いろんな仕業をする生理というやつ

大丸の生理中表示バッジが炎上し、あれは私もさすがにやりすぎって言うか、それちゃうやろ、と思ったのだけど、テレビのコメンテーターで50代以上の人が、もう少し恥じらいを持った方がいいとか言ってて、はあ?生理が恥なのか?と思うと、ジェネレーションギャップってすごいんだな、と改めて感じた。今の子は、男の人の前でも今日生理だから無理、とか平気で言っていたりするものだが。
生理になると、物忘れが激しくなるし、仕事のミスも増えるし、注意力散漫になるし、人の話の半分ぐらい入ってこない。それに、睡眠不足になるから朝決まった時間に起きれないし、昼まで寝てるなんてこともある。ずっと眠いし、生理前は風邪みたいな状態になったり、頭痛がしたり、本当にいいことがない。そして、どこか出かけるとして、「勘」みたいなものが鈍るので、何もピンとこない。アンテナがぶっ壊れた状態になり、いつもならこの人は、とか、これは、とか、仕事にせよプライベートにせよ、役に立ちそうなもの、これから何かしら関係しておくと良いなとかピンと来る感覚が完全に鈍化する。それぐらい生理というやつは私の判断力やら第六感的なものやらをことごとく働かなくさせるのだ。と言っても男の人にはわかんないだろうなあ…。
そして、それまでの習慣も中断してしまうことが多い。例えば、運動とかヨガとか、お腹が痛いからやめておこうとか、無理せず休もうとか思うと、そこでせっかくの習慣が途絶えてしまって、ズルズルそのまま、なんてこともある。生理を境に恋を辞めようとか、あの人を忘れようとか、色々捨てるものもある。うまくいくときも、いかない時もある。
最近はそれこそ、バイオリズムに寄り添った製品を出しているブランドが増えていて、それはそれで良いんだけど、結局のところ、根本的な気分や体の不調がなくならないことには、苦しいまま。フリーランスならある程度、仕事量をコントロールできるけど、普通のお勤めの人は大変だよなあ、と思ってしまう。みんな休めばいいし、生産性が上がらない時に無理に頑張ってもしかたない。それをみんなが許容できるようになることが一番大事な気がする。

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