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カフェインと筋トレ

今回は
 トレーニングとサプリメント
 について国際栄養スポーツ学会が2018年にupdateした
 最新のエビデンスについての報告です。

このレビューでは
 サプリメントを
 エビデンスA 明らかに安全で効果の有効性がある
 エビデンスB 限定的な効果の有効性がある
 エビデンスC 効果や安全性の裏付けがない
 この3つにわけて紹介しています。

この中で エビデンスAに含まれているのが 
<筋肥大>・Protein、EAA、HMB、Creatinの4種類 
<パフォーマンス向上>・Caffein、炭水化物、Creatinなどの6種類  


このカテゴリーAは
 現時点では『安全で』、『効果がある』
 なので知っておいて損はないですね。
 プロテインについてはすごく有名ですが
 他にも同じくらい効果があるものが
 多数あります。

そもそも
 サプリは補助という意味です
 まずは基本の食事が一番重要です。
 食事では入手できないものを
 補うことがサプリの目的です。

その中でも運動能力に影響を与える可能性のあるもの
『エルゴジェニックエイド』
といいます。


まず最初に
 2013年~2018年にかけて陸上の国際大会に出場した
 日本人アスリートのサプリメントの使用率について
 まとめたものをお知らせします。


一番使用率が高かったのは
 男女ともにアミノ酸で、使用率は約半数の49%でした。
 アミノ酸を摂取できるサプリメントはBCAAやEAAなどが
 有名です。
 筋トレをしているとプロテインに目が行きがちですが
 アスリートの使用率は17.8%に留まりました。

身体づくりのプロである
 アスリートの中でも、日本代表として活躍している
 アスリートが使用しているサプリメントを理解する事で
 私たちのトレーニングに活かすこともできます。

また
 アスリートの中でも
 有酸素系種目の筋持久力を必要とする長距離ランナー
 無酸素系種目で最大筋力を必要とする短距離走や
                  投的種目
 サプリメントの使用率が異なる事は
 より詳しくアドバイスをする際にも役立ちますね。

次からは
 エビデンスAに含まれるサプリメントの中から
 いわゆる
 『エルゴジェニックエイド(Ergogenic Aids)』
 である
 カフェイン
 その摂取効果や正しい摂取量は?? 
 エビデンスのある研究結果の報告をしていきます。

カフェインは直接筋肉に作用するのではなく、脳で分泌される神経伝達物質(アデノシン) の
ブレーキが効かないように働き ドーパミンが活性化される事で効果を得られるようです。

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