見出し画像

ジョーカーを見るためにカモンカモンを先に見る

ジョーカーを見ると多分ホアキン・フェニックスのことを嫌いになりそうだなというセンサーがびんびんに弾けとんできたので、全く知らないカモンカモンを見ることにしました。ヘッダ画像をお借りしています。

カモンカモンには、「ジョーカー後」のホアキン・フェニックスが出ている。俳優をしてそのような分け方をする向きをぼくは嫌うが、ぼく自身これを書いた時点でジョーカー見てないんで許してくれたら嬉しいなと思う次第


ガキの方(ほう)、黙ってくだ!w

ぼくは物語の悪役を額面通りそのまま嫌いになるので、ジョーカーにもそれが適用されよう。ぼくの中にあるだろうよくわからんセンサーは、そんなことでホアキン・フェニックスを嫌いになるなんて大いに機会損失であると告げている。そしてそれはおそらく正しいのだ(再度書きますがこれ書いてる時点でダークナイトは見たけどジョーカー見てないので)。

結論から述べるとガキがでてくる映画は向いてないんだろうなと思いながらも、示唆に富む……なんて普通の感想なのだろう、そのような映画でした。

ホアキンを欠片も嫌いになることはなかった。結果的にガキも浅井健一をまんまガキにしたみてえな透明感だなとか思いながら見たらそれなりの意味合いがあった気がする。そういえば天パのガキが出てくるといいますかメイン張る映画見たのって初めてレベルなんちゃうかと思った。天パのガキが出てくる映画があれば知りたい。もちろん天パのガキに何かしらのへきがあるわけではない。ガッキにはすべからく興味がわかないようにぼくの身体はできている。理由などわからない。この先どうなるのかもわからない。どんなに有名といいますか好きな演技者が出ていても、子供向け映画は見れなかったことに何かしらの悔い……悔いはガチでないのだがここにアウトプットして忘れようと思う。

これでジョーカーを見る準備は万端である。つまりぼくはこの時点でまだジョーカーをみていないながらジョーカー後のホアキン・フェニックスに出会った稀有な経験を───あくまで自分の物差しにおいては稀有な経験を──していることになる。

ガキがでてくる映画とは当該ガッキに振り回される内容となっている事が多い。当該ガッキに「映画をはじめフィクションな物語では、全員例外なくお金もらってそのような決まった役回りを演じているのは承知の上で、自分にそのように乱暴に振る舞う権利があるとなぜ思っているのだ?」という感情を抱いてしまうためぼくは見ないほうがよいと思うわけです。

面倒なので当時書いた文は貼りませんが(見る必要はないとは思いますが、見ようと思えば検索や下段のリンク内にあるはずです)、ものすごくうるさくてどうたら近いみたいな映画もまさにそれだった。トムハンが出るから見るか……と思ったら速攻で死なれてしまった。

9歳児を持つ体験価値

ものすごくうるさくて~が人気があったのかどうかはぼくはその当時死んでいたので知らないが、カモンカモンになにかものすごくうるさくて~にない体験価値があるかといえばあり、それは「もし急に9歳児を持つことになったら」のシミュレーションができるあたりにある。ものすごく~に比べて正常な9歳児かといえば以下の通りそれには疑問が残るものではあるが……

ぼくはカモンカモンのホアキン・フェニックスじゃない方つまりガキの方について、5~6歳かなと思っていたが9歳という設定だったと劇中で知りまんまと絶望感に浸された。つまり5~6歳ならこれぐらいうざくて仕方ねえのかもなと思ってたらその3年後も似たようなウザさにつきあわされんのか……という事実が判明したためです。

でも子育てとはそれが終わったら次はさて本格的な反抗期が来、ませたガキによっては別のガキを孕ませたりするのかも知れない。じゃなくても受験に落ちたり借金地獄を負ったりするのかも知れない。地獄の次にさらなる地獄が待つ。もはやこの時点で、「ホアキンに同情するという感性を養うために、この映画を選んだ」という目的は達成、意味は存分にあったので当初の思いは大いに成し遂げられたといってよい。

しかしながらこの映画自体は決して悪いものではないんスよね。ぼくはこの前にドリームキャッチャーとオクジャという映画を見たのだが、そっちの感想を書くのではなくカモンカモンにきた、ということはそちら2つよりも心に残るものがあったという証左なのだろう。左記の2つは見世物感がたしかに強いと思う。ドリームキャッチャーの感想書いてるかも知れないけど忘れてるのもすごい。

明日はカモンカモンの体験価値としてより多くの内容について紹介する。この映画ではたくさんの俳優ではないと思われる子供にインタビューするシーンがさらに多分に含まれるのだが、これが違和感なく演技じゃないものであるところが自然に思えるという感じが特筆すべき点であり、その後もホアキンとガキ(俳優の方の)たちは普通に演技を続けるシーンと交互にそれが見れるのだが、製品として問題がない。ぼくはそんな映画初めて見た。

この記事が参加している募集

おすすめ名作映画

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?