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Felonの感想(何がプリズン・サバイブだ)

以前モーガン・フリーマンが主演のひとりであるゴーイング・イン・スタイルについて、ゴミみてえな邦題をつけんなと言いましたがそれと似たようなことをFelonにも感じました。ヘッダ画像をお借りしています。

原題のFelonとは重罪を意味するらしい。ウィキペディアをぐぐると、といいますか普通にフェロンをGoogle検索したら強調スニペットで

重罪とは本来、有罪判決を受けた者の土地および物品の没収を伴う犯罪であり、それ以外の犯罪は軽罪と呼ばれた。

ペディ

と出てくるため多分英語圏の方々から観てもその感覚が適当なのでしょう。

で別にFelonの主役が受ける罰は重罪でもなんでもないわけです。だからこの原題におけるFelonとは「収監されたという事実を持っている野郎にもかかわらず所内で犯罪を重ねる行為」的なニュアンスが強いんじゃねえか……と思ったんですが多分ぼくの理解のしかたは違うように思える。

ともあれFelonはプリズンでサバイブするだけの映画と思って見ると、ちょっともったいない気がするんですよね。なんか日本では公開されなかったらしいんですが、簡単に人が死ぬからでしょうか?あるいは「殺害されフェイス」がやたらリアルだから?

余談ですがぼくはグロテスクなものは苦手です。切断面とかマジでやめてくれよ……と思う。これはいわゆる物理的なグロだと思うんですが、一方で精神的なグロもあると思う。それは死んだ人の顔とかを精巧に描写することが含まれるんですが、よっぽど普段の生活でもしそうな表情で死んでるところを映されるならまだいいんですが、いわゆる「死んだときしかしなさそうな表情」で死んでいる描写がされることがある。ぼくはそれも苦手で見れない。

つってもFelonのそれは顔に対しても物理的打撃が与えられた結果、死ぬ時にしかしない顔+思いっきりグロいが合わさっている状態なため、いずれにせよぼくにとっては無理無理の無理でしかないんですが、責任逃れとかしたいわけじゃないけど日本てそういう感じを受け入れ難い気がする。だから日本でオンエアされなかったんだろうか。

プリズンでサバイブするだけの映画だと思って観たらもったいないのは仲間たちの存在といいますかW主役的な乗りがあるからです。序盤の主役が一向にかっこ悪くて、ほんとに2009年製か?と思わされるような80年代と言われても安心できそうなくそださ髪型をしている。それでほとんど冤罪で務所にぶちこまれるんだから悲惨極まりない。

そこで映画見るのをやめちゃうと結構もったいない気がする。主役のスティーブン・ドーフは次第に丸刈りになったりしてベン・アフレックとかブラピ辺りが見せそうな野生の眼光で敵と戦い始めるんだけど、そこからが好きです。どんなに好きなのかはまた書きます。

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