渡邉文隆

寄付募集(ファンドレイジング)の実務・アドバイス・調査研究に従事。二児の父。世の中のた…

渡邉文隆

寄付募集(ファンドレイジング)の実務・アドバイス・調査研究に従事。二児の父。世の中のためにがんばる人や、寄付をする人がしあわせな人生を歩めるような世の中になったらいいなと思っています。 信州大学社会基盤研究所 特任講師も兼務しています。

最近の記事

弟・雅弘が他界しました

約1年半、癌で闘病中だった弟の雅弘が4/25に安らかに旅立ちました。 状況については、弟の奥さん、友里さんが記載くださっているのでご覧ください。 https://www.facebook.com/masahiro.girasoul/posts/pfbid0CvSYrmo21GvmBAEgHBFkasX8zh2inuhmxPxXJBP7dygJTHKCnLJHyRqv4o8ssawdl もし、5/1の通夜にお越しくださる方は、下記リンクからご確認ください。 https:

    • academist #4 過去20年間の反省と現在の戦略:そうだ「漁船」だ!

      (この記事は,現在実施中の月額支援型クラウドファンディングのサイトに投稿したものと同じです.今後1年くらいはnoteでなく下記ページで発信しますので,よければご覧ください) https://academist-cf.com/fanclubs/274/progresses/2278?lang=ja#documentBody こんばんは,academist prize第2期生として研究活動を行っている,渡邉文隆と申します. 京都大学大学院 経営管理教育部 経営科学専攻 博士後

      • 寄付を科学的に考えたい方のために:6-7月の登壇情報

        今後,登壇する機会が多くありますため,まとめのページを作成することにしました.なんと全てオンラインです.時代は変わりました. いずれも,私が大学院で行っております寄付研究を少しずつ報告するもので,寄付を科学的に考えたい方におすすめです. 準備のためにてんてこ舞いであるにも関わらず風邪をひいております. 皆様もお体にお気をつけて・・・. 全国レガシーギフト協会 第14回遺贈寄付サロン(6/17) ↑こちらは,少人数での寄付募集スタートに関心のある方,遺贈寄付に関心のある

        • 非営利組織のマーケティング・ファンドレイジング研究を考える勉強会を開催します

          マーケティングを、世のため人のために使えたらいいなあ・・・ と思ったこと、ありませんでしょうか。 よく考えたら、民間企業だけでなく、非営利組織(省庁・自治体・大学・病院・美術館・図書館・NPO等)にも、「マーケティング」が必要な気がする・・・。 と感じたこと、ありませんか? 実は、そんなことを専門的に考えている学問分野があります。 ソーシャルマーケティングとか、非営利組織マーケティングといった分野です。 私が取り組んでいるファンドレイジング(寄付募集)研究も、その

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        • academist #4 過去20年間の反省と現在の戦略:そうだ「漁船」だ!

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          社会の全員がラクになる―「カーブカット効果」のこと

          スタンフォード大学が出しているStanford Social Innovation Review(SSIR)という素晴らしい雑誌がありまして、今度その日本語版が出るそうです。 https://ssir-j.org/ 日本版では、コミュニティを大事にして運営するそうで、コミュニティづくりのトライアルセッション(参加無料)が2021年6月30日の夜にオンラインで開かれます。 そのセッションに、「読者の代理人」のひとりとして登壇させていただくことになりました。 https:

          社会の全員がラクになる―「カーブカット効果」のこと

          NPOに関わってきた20年の反省とこれから

          はじめまして、渡邉文隆と申します。 非営利組織への寄付を募集することを専門にする、ファンドレイザーという仕事をしています。 私は大学に入学した2000年から、あしなが育英会というNPOで、ファンドレイジング(寄付募集)等の活動にボランティアとして携わりはじめました。 就職してついた仕事はマーケティングだったので、仕事で覚えたマーケティングのノウハウを、NPOでの活動に活かす、ということをライフワークとしてきました。 かれこれ、20年近く、寄付に関する活動や仕事をしてい

          NPOに関わってきた20年の反省とこれから

          2020年度を振り返る

          本当にすさまじい年度でしたよね。 生きているだけで、十分だと感じます。 こんな大変な時代ですが、結婚したという友達が2組、それと出産の報告があって、本当にうれしかったです。 今年度の最後に、少し1年間を振り返ろうと思います。 研究2020年4月に入学した大学院博士後期課程は、自分の内面に劇的な変化をもたらしました。数年かかってもわからなかったことが、次々とわかっていくのは本当に不思議でした。 1本目の論文を英語でひとまず9割がた書き上げ、これから投稿というところです

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          好奇心と善意をつなぐ

          久しぶりに、本当に多くの人の目に触れてほしい文章に出会いましたので、ひとまずシェアしたいと思います。 好奇心を原動力とする研究の可能性を非常にクリアに論じている文章です。 https://jaas.group/%e5%a5%bd%e5%a5%87%e5%bf%83%e3%82%92%e5%8e%9f%e5%8b%95%e5%8a%9b%e3%81%a8%e3%81%99%e3%82%8b%e7%a0%94%e7%a9%b6/ ちょっとだけ引用しますね。 「次の科学的革

