OFF & ON

1/15(月)
本屋で『文學界-カフカ没後100年特集』を買って喫茶店で読んでいた。

1/16(火)
夜、寒くてなかなか寝付けない。
暖房は入れてるはずなのにどうしてこんなに寒いのか。
1時間ほどして、これはおかしいとなって
布団から腕だけだしてサイドテーブルの上をごそごそ探る。
リモコンをつかんで暗闇で目を凝らしてみる。

電源が入ってないじゃないか。

寒いわけだ。
1時間もがまんするんじゃなかった。
明日は5時起きなのに。
早く部屋を暖めるために風量を強めにして眠った。

明け方4時、暑くて目が覚めた。
うっすら汗ばんでいる。
掛け布団の下に敷いていたブランケットを足で追いやる。
しかし一度目が覚めるとなかなか眠れない。
眠れないけど目を瞑る。
ポエムが一つひらめいた。
そのまま5時になって布団から出た。


仕事に行って書架整理をしながらMさんと最近みた映画の話

あきかうりすまきのかれは…どんな話ですか?

男女が出会って色々あってうまくいくまで。

へえ

あ、カウリスマキはストーリーというより雰囲気を楽しむかんじです。

なるほど

MさんはNETFLIXで最近見た映画の話をしてくれた。
グレーのスーツを着たすらっとしたそんなに有名じゃない人が出ている映画と、
自分で作った推理小説に自分が巻き込まれていくみたいな話の映画だった。
タイトルは全部忘れたらしい。

1/18(木)
MさんからLINE。
映画館で『枯れ葉』を見たと言って感想が送られてきた。
律儀なひと。
カウリスマキが気に入ったみたいなので『希望のかなた』のお寿司のシーンを見てほしいと伝えておいた。

夜、お皿を洗いながら高橋源一郎の「飛ぶ教室」を聞く。
冒頭で姪御さんの結婚式の話。
ゲストは水道橋博士。

1/21(日)
久しぶりに同じバスケ部だった中学の同級生3人とごはん。
地元の中華レストランへ。
コロナ禍で会わないうちに私以外はみんなお母さんになってしまった。

子どもが生まれたら実家にたくさん甘えられるように、
今から親の手伝いをよくやっときな、とI子から諭される。
最近では私に対して結婚の話題をふってくる人はめっきりいなくなってきた中で、
私の祖母とI子だけは私が誰かと結婚して子どもを産む未来を信じているようだ。

ほふらね。

と言いながら蓮華にのせた小籠包をかじった。

その瞬間肉汁がビュッといきおいよく飛んでいった。

飛んでいった肉汁はテーブルの上で照明の光をうけてきらきらしていた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?