オデッセイはキウェ学
昨日オデッセイの感想を書いてキウェテル・イジョフォーを褒めちぎった。ヘッダ画像を有志の方からお借りしていることをお知らせしないわけにはいかない。
転生して無双(あんま好きじゃない表現だ)する系に喩えたが、たまたま生物学に精通してたからその場で急遽メリケン製ルーンファクトリーを始められた。じゃなかったらあのVlog自体が成立しなかった。
キウェテル・イジョフォーはどっぷりした風体をしていて誰だっけ?冤罪を打ち返す黒人弁護士の話……黒い司法でしたっけ?の成功したアフリカンアメリカンの感じがあるが、キウェテル自身には失礼かもしれないがぼくが抱いてしまったイメージはやはりチャドウィック・ボーズマンがでっぷりしたみたいな感じだった。
チャドの映画がどーんと公開されまくったのがチャドの死後である2020前後であり、オデッセイはそのかなり前であることを考えるとこれは何の根拠もなく理論的に身も蓋もないんだが、チャドはチャドでやっていた1%の裁判で勝つあの映画のとき見せた正義感……そしてぼくが最後に見ることになったチャドのキングのメッセージにある正義感というには凄まじく重い感情に通底するものがあると思った。
チャドとキウェテルどちらのキャリアが長短だのいうつもりはなく、単にぼくのいつもの黒人映画が無条件になぜか見たくなってしまうあれでしかないのだが。
なんたってNASAの次期TOPも狙えそうな役回りだ。キウェテル(ビンセント)がいなければマークが生きている結果は吸い上げられただろうか。もっとも一番かわいそうなのが所長の同期みたいなフライト部門で一番偉い彼(名前忘れた)であり、クルーを危険な目に合わせた罪(ざい)でこのあとやめさせられるっぽいことがあまりにも恐ろしい。アメリカ社会を呪う。
チャドっぽいから、という理由でキウェテルを好く行為それ自体もキウェテルに失礼である。しかもぼくはテイカーズとか、チャドもでてたファイブブラッズにもキウェテルがでてたと勘違いしてしまってたが、イドリス・エルバとかデルロイ・リンドーにバーターみたいなイメージが勝手にあり(本当にひどい)、それが後々見たアメリカン・ギャングスタとかにも適用されてしまった。
つまりぼくは今にして初めて、かつて「気ウェTEL:」という程度にしか認識できていなかったこの外国人に対し、キウェテル・イジョフォーと認識できたということになる。恥ずかしながらぼくのキウェテル・イジョフォー学がこれから始まっていく。