          好奇心と善意をつなぐ

          iPS細胞の研究開発をささえるいろいろな仕事

          #はたらくってなんだろう というタグで何かを書いてみようと思います。 私は現在、公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団(以下、iPS財団)という組織で働いています。 「iPS細胞の研究者なんですか?」と聞かれることもありますが、そうではありません。 私はもともと、民間企業でマーケティングをやっていた者です。 なぜ、iPS財団にマーケティング担当者が必要なのでしょうか? それは、iPS細胞の研究開発を支える仕事のうちの1つとして、「寄付を募る仕事」があるからです。

          iPS細胞の研究開発をささえるいろいろな仕事

          コロナ禍で新しい人間関係ができない...という方におすすめしたいwebサービス

          コロナ禍で在宅勤務も普通になってきて、夜の飲み会や習い事などに出なくなってしまうと、 ・最近、人に会ってない ・あたらしい知り合いや友達が増えなくて、なんだか刺激がない という方もおられるのでは?と思います。 それと、社会人になってからというもの、知り合う人が ・職場の同僚 ・取引先など仕事関係の人 に限られてしまって、職場での上下関係や、仕事の取引関係が邪魔をして、「フラットな人間関係」がつくれない・・・。 という方もいるのでは?と思います。 世の中には本

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          仕事を楽しむための10の技術

          僕は、iPS財団という職場で、マーケティングやファンドレイジング(寄付募集)という仕事をしています。 現在、勤務先のiPS財団の自分のチームで絶賛人材募集中です。 (下記の「社会連携室」の求人です) 多くの人に応募してもらいたいので、今日もこうしてnoteを書いております。 さて今日は、 どうやったら仕事は楽しくなるのか? というお題で、自分がこれまで意識してきたことを書き出してみたいと思います。 (とりあえず10コ挙げる!と決心して書き出してみました) 「10

          仕事を楽しむための10の技術

          「2つのものを結びつけて、つながりを持たせる、大切なもの」

          『キャリア上の新しいチャンスは、「弱いつながり」からもたらされる』 というようなお話を聞いたことがありますか? これは、「弱い紐帯の強さ」という言葉で知られています。 1973年にスタンフォード大学社会学部のマーク・S. グラノヴェター教授が、“The Strength of Weak Ties”という論文で発表しました。 Granovetter, M. S. (1973). The strength of weak ties. American journal of

          「2つのものを結びつけて、つながりを持たせる、大切なもの」

          寄付の魅力

          はじめまして,渡邉文隆と申します。(自己紹介は下記のブログに記載しております)今回は自分がのめりこんでいる寄付の魅力について書きます。 気づいたらえらい長い記事になってしまいました・・・。 よければ、すこしだけお時間をいただければと思います。 はじめは、寄付の「受益者」でした私は、寄付募集の活動に関わってもう20年になります。 初めて寄付を募ったのは大学1年生のころ、2000年の「あしなが学生募金」でした。 高校までは、「寄付って偽善的だな・・・」とか、「ボランティ

          寄付の魅力

          自己紹介:青森から関西へ

          現在、勤務先の私のチーム(社会連携室)で求人を出しています。 また、毎月のご寄付も募集中です。 これらを、多くの心ある人に見てもらいたいので、少しでも記事を書いて人の目に触れる機会を増やすべく、投稿しています。 さて、今回は求人とからめて、自己紹介をしたいと思います。 生まれてみて気がついたら、人よりもリンゴの木が多いと言われる青森県の弘前市という町におりました。好きなリンゴは「つがる」です。 早くに父親がガンで亡くなってしまったので、高校を出たら地元で公務員になり

          自己紹介:青森から関西へ

          大学・専門学校・病院等が寄付の募集をスタートする際の段取りとチェックリスト

          COVID-19の影響で寄付募集に取り組むことになる人のために、本記事を執筆することにしました。 (最終更新:2020年4月27日) 私は大学に入った2000年からボランティアベースであしなが学生募金等の寄付募集キャンペーンに携わり、その後企業のマーケティング担当として勤務しながら、プロボノ(専門性を活かしたボランティア)などとしてNPOの寄付募集に従事し、その後国立大学での部局基金の募集に6年半ほど携わりました。現在は、大学院博士後期課程(経営科学専攻)で寄付募集について

          大学・専門学校・病院等が寄付の募集をスタートする際の段取りとチェックリスト

          寄付についての研究を志す

          今年のテーマは「寄付を科学する」です。 と、2019年の年賀状に書いたのですが、このテーマにすっかりはまり込んでしまいました。 社会人大学院で修士号をいただいたときにあんなに苦労したのに、再度、来年4月からの再びの社会人大学院入学を目指しています。 これから、週に1回は寄付研究についてブログに投稿していくことを目指します・・!Week2です。 寄付者は、どう行動したら幸せになれるのか? ファンドレイザーは、それをどうサポートできるのか? 寄付文化が育っていない、と

          寄付についての研究を志す