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【まだ長文メール書いてるの?】日本人の知らない世界のビジネス常識3つ

海外のクライアントから仕事を請け負い、国内外91都市を転々としながら仕事をしてきたジュリアです。

2017年頃から私は欧州の会社と契約をさせて頂き、海外のウェブサービスを日本に上陸させるお手伝いをさせていただいてきたのですが、その中で気づいた、日本と海外のワークカルチャーの違いについて今回は紹介していこうと思います。

1. メールは短ければ短いほどいい

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海外の人と仕事をしていて驚くのはメールがめちゃくちゃシンプルなこと!日本でも「メールは簡潔に!」とか言われたりすることがありますが、それでも日本人の書くメールはだいぶ恭しいです。

日本企業とやりとりをする際にメールのマナーといえば、

■ 会社名
■ 役職
■ 名前
■ お世話になっております
■ 要件
■ 何卒宜しくお願い申し上げます

この構成は最低限必要不可欠ですよね? 海外のクライアントと仕事をしていると、さすがに最初のやりとりではありませんが、何度もやりとりしている相手には要件1文のみってあるあるです。

最初は私も慣れませんでしたが、限られた仕事時間の中できるだけメールを読む手間や時間を減らしてあげることがマナーと理解した時から、一文で返すことができるようになりました。と入ってもまだ、Hi! XXXX くらいは入れてしまいますが・・・。

また日本語のメールは

ご参考になれば幸いです。
またご不明点などございましたらお知らせください。

このように1文1文改行したりしますよね?

I have a new project you could be interested in. I'm attaching you here the briefing Would you be able to do as requested by briefing? When do you think is the earliest you could manage to deliver?

英語のメールはひとつのパラグラフを改行したりはしません。改行が多い日本式のメールはバッドマナーになってしまうことも。

2. クライアントの評価をする

という言葉もあるように、サービス提供者は下手にでることが多いですが、欧米はサービスを提供する側も受ける側も平等という意識がありますよね?

私が驚いたのはプロジェクトのクールが終わった時に、クライアントに我々の評価を送ってほしいと言われたことです。

今でこそクラウドソーシングなどでは相互評価機能がありますが、クライアントが発注先を評価するということは当たり前にありますが、逆というのは日本企業ではなかなかないのでは?

お互いに評価のチャンスがあることで、下請けいじめのようなことが起こりにくく、改善点などもはっきりすればお互い気持ちよく仕事ができるので、とてもいい文化だと思いました。

なぜ日本はお客に媚びる文化があり、欧米は対等なんですかね?歴史的な背景が知りたいところです。

3.日本人だけがめちゃめちゃ働いてる訳でもない

例えば欧州の企業、というとバカンスがあって休みが長く、あまり働いていないなんていうイメージはありませんか?私が海外の企業と働いて驚いたのは、日本はめちゃくちゃ公休が多いということ。3連休とかしょっちゅうありますよね!?私の関わっているプロジェクトはグローバルチームなので公休などは誰もとっている様子はありません。

さらに欧米といえばクリスマス休暇が長いイメージもありますよね?しかし31日のニューイヤーズイブから正月三ヶ日まで休暇という国は基本的に日本だけだと思います。私は2020年1月1日から仕事に追われていました。またクリスマスを大切にする欧州ですが、クライアントが休暇をとっていたのも25日だけ。休暇がほとんどないせいか、師走で忙しい、みたいなことも起こりません。

何を言いたいかというと、日本人は働きすぎと思っている人が多いかもしれませんが、海外の人々も結構働いています。ただ休暇を取るときはまとまって取るだけ。オーストラリアで出会った医療関係に勤務している女性は、4年間1日も休まずに働いて、ようやく2ヶ月の休暇を獲得したと言っていました。

以上が私が感じた日本と海外のワークカルチャーの違いでした。独立してワーケーション・デジタルノマドをやっていきたいという方は、今後海外の仕事をする機会もあるかと思うのでぜひ参考にしていただければ嬉しいです。


photo via Helena Lopes


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