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  • 日々のつれづれ

    30代、女、独身。理想の働き方って何だろう?生きていく上で大事なことって何だろう?色々と思うところを書きます。

最近の記事

組織構成におけるジェンダーの闇

いつも周りを女性しかいない男性がいる。

 これはモテているとかではなくて、仕事において、女性で周りを固めているというか、なぜか同性を近くに置かない経営者やプロジェクトオーナーがいる。 女兄弟の中で育ったとか、そういう発達の過程で自然と女性との方が仲良くなる、という男性も一定数いるが、そのタイプではない場合、本人が意識しているかどうかは別として、女性の方が都合よく使いやすいためにそうしている可能性がある。

 これは実際にそういう人と仕事をして気づいたことだけど、最初は

    • 明るみに出ない統計の数字

      日本の1日あたりの性犯罪発生件数:約96件。 これは警察庁が発表している資料の令和2年1月から6月の半年間の「重要犯罪」とカテゴライズされる性犯罪認知件数を合計し、さらにこれらは氷山の一角であり、報告されていないであろう未認知の件数86%分を計算して導き出した数字。 警察庁の犯罪統計資料 令和2年 1月〜6月まで file:///Users/illiilli/Downloads/r2_01-06.pdf この記事によれば、過去4回の調査で報告されたのは全体のわずか9.7

      • デジタルによって村化する社会

        インフルエンサーマーケティングやら、YouTuberやら、昔で言えばいわゆる「素人」とされていた人たちが、ネット上で影響力を持つようになって久しいが、この現象を見ていると、特にSNSによってデジタル上の世界は「ムラ」化が進んでいるなと感じる。 中国では、「信用スコア」というのが構築されているらしいけど、それと同様、人との繋がりやら誰が誰に何をしたかとか、そう言ったことがネットによって筒抜けになっている。少し前までは、実際に人に会わないと噂話や人の評判など分からないものだった

        • 仕事のコミュニケーションとデジタルツールの功罪

          なんだか最近、ほぼmessengerやslackなどのチャットツールで用事が済んでいる。というのは嘘で、遠隔が多くなってそれで十分とも言われているけど、対面でのコミュニケーションほどやりやすいことはない。特に、一概には言えないけど、日本語のようにハイコンテクストな場合、表情とか、仕草とか、空気みたいなもの、相手の言葉以外のところが何割かを占めていると思われ、そのせいでテレビ会議はやりにくいし、チャットツールでニュアンスが伝わるかわからず、結局ものすごく気疲れしてしまい、電話の

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        • 日々のつれづれ
          7本

        記事

          いろんな仕業をする生理というやつ

          大丸の生理中表示バッジが炎上し、あれは私もさすがにやりすぎって言うか、それちゃうやろ、と思ったのだけど、テレビのコメンテーターで50代以上の人が、もう少し恥じらいを持った方がいいとか言ってて、はあ?生理が恥なのか?と思うと、ジェネレーションギャップってすごいんだな、と改めて感じた。今の子は、男の人の前でも今日生理だから無理、とか平気で言っていたりするものだが。 生理になると、物忘れが激しくなるし、仕事のミスも増えるし、注意力散漫になるし、人の話の半分ぐらい入ってこない。それに

          いろんな仕業をする生理というやつ

          自分の誕生日の祝い方

          先日、有名な音楽ライターの方がお誕生日で、Facebookでお誕生日のお知らせが届いた上、次の日に、どんな誕生日を過ごしたのか、ご本人の投稿があった。奥さんに美味しいご飯をご馳走になったとか、節目のご挨拶的なことが書いてあった。 夏木マリさんは、自ら誕生日会をセッティングして、ホストとしてお祝いの日を作る、とどこかで読んだけど、そういうやり方もスマートだなと思う。 私はFacebookで自分の誕生日は公開していない。なんとなれば30代過ぎてデジタルでお祝いされても、という

