大人になると自分が思春期だった時のことを忘れてしまう
こんにちは!
今日の内容ですが、「大人になると自分が思春期だった時のことを忘れてしまうよね?」「だから子どもが思春期になり悩んでいる時も、大人にされて嫌だった時のことを今やってしまっている大人もいるよね?」というお話です。
年齢を重ねるにつれ、過去の記憶は美化され、忘れ、いろいろな経験と知識を得て子どもの頃よりある種ズルく、ある種賢くなっていくと思います。
そんな中で、自分が子どもだった時、特に思春期だった時の事を覚えている方はどのくらいいらっしゃいますでしょうか?
私は元々不登校でしたので、自分が不登校だった時どんな気持ちだったかな?どんなことに悩んでいたかな?どんなことが怖くどんなことに喜びを見出していたかな?と考える時がよくあります。
しかし、思春期の子と話をしたり学ぶ中で、驚かされることや忘れてしまっていることがあり、日々反省しています。
余談ですが、私は中学生(不登校になって寮に入って)から高校卒業まで自分の気持ちの整理のために日記を書いていました。
そのノートをまだ持っているのですが、たまに過去の記憶を思い出したくて、読み返すことがあります。過去の自分はやはりまだまだ子どもで、青い正義感がもの凄く強く、大人からみるとそんなに決めつけずに、もう少し広い視野で物事を見てみなよ!と思うこともありました。
しかし、当時の私はその青い正義感に疑いを持っていませんでしたし、狭い視野の中が全てだと思っていました。そして大人がいくら視野を広げて世界を見なよと言ったり、将来は〇〇だから✕✕をやった方が良いよ!とアドバイスをもらっても、受け入れなかったし、受け入れないだろうなと感じます。(疑ってなかったからね)
思春期の子の事を勉強したり、自分の過去の事を考えると、思春期というのは本当にカオスな時間だなと感じます。
自分の感情が自分ですら分からない・コントロールが出来ない時期であると思います。
体の変化と心の変化(脳の成長)が激しく、戸惑い本当に本当に大変な時期だなと思います。
また、行動できる範囲が広がり、「行為」としてできることも広がるのに法律や大人から禁止されていることが多いのも思春期の時期です。(例えば、タバコを吸うという「行為」は出来ますが、法律で禁止されています)
一方で子ども扱いされ、出来るのに未成年だからダメと言われる(それが子どもを守ることに繋がることもあります)。その一方で大人になれ!成長しろ!もう大人でしょ?自分で決めなさい!と言われたりします。
もしこのブログを読んでくださっている方がいれば、自分が思春期だった時の事を少しだけ考えてみていただけないでしょうか?
何に悩んでいたか、大人に言われて何が嫌だったか。誰と行動し、何に正義を感じたか。
将来のためになるからという大人の言葉より、目の前の部活や遊びに夢中になっていたのではないでしょうか?友達との何気ない会話や買い食い・飲み(自販機とかね)などが楽しくて、大人や親とつるむより、同性の友達との遊び時間の方が多かったのではないでしょうか?親と行動するのがなんだから恥ずかしくなってきたこと。同級生の何気ない言葉に深く傷付き、たまの席替えで一喜一憂した記憶を。
大人は子どもに長期的な目線で物事を見るように勧めると思います。
しかし、子どもは今この瞬間を生きています。
今しか見れない・生きられないから苦しみ、悩み、喜びを感じる。
本当に特別な時期だと思います。
(別ブログでもう少し詳しく思春期と体の成長について書きますね)
ただ、タイトル通りこの思春期の期間を大人になると忘れてしまいます。
覚えている!と思うかもしれませんが、あのぐちゃぐちゃだった気持ちは同世代の思春期の子にしか本当の意味で理解できないなと思います。
それは体の成長と心の成長(脳の成長)が途中の時期だから。その途中の時期(成長を)を大人がもう一度体験することはできません。
だから、本当の理解(その気持ちを体感する)ことは二度と出来ません。
しかし、大人が思春期の時期を思い出し、子どもに理解を示し、歩み寄ることはできると思います。
大人目線を持て!と子どもに言うのではなく、大人が子ども目線になること。子ども目線と子どもの気持ちのヒントを昔の記憶から探す努力をすることは出来ると思います。
日々忙しいと思いますが、子どもと関わる方や親御さんで、子育てや接し方に悩んでいる方は自分の記憶から心を読み解くヒントを探すのも良いかと思いますよ。
今日も最後まで読んでいただき本当に本当にありがとうございます!
皆様に何かのきっかけや有益な情報をお届けできると嬉しく思います。
ブログに書いてほしいことや元不登校に聞きたいことなどありましたら、TwitterのDMかコメントをいただけると嬉しいです。
今日も本当にありがとうございました。良い週末をお過ごしください!
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