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コロナ禍で新しい人間関係ができない...という方におすすめしたいwebサービス

コロナ禍で在宅勤務も普通になってきて、夜の飲み会や習い事などに出なくなってしまうと、

・最近、人に会ってない

・あたらしい知り合いや友達が増えなくて、なんだか刺激がない

という方もおられるのでは?と思います。

それと、社会人になってからというもの、知り合う人が

・職場の同僚

・取引先など仕事関係の人

に限られてしまって、職場での上下関係や、仕事の取引関係が邪魔をして、「フラットな人間関係」がつくれない・・・。

という方もいるのでは?と思います。

世の中には本当にたくさんの、いろんな人がいる、ということがnoteやtwitterやブログをやっていると実感されるわけですが、コミュニケーションの場としてのtwitterは、やり取りに対して第三者から急につっかかられるようなシーンもあり、罵詈雑言が(あふれているところには)あふれていて、あまり安全な場所という感じはしないですよね。

そんな中で、こちらのサービスは、本当におもしろくて、最近よく使っています。

私の勤務先はiPS財団という非営利組織でして、私はそこで寄付募集担当者(ファンドレイザー)として働いています。

いま私のいるチームで求人中でして、その公募に応募くださる方をふやしたくてバーチャルランチクラブを使い始めました。

専門性や職種などでタグが設定されているので、「マーケティング」のタグをつけている人にコンタクトできるかな?と思って使い始めたのでした。

当然、すぐに応募くださるような人といきなり巡り合えるとは思っていないのですが、

・上下関係や取引関係がない人と、フラットな対話ができる

・15分など短時間で話せる

・自分のまったく知らない世界の話が聞ける

ということで、これはまさにいまの時代に必要とされているサービスではないか・・・!と思っています。

細かい点ですが、

・リアルで会うのと違って、変な勧誘を受ける等のいろいろなリスクがない

・zoomとかmicrosoft teamsとか、どのツールを使うか調整しなくてよい

・おたがい「ちょっと話してみたい同士」になってから申請を出すこともできて、心の準備ができる

・タグだけでなく、twitterやfacebook、linkedinへのリンクがあって、どんな経歴の人なのか事前にわかる

・レビュー投稿がシンプルで、対話終了直後にさっと投稿できる

などの工夫が凝らされていて、さすがだ・・・!と思いました。

実は、このサービスをつくった方(!)ともこのサービスを使って話すことができ、「フラットな出会いを実現する」という考えにとても共感しました。

社会が「割れていく」時代に

いきなり重い話になるのですが、近年、社会はどんどん分断されていっているように見えます。

・右翼/左翼といったレッテルをつけあう「思想」の壁

・貧富の格差による壁

・感染症による国境の壁

・知識の有無によるリテラシーの壁

・都市と地方の壁

・「社会的規範への従順さの違い」による壁

・蛸壺化するソーシャルメディアによる壁

など。

社会が「分断される」というよりは、「割れる」といった方が良いかもしれません。

皮肉なことなのですが、人々がTwitterやFacebookなどで無料でたくさんの人とつながってコミュニケーションを取れる時代なのに、人が感じる劣等感や孤独感はますます深まっているように思われます。

こちらの記事は、そのような社会の様子を切り取った鋭い文章で、非常に納得して読みました。

私がなぜ、「フラットな出会い」に関心があるかというと、人は「見知らぬ他者と出会う」ことで、人をそれぞれの割れた狭い世界に閉じこもらせる力に抗えると思うからです。

そんな出会いを通じて新しい人間関係をつくりたい人には、すごくおすすめできるwebサービスだと思います。

Fundraising is openness.

最後に、私の仕事である、寄付の話をすこしさせてください。

以前、サンフランシスコのある研究所に出張したことがあって、そこのファンドレイジング部門長と話していました。

せっかくなので、

「ファンドレイジングをする上で大切にしていることって何ですか?」

と聞いてみました。そうしたら、こんなことを言われました。

『ファンドレイジングで大切なのは、「オープンであること」です』

その時は正直なところ、あまり意味がわかりませんでした。

戦略とか、分析とかが出てくるならまだしも、なんだか意外な単語が出てきたな、という感想を持った記憶があります。

しかし、バーチャルランチクラブで何人かの方々とちょっとした会話をさせていただいて(あまり根拠はありませんが)感じたのは、

・「心をひらいて人とフラットに対話する」ということは大切だし、練習が必要なことかもしれない

・ファンドレイザーは、何よりもまず「心をひらいて、人とフラットに対話する」ということから始めた方が良いのかもしれない

ということでした。

このあたりはまだ良く整理ができていないので、見知らぬ人と話す練習を重ねながら、考えていきたいと思います。

「その練習に付き合ってやろう」という方、よければ下記からアクセスしてみてください。

また、iPS財団のファンドレイザー公募に関心のある方は、下記ページの「社会連携室」の求人をご覧ください!

まだ見たことも話したこともない誰かと出会えることが楽しみです。

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