          自分の誕生日の祝い方

          はしゃぐんじゃなくて、ただ見るだけの海

          この時期になると、なぜか思い出すのは、小さい頃、浜辺のテント(出店のような、骨組みと屋根だけの)の下に、家族で川の字になって、朝になるまでただ海の音を聴いていた、という思い出。 親や妹は本当に寝ていたかもしれないし、なぜそんなことになったのか(混むからバカみたいに早く潮干狩りに行ったのかもしれない)も思い出せないけど、海の潮風と波の音に包まれて、自然の中にただ寝てるだけという、静かな非日常の風景が忘れられない。 私は由比ヶ浜に代表されるような、パリピカルチャーみたいなのが

          はしゃぐんじゃなくて、ただ見るだけの海

          人体の謎と日本のイケていない性教育

          生理になると、生産性がものすごく落ちる。個人差はあると思うが、自分的にはいつもとは違うミスが増えたり、頭がぼーっとしたり、生理痛が酷い時は早退・遅刻、眠れなかったり寝すぎたりと体調も頭も全然機能しない。こういう記事が出ていても全く驚かない。 また、最近Twitterで知ったところでは、コイル状の毛細血管がブチブチっと切れる形で分厚くなった子宮内膜が剥がれるらしい。最近まで、普通に剥がれるものなのだと思っていたのに、小さい血管が一つずつブチブチ切り離されるらしい。そりゃ痛いわ

          人体の謎と日本のイケていない性教育

          「素」でいればいるほど、その人の変態度は増す

          フリーランスなので、いろんな場所を転々としながら仕事をするわけだが、そのうちの一つにいる人たちが、異様に濃くて面白い。なんだか、みんな「素が剥き出し」状態なのだ。そこで過ごすのは、まるで実家にいるような。 自分の家族というのは、他人から見ると実はちょっと変なルールを持っていたり、変な習慣があったりする。一番「素」でいる場所は、一番「自意識」という鎧をまとう必要がなく、油断し放題、ひいては、変態度の高さも自ずと高くなる。 不思議なのは、そういう人たちの中にいると、自ずと自分

          「素」でいればいるほど、その人の変態度は増す

          お店番と母の罪悪感

          京都に旅行に行った時、レコ屋街で、ある店に立ち寄った。そこは特定のジャンルのCDやLPが、5畳ぐらいの店に所狭しと並んでいるところで、そのジャンルにはあまり詳しくないものの、なんとなく面白そうなCDをお土産に購入。30代ぐらいの女性が店番をしていて、その人の子どもらしい小学生になるかならないかぐらいの女の子が、おとなしくお店の端にある、キャンプで使うような簡易的な椅子に腰かけていた。私がレジでお会計をすると、その女の子がCDの包みを渡してくれた。その日は三連休の最終日だった。

          お店番と母の罪悪感

          誰かに寄り添う想像力には限界がある

          「LGBTQの人たちを応援する」ブランドなりイベント。そういうものに関連した商品のPRをしないかと、お世話になっていた方からお話をいただいたとき、私は引っかかりを感じた。「応援する側、される側」を作ってしまうことによって、社会ににもっと溝を産むことになるのではないだろうか?もちろん、現状マイノリティの人たちがマイノリティたる理由として、圧倒的に数の力学が働いて、数字だけで不利な状況に置かれていることは自明のこととして、「応援する」、というそこに、自分が加勢するのは、良いことな

          誰かに寄り添う想像力には限界がある

          シェアオフィスに保育園がくっついていたら

          現在フリーランスとしていろんな仕事をさせてもらっている。それはとてもラッキーで、ようやく最近バランスが取れてきたなと思っている。一つは保育施設を運営する社会福祉法人で、もう一つはアメリカの家電ブランドPR、そしてもう一つが演劇の広報業務。バラバラなジャンル、と思われるかもしれないが、そうでもなく、芸術・カルチャー、音楽が軸になっている。細かいことはあえて書かないけれど、仕事を通して繋がっている人たちはみんな、形は違えどそういうものが好きな人たちだ。 体調に合わせて自分のペー

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