クレール・ドゥニ『美しき仕事』を見て
映画の話をする前に自分の話になるのだが、私は現在週3日だけ都内の図書館で働いている。わりと大きな図書館でスタッフの人数も多いのだが、長く勤めているベテラン層(40~50代女性)と勤続5年以内の若手層に偏っていて、中間層がほとんどいない。新人が入ってもすぐに辞めてしまう職場なのだ。思う以上に体力が必要であるということや、給料の安さがその理由としてあると思うけれど、もう一つの理由としては、ベテラン層の結束みたいなものが強くて、そこへうまく馴染めるかそうではないかというのがあるよう