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主にRPG・AVGを愛するゲームプレイヤー。 クリアしたゲームのレビューやゲームの考察…

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主にRPG・AVGを愛するゲームプレイヤー。 クリアしたゲームのレビューやゲームの考察なんかをゲーマー向けに書いていきたいと思います。

最近の記事

FINAL FANTASY Ⅶ REBIRTH クリア後感想

お久しぶりです。前回の感想からかなり時間が空いてしまった。というのも、今回扱う「FINAL FANTASY Ⅶ REBIRTH」のボリュームが非常に大きく、およそクリアするのに一ヶ月ほどかかってしまったので。 前回扱った「龍が如く8」もかなりの大ボリュームだったが、今作はそれ以上のボリュームでクリアまでに100時間以上かかってしまった。 知っての通り、今シリーズはかの名作「FINAL FANTASY Ⅶ」のフルリメイク作品であり、もともと1本のゲームであった原作を3部作と

    • 龍が如く8 クリア後感想(ネタバレ多め!!)

      「歌舞伎町」をモデルにした架空の町「神室町」を舞台に、日本の裏社会に生きる漢の生き様を描いた、セガの人気シリーズ「龍が如く」。 その最新作である「龍が如く8」をつい先日クリアすることが出来たので、早速感想を書いていきたいと思う。 タイトルにも書いたように、ネタバレをしていくので、まだクリアしていない方やこれからプレイする予定の方は、見ない方が良い。もしこの記事を見ることで、物語の先が読めないという人生に一度しか訪れない楽しみを失うことになっても、当方は一切責任を負うことが出来

      • 龍が如く8 ファーストインプレッション

        日本の裏社会を舞台としたセガの人気シリーズ「龍が如く」。その最新作である龍が如く8がつい先日発売された。 そこで今回は、いつもと趣向を変えて序盤の感想を記事にしたいと思う。まあ単に筆者がまだクリア出来てないだけなのだが。 以下、記事の内容及び注意点 プレイ時間は10時間ちょっと。 主に序盤のストーリーとキャラクターについての感想 なるべく配慮するが、ネタバレありなので気になる方は見ない方が良い。 あくまで序盤の感想なので、最終的には印象がひっくり返る可能性はある。

        • サンサーラ・ナーガ2

          ゲーマーの皆さんなら、なんとなく気になっていたけど、なんとなく触れる機会がなく時間が過ぎ去ってしまったゲームが一つや二つあるのではないだろうか? 今回取り上げる「サンサーラ・ナーガ2」は自分にとってまさにそんなタイトルだった。 監督押井守、キャラクターデザイン桜玉吉というビッグネームのインパクトに加え、主人公が成長せず竜を育成するという特徴的なシステム的、川井憲次氏による印象的な音楽などに興味をひかれ、いつかプレイしたいと思いながらも、なかなか機会を作ることが出来なかった。

        FINAL FANTASY Ⅶ REBIRTH クリア後感想

          アルトネリコ2 世界に響く少女たちの創造詩

          新年あけましておめでとうございます。新年早々世間では様々な事件が起こっているようだが、そんなことは気にせずマイペースにゲームを紹介していきたいと思う。 今回紹介するゲームは「アルトネリコ2 世界に響く少女たちの創造詩(メタファリカ)」。ガストとバンプレストの共同で開発されたPS2のRPGである。 発売日は2007年10月25日。ちなみに自分の手元にあるソフトは廉価版であるPS2Best版なのだが、こちらはバンダイナムコゲームスよりの発売となっている。というのも、発売を担当

          アルトネリコ2 世界に響く少女たちの創造詩

          パラノマサイト FILE23 本所七不思議 墨田区下町を舞台にした、完成度の高い名作AVG

          売れるゲームというのは、その大半がシリーズものである。これは別に最近に限った話ではなく、90年代前半の時点ですでにそうであった(以前記事を書いた「伝説のオウガバトル」は、そんな状況に危機感を持った任天堂により宣伝等でのバックアップがあった)。とは言え、新規タイトルが全く売れないというわけではなく、近年でも「天穂のサクナヒメ」「バディミッション BOND」「十三機兵防衛圏」等、新規タイトルでありながらユーザーから高い評価を得た作品は存在する。今回紹介する「パラノマサイト FIL

          パラノマサイト FILE23 本所七不思議 墨田区下町を舞台にした、完成度の高い名作AVG

          新すばらしきこのせかい 渋谷を舞台に繰り広げられる、少年たちの成長物語

           ゲームに限らず、続編を成功させるのは難しい。特に、前作の人気が高ければ高いほど、続編に求められるハードルは上がる。また、前作から時系列が離れていない続編だと、前作キャラをどう扱うかという問題も発生する。前作が大団円で終わった作品なら、なおさら蛇足と捉えられる可能性が高くなる。  今回取り扱う「新すばらしきこのせかい」は、単体のゲームとしても良作だが、前作「すばらしきこのせかい」の続編として見た場合にさらに評価が上がるという、続編としては理想的なタイトルと感じた。なぜそう感じ

          新すばらしきこのせかい 渋谷を舞台に繰り広げられる、少年たちの成長物語

          半熟英雄 ああ、世界よ半熟なれ…!! 半人前ゆえの可能性

          前回の記事では、日本では数少ないリアルタイムストラテジー(RTS)の成功例として、「伝説のオウガバトル」を紹介させていただいたが、実は数か月前に旧スクウェア(現スクウェア・エニックス)より、同ジャンルのゲームとして「半熟英雄 ああ、世界よ半熟なれ…!!」がスーパーファミコン(SFC)にて発売され、同じく高い評価を受けている。 だが作風は全く異なっており、重厚な世界観とシナリオで硬派な印象の強い「伝説のオウガバトル」と比べ、今作はシナリオのノリが非常に軽い。全編を通してギャグや

