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Windmill,Windmill 街は街だ

ぼくはいわゆる忙しい自慢みたいなことをする趣味はないと断っておきたいのですが、昨日も今日もやらなきゃいけないことがあり、それなのにその手をいささか止めなければならない事態に陥り困っています。ヘッダ画像をお借りしています。

それは昨日はラ・ラ・ランドを見てしまいその感想が書きたいのと、Coachella Valley Music and Arts Festivalというのを前述の作業中に見てしまい、完全に手が止まってしまったことにある。そして購読している冊子も読まないといけなくて、もはや何から手を付ければいいのかわからない。

Coachellaにはなんかアコギ弾いてるおっちゃんがいたんですね。牧歌的で良いと思った。するとそのおっちゃんがGorillazのOn Melancholy Hillを唄った。

この時点でまだぼくは「あ、Gorillazの中でもチルアウト系がカヴァーされるんだな、いいカントリーイベントじゃないの。見直したぜCoachella!」と余りにも上から目線かつ失礼な物言いをしていた。デーモン・アルバーンの声は些かROCKと離れているとぼくは思う。

するとまたしてもGorillazの歌が唄われた。KIDS with GUNSです。何が起きた?と思う。ぼくは牧歌的カントリーイヴェントを見ていたのではなかったのか?

果たしてそれは本物のGorillazだった。それまでのぼくを恥じるほかなかった。CoachellaはCoachella、町はただの町だ、と思っていたのです。この町は町だという日本語がなぜか最近やたらしっくりくるので使ってしまう。出典はMarine gamesというゲーム開発プロジェクトにある。

まさにCoachellaを舐めていた。町でしかないと。牧歌的だと。まさかフルメンバーのGorillazがそこにいたとは気づけなかった。だってどの歌も知っていた。ぼくはGorillazが青春の中にあり、そのリバイバルはさらに何度も来たため余計そのような思い入れが出来てしまった。

黒人でドレッドのベーシストがかっこいい。黒人のゴスペルガールたちが余りにもセクシーだった。そしてfeelGoodincを歌う本物のラッパーが登場した時ぼくは半笑いで泣きそうになった。今までどんなオフィシャルな映像でも、ついぞfeelGoodincのステージ再現なんて観ることがかなわなかったのに、それがふとした瞬間に目の前に現れた。何も手につかなくなる。

関係ないんですがこの場にはWeezerがぼくらが生まれる前の歌であるAfricaをカバーするような雰囲気が似合う。つまりWeezerにコーチェラでAfricaを歌って欲しいということです。

feelGoodincのフルメンバーとは言いましたが、リアルタイムに情報を確かめたわけではなかった。そんなことしてたら目の前の芸能が過ぎ去ってしまう、みすみす逃してしまう愚挙こそないという理由もあるが、feelGoodincのCD音源ではラッパーの高笑いから歌が始まります。

黒人ラッパー2人が異様なテンションで掛け合いを始めた事に、ぼくは何かしらのポジティブな違和感を抱き始めたんだけど、対の黒人が客席に大して「静かに!」のポーズを始めた瞬間に半ば確信に変わった。

CDとまったく同じあの声で笑ったんです。


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中村風景
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