ちょっと変わった子でもあった。

でも、彼女は聡かったし、自分のことをよく分かっていたように思う。

彼女のことを思うと、不思議と頑張れた。
彼女のことを思うと、優しくなれた。

彼女が幸せならば、僕も幸せな気がした。

僕はその子が好きだった。

みんな好きだったと思う。

ぼくらはまだ始まったばかりだったけれど、

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雑記#10 金木犀の香り

雑記#10 金木犀の香り

まだ金木犀の香りが解らなかった頃に、

「金木犀ってどんな匂いなんだろ」

って言ったら、

「家のトイレの芳香剤の匂いがずっと金木犀だったから、あの匂いは嫌いです」

って返してきた後輩が好きだった。

随分昔の話。

雑記#10 金木犀の香り

雑記#9 レコメンド・ディストピアとふわふわスポンジケーキ

雑記#9 レコメンド・ディストピアとふわふわスポンジケーキ

1月前くらいに、Youtubeの「ホーム」欄が履歴をオンにしないと何も表示されなくなってしまった。

履歴とか、Cookieとか、コンテンツの価値向上のためデータを収集うんたらこうたらとか、

僕はそういうものに対してNOを選択するタイプだ。

収集されたとて機密事項など何もないし、ダークパターン的な表示だったら即諦めるのだが。

浅学な自分に対し、「まずはこれを」と勧めてくれる存在は貴重だ。

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雑記 #8  毎年聴いていたあの曲を今年は聴かなかった

雑記 #8 毎年聴いていたあの曲を今年は聴かなかった

社会人になってから毎年聴いていた曲があった。

それは2020年夏、
コロナと一緒に新卒入社して上京した僕の、初めての夏。

実家に帰ることも、友達と遊ぶこともままならず、
東京が僕にとって"東京"じゃなかった夏。

そんな夏に初めて知って、東京を彩ってくれた曲。

その曲を、今年は今日、8月最後の日に初めて聴いた。

避けていたわけではなくて、本当にたまたま、
このnoteを書く30分前にたまた

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雑記#7 痕

これは深夜の戯言です。

自分の中でも正解が無いです。

悩みなのかもしれません。

何か事故で物理的な傷を負った人がいるとき、

色々明らかになっていない状態で

「痕が残らないと良い」

みたいなことを言ってしまうと、

じゃあ痕が残ってしまったとき。

本当にその人の価値が下がってしまう気がしてしまうんです。

正直そういった発信を本人に見られることはないと思うけど、

もし自分が本人でそれ

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雑記#6 義務教育

「お前それ、義務教育レベルの問題だぞ!」

(ざっくりそんな意味合いの)声がテレビの向こうから聞こえてくることがある。

クイズ番組や企画で、
おバカな回答に対してMCが突っ込む時に発する言葉だ。

僕は一応大学は出させてもらったので、義務教育からは2Stepほどは駒を進めることができた。

だからこういうやりとりを聞くと、
気持ちとしてはMC側になることが多い。

しかしよく考えてみると、
駒が

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雑記#5 本と情景、空想のデジャヴ

日頃から本を読んでいるわけではないくせに、
一年ぐらい経つと、読んだ本の内容が殆ど思い出せないことがある。

かなり好きだったはずの本なのに。

でも、「どんなお話だったけな」と本棚から引っ張り出してあらすじを読むと、

一瞬で物語の情景が浮かんでくる。

主人公が住んでいる町の景色とか、

異国情緒あふれる酒場の構造とか、

木造2階建ての、古いのに小綺麗な一戸建てとか。

それは景色だけじゃく

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雑記#4 最近良く見る主張 in SNS

SNSは不特定多数への拡散力があるので、何か主張を届けたい場合にはうってつけの場所だと思う。

このnoteも同じようなものだ。

最近良く「バズる」主張に思うのは、

「本当に理解されたいと思っているのかな?」

ということ。

現実世界の経験から生まれたであろう不平不満が元になった主張は、
原因となった奴に言っても無駄かもしれない。

でも、不特定多数の中からそれを見て心を動かされる人もいると

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雑記#3 嫌い

僕は嫌いなものや嫌いな人がめったにいない。

好きになることが多いかと言われるとそうでもない気はする。

「嫌いになることを避けている」という方が正しいかもしれない。

嫌いな存在が多いと生きにくいと思うのだが、
世の中には意外と「嫌い」という感情を外に出す人が多い。

別にそれは悪いことではなくて。

何かを評価しようすると全てが良いものであるはずはないし(むしろそんな人は信頼できないと思う)、

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雑記#2 強さと優しさ

強さって何だろうか。

強い人、を想像して思い浮かべるのは井上尚弥だ。

格闘技なんか殆どみたことのない僕でも、井上尚弥が最強なのはよくわかる。

レスリングの吉田沙保里も最強だろう。

僕は優しい人でありたいとは昔から思っていたが、強い人になりたいと思ったことは殆どなかった。

でも強さと優しさは並べて語られたり歌われたりすることが多い。

斉藤和義は『やさしくなりたい』で

「強くなりたい 優

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雑記#1 父性

雑記#1 父性

僕は「父性」が分かっていない。

多分。

小学4年生だった2009年のある朝、
急に倒れ込んだ父が救急車で運ばれていくのを見てから、僕の家庭から父らしさみたいなものを持った存在はいなくなった。

家は母がパートをしながら切り盛りしていた。

父は重い障害を負ってしまったが、障害者雇用促進法のお陰でクビにはならず、なんとか我が家は成り立っていた。

(大学の授業料免除に必要な資料を取り寄せてもらっ

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