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北の旅人 2022春 DAY3-3 天と地と

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中札内美術村

大満足した六花の森を出て、5分ほど移動。
到着したのは中札内美術村です。六花亭アートヴィレッジとして六花の森とセットで運営されている施設。

十勝らしい景色に映える彫刻

15時閉館で到着が14時過ぎだったため全てを回ることはできず「北の大地美術館」と「相原求一朗美術館」の2箇所をじっくり鑑賞しました。

北の大地の美術館

自画像公募展「二十歳の輪郭」の応募作品が展示され、内面を見つめ描いた力作が壁一面に並びます。

森の風景を額で切り取ったような窓。これだけで一つの作品のようであり、新緑の時期は圧巻の風景だと思います。

続いて「相原求一朗美術館」。建物は帯広市内で最も古い銭湯だった帯広湯を移築したもので、趣のある佇まいです。

相原求一朗美術館

深田久弥著『日本百名山』のうちの10座は北海道の山なのですが、その10座をそれぞれ描いた「北の十名山」のほか、フランスを中心にヨーロッパの風景を題材とした作品などが展示されています。
北海道の厳しい自然を描かれた方。油絵の筆づかいで、北海道の原野や漁村の冬の物寂しい雰囲気をこれでもかというほど高い解像度で描かれていて、
北海道に住んでいることを心から肯定したくなるような作品群でした。

作品群の一つ、冬の幸福駅を描いた絵が圧巻であったことから急遽行ってみたくなり、帯広への帰路の途中に寄ってみました。

幸福駅

中札内から帯広へ戻る途中、とかち帯広空港最寄りの「幸福IC」でバイパスを降りるとすぐのところにある幸福駅。
元々は国鉄広尾線の駅。昭和の時代、少し北側にある愛国駅からここ幸福駅行きの切符が「愛の国から幸福へ」のキャッチフレーズとともに一大ブームになって以来、十勝を代表する観光スポットになっています。

駅舎跡


どこか懐かしい車両内

幸福駅散策を終え、畜大へ戻ります。オンラインでしょっちゅう連絡を取っているとはいえ、遠方の友人と対面で会う機会は貴重です。帰路、しっしーの好きなアジカンを流しながら帯広広尾道を北へ走っている時間がたまらなくかけがえのないひとときだったなあ。

道東旅行を終えて

しっしーと畜大で別れ、残りは道東道経由で休み休み伊達へと帰ってきました。2泊3日、短い期間ではありましたが道東のスケール感に圧倒されっぱなしでした。今まで何度も来ていますが、家族旅行や部活の遠征とは違って今回は自分一人だったので一層そう思うのかもしれませんが。

同時に、無意識のうちに訪れた土地を胆振や道南と比較している自分がいました。正直道東と比較すると道南って地味だなあと思ってしまっていて。
地味な分、道南には居心地の良さを感じるのですがそれが地元だからなのか道南の魅力から来るものなのかはまだ分からずにいます。
「道南」という言葉は意味が広すぎるとしても、
皆さんが思う道南の良さって何ですか?
じっくり語り合ってみたいテーマです。

道東のスケール感は別格だ

当初はもっとゆっくり綴る予定でしたが、どこかで現実に早く戻りきらなくては…との思いから駆け足になりました。GW明けからすぐに卒研の日々に復帰し、8月までは忙しい毎日が続きます。土日に1泊くらいの軽い山行をいくつかこなすとは思いますが、長旅はお盆以降までありません。次の長旅を楽しみにじっくりと日常に入り浸り、卒研を納得いくものに仕上げます。

北海道太平洋側を走り続けた今回、「北の旅人」の歌詞の通り、
「たどりついたら岬のはずれ」な風景を多く味わえたかと思います笑。
素晴らしい出会いにも数多く恵まれました。
「北の旅人 2022夏」の行き先はどこになるのか、はたまた現在計画中の本州編いくつかがついに動き出すのか…!?
これからの旅も楽しみです。

今回も最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました!


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