          半熟英雄 ああ、世界よ半熟なれ…!! 半人前ゆえの可能性

          伝説のオウガバトル 民衆の求める英雄とは何か

          今でこそ日本と海外(主に北米)のゲームの垣根はだいぶ低くなってきたが、かつては海外と日本のゲームの間には明確な垣根があった。あまり詳しく語ると本筋から離れてしまうので控えるが、主に家庭用ゲーム機を中心に発展した日本と違って、海外のゲームはホームコンピュータ(PC)を中心に発展した。主に海外で発展したゲームジャンルとして、First-person Shooter(FPS)やシムシティのようなシティ・シュミレーター、Real-time Strategy(RTS)、Flight S

          伝説のオウガバトル 民衆の求める英雄とは何か

          Strayレビュー 汝、ネコを愛せよ

          今はゲームファンなら知らぬものはいない、世界最大のゲーム販売プラットフォーム「Steam」。そのSteamで2022年、最も評価されたゲームがある。「ゴッド・オブ・ウォー」や「エルデンリング」といった名作を押さえ、2022年に最も評価されたゲーム。その名を「Stray」。今回はそのStrayをレビューし、その魅力に迫っていきたいと思う。 概要「Stray」は2022年7月19日にPC、PlayStation4、PlayStation5で発売されたゲーム。ジャンルとしてはA.

          Strayレビュー 汝、ネコを愛せよ

          ポケットモンスター スカーレット・バイオレットレビュー 大いなる挑戦とその課題

          ポケットモンスター スカーレット・バイオレットをクリアしたので、レビューを書こうと思う。ちなみに筆者がクリアしたのはバイオレットの方なので、その辺は留意していただきたい。 概要:シリーズ初のオープンワールドまずはポケットモンスター スカーレット・バイオレット(以下ポケモンSV)についての簡単な説明から。 ポケモンSVとは、任天堂から発売されたポケットモンスターシリーズの2023年現代での最新作であり、世代で言えば「第9世代」にあたる。 今作最大の特徴は、フィールドが非常に広

          ポケットモンスター スカーレット・バイオレットレビュー 大いなる挑戦とその課題

          レトロゲーム博物館計画 資料展示会

          今回はゲームレビューではなく、大阪で行われている「レトロゲーム博物館 資料展示会」に行ってきたので、そちらのことを書こうと思う。 まず最初に、「レトロゲーム博物館 資料展示会」とは、ゲーム文化の保護を目的とした“レトロゲーム博物館”開設を目指すプロジェクトの一環であり、会場にて懐かしの携帯・家庭用ゲーム機やゲームソフト、パソコンなどが展示されている。実際にいくつかのゲーム機を試遊することもでき、「スペースインベーダー」や「ギャラガ」といった懐かしのゲームや、3DO版「スーパ

          レトロゲーム博物館計画 資料展示会

          スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE 宇宙を舞台に描かれた進化の物語

          スターオーシャン6 THE DIVINE FORCEを前日クリアしたので、レビューを書こうと思う。ちなみに、レイモンド編のみクリア・クリア後のエンドコンテンツには手つかずの状態なので、その辺は留意していただきたい。 概要 シリーズのおさらいレビューを始める前に、スターオーシャンシリーズについて軽くまとめておきたい。スターオーシャンシリーズは、1996年にスーパーファミコンで発売された第一作を皮切りに、最新作である本作までの計6作と、いくつかの派生作品のある、RPGシリーズで

          スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE 宇宙を舞台に描かれた進化の物語

          AI:ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ 虚構と現実の狭間で

          『 AI:ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ(以下AI2)』をクリアしたので、レビューを書こうと思う。今作は前作にあたる『AI:ソムニウム ファイル(以下AI1)』の正当な続編であり、AI1エンディングの直後にあたる過去パートと、6年後にあたる現在パートがある。この二つの時代で起こった共通の事件を二人の主人公の視点から捜査し、解決するミステリーAVGとなっている。レビューの性質上、多少ネタバレをすることになるので、その点はご容赦願いたい。 ストーリー:一見正統派

          AI:ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ 虚構と現実の狭間で

          ソウルハッカーズ2レビュー AIは夢を見るか?

           ソウルハッカーズ2をつい先日クリアしたので、早速レビューを書きたいと思う。最も、自分の感想はすでにネット上で認知されているそれと大差ない。すなわち、「いい部分もあるが、トータルでは微妙。ソウルハッカーズの続編を名乗るには力不足。」といった所だ。というわけで、今回はあまり好意的なレビューにならないことを前もって断っておく。 世界観は良いが、全体的に薄味なストーリー まずストーリーについて。ざっくりと解説すると、世界の終わりを予見したAionによって遣わされたエージェント・リ

          ソウルハッカーズ2レビュー AIは夢を見るか?

          AI:ソムニウムファイル 優等生的なAVGなのだが、どこか物足りない。

           スパイク・チュンソフトより発売されたAVG、AI:ソムニウム ファイルをクリアした。全体の感想としてはタイトル通りなのだが、なぜそう思ったかを中心に書いていきたい。当然ながらネタバレしていくので、閲覧は自己責任でお願いします。  AVGの定義について まず最初に断っておくと、今作は「逆転裁判」や「ダンガンロンパ」のようないわゆる推理AVGではない。一応、作中の手がかりから推理を行い、容疑者と対峙する場面はあるが、推理を間違えてもノーペナルティでやり直せる。ゲームとして推理

          AI:ソムニウムファイル 優等生的なAVGなのだが、どこか物足